〈to'morrow vol.21〉出演者紹介：Ferri-Chrome

2023年5月29日 03:21

6月7日（水）に下北沢BASEMENTBARで開催する「to'morrow vol.21」。今回のイベントは「to'morrow vol.17」で一緒にやったシンガポールのBlushがフルメンバーで来日（前回はFor Tracy HydeとSobsのメンバーがサポートを務めていた）という事でまた一緒にやることに。今回も前回の「to'morrow vol.17」同様に注目を集めるシューゲイズ〜ドリームポップ〜オルタナ系統のアーティストを迎えての開催だ。

そして今回のイベントでは中々海外のアーティストを観る機会の無いティーンの人たちにもキッカケを作ってほしく、18歳以下を無料に設定しているので、ぜひこれを見た18歳以下の方はぜひ集まって欲しい。

前回はシンガポールのBlushを紹介したので、今回はBlushの公演に2連続で出演となるFerri-Chromeを紹介する。

Ferri-Chrome

Ferri-Chromeはクロゴメ（Shortcut Miffy!、Mica Flakes、ex. Sunnychar）、エウレカ（ex. For Tracy Hyde）、イワサワ（boyish）、ツチヤ（ex. Sunnychar）によるギターポップ、シューゲイズ、インディーポップを軸に鳴らす4人組バンド。

昨年の3月に『Dazzling Azure』というデビューアルバムをリリースしたバンドで、シューゲイズ系統のイベントを中心に出演していると思うのですが、個人的にはそれよりも以上にインディーポップやギターポップ系統のリスナーにも届いてほしいなと思うバンドですね。

デビューアルバムよりMVも公開されている「How Could I Feel You ?」をまずはチェックしているのですが、シューゲイズ的なギターサウンドを感じるけど、それ以上に明るい90sのギターポップを感じさせるキャッチーな楽曲になっていて、今回の対バン相手でもあるBeachside talksの「Always」にも通じる楽曲だと思うし、The Pains of Being Pure at Heart辺りのファンにもチェックしてほしいサウンド。個人的に一番好きなのがヴォーカルのメロディーにめっちゃアメリカを感じるところで、これはギターポップやシューゲイズだけでなくて、ギターロックとかもっと大きなジャンルを網羅してアメリカっぽさを超絶感じさせてると思うし、そこが僕は大好きですね。
この「Wavering Shadow」とかもギターポップやインディーポップ好きにチェックしてほしい楽曲の一つです！

逆にシューゲイズやドリームポップ系統のファンにオススメしたいのが、この「Colors Fade Away」という曲。Ride辺りを彷彿させるシューゲイズなギターサウンドが特徴的な楽曲なのですが、ヴォーカルのメロディーはシューゲイズ過ぎずに先ほど紹介した曲と変わらずに結構明るめに調整しているのが特徴の一つではないのでしょうか。

こちらの「Bloody Minded Hill」とかもDIIV辺りを感じさせる少しサーフテイストでドリーミーなギターサウンドと普段はFor Tracy Hydeのヴォーカルとして活躍しているエウレカさんのツインヴォーカルに近いコーラスも際立った楽曲でオススメ。Ferri-Chromeはフェイバリット・アーティストにexloversを挙げていて、ライブでカヴァーをしたりもしているそうなのですが、まさにexloversのように男女ヴォーカルの構成を活かしながら、楽曲に寄ってシューゲイズ〜インディーポップ〜ギターポップとスタイルを少しづづ変化させ、メロディーで一つのアルバムとしてまとめあげたのが『Dazzling Azure』だと思うので、ぜひアルバムを通してチェックしてほしいバンドですね！