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OLYMPUS Tough TG-5を使用した撮影環境


セアカオサムシ孵化観察の記事に掲載し忘れていた以下の画像を追記した。

孵化直後のセアカオサムシ幼虫

宝石のような珪砂に包まれて生まれた純白かつ半透明の異形。
その六眼りくがんや牙も含めて、まるで出会ってはいけない怪物のような雰囲気が漂っている。


当時の撮影環境は以下の通り。
撮影環境と言うにはあまりにも「その場にあったもの」で構成されすぎているので見せるのも恥ずかしいが、誰かしらの参考になるかもしれないと考え、日記ノルマを兼ねて恥を忍んで公開する。

ダイソーのガラスケース(シャーレ)に床材と卵を入れて管理。

横からライトで照らす。今回は先代のiPhoneを使用。ここはどんなライトでも良い。必要に応じて反対側からも照らす。

シャーレの蓋にそのままカメラ(OLYMPUS Tough TG-5)を乗せて、iPhoneとワイヤレス接続をする。

Twitterの老人絵文字スタンプ。
ディティールが細かくて怖すぎる


iPhoneでOLYMPUS専用アプリのOM Image Shareを起動させ、遠隔で撮影を行う。
特に孵化直後の幼虫は毎度シャッターを押す振動で驚いて動き回ってしまう可能性が高いため、この手法でないとシャッターチャンスが減ってしまう。

OM Image Shareを使用している画面


ガラスシャーレ蓋にカメラをそのまま置くことができて安定を保てるのは便利だったが、初めての試みだったために改善点も多く見られた。
もう少し床材を足して底上げをしていれば、ズームしたとしてもさらに細部まで捉えることができたものと思われる。(ただし、底上げした分だけ幼虫が床材内に避難してしまう可能性も上がるが)





初めてTG-5を購入してからすでに5年が経過していたようだ。
購入当初はとにかくマイマイカブリを観察して練習をしていたが、右も左も分からなかった。
それは今も変わらず、5年経って尚新しい機能の発見等があるので、趣味として上手く楽しめていると思う。


以下の写真はカメラを使い始めてから数日で遭遇した、3月下旬に越冬から目覚めたヒメマイマイカブリが樹液を摂食していた場面の写真だ。

今見るともう少し上手くライトを照らすことができたようにも思えるが、当時はカメラ周辺機器どころか懐中電灯すらも手に入れておらず、iPhoneのLED片手に夜間の観察や採集を行っていた。
この写真もiPhoneで照らしながらカメラ撮影をしている。

いくつかの写真は深度合成モード(ピント位置を変えた写真を複数枚撮影して自動で合成する)の最中に運良くほとんど動かないでいてくれたから収められたもので、樹液マイマイをそれで撮ろうとした際には触角を機敏に動かす様子が合成されてしまい、これまた異形の姿となった。

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