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最高にトゥースな東京ドームライブ

オードリーのオールナイトニッポンを聴き始めたのは若林さんにお子さんが生まれたのを報告する回だった。もちろんオードリーのオールナイトニッポンの存在は知っていたし、なんならあちこちオードリー、オドぜひはもっと前から毎週見ていてオードリーは好きだった。大学1年生からラジオを聴くようになってから気にはなっていたが、歴史が長くリトルトゥースの熱が強いのも知っており、聴き始めるにはハードルが高かった。そんな中で世間的にも話題となる回が放送されたとのことだったので、試しに聴いてみたのである。
もっと早く聴いておけばよかったと思うくらいめちゃくちゃ面白かった。それ以降は毎週聴くようになっていた。

2023年3月19日の朝、オードリーが東京ドームでライブするというとんでもないニュースが飛び込んできた。すぐにradikoのタイムフリーで聴いた。あんなにワクワクしたラジオを聴くのは初めてだった。聴き終えてすぐ予定表のアプリの2024年2月18日に「オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム」と入れた。
それ以降は「リアタイしておけばよかった」という悔しい思いをしないためにリアタイするようになった。(春日さんのトークゾーンで大体寝落ちしちゃうのだが。笑)古参のリトルトゥースに追いつくことはできないにしてもオールナイトニッポンJAMでなるべく過去回を聴いたり、YouTubeを全部見たり、宣伝ステッカーをパソコンに貼り、宣伝Tシャツを大学着ていったりなど楽しむ準備でできることはなるべくやった。
連続で落選する中、最後の応募で注釈付きスタンド席が当たった。とんでもない落選祭りなのは知っていたので、当たった者として残された使命は全力で楽しむことだけだった。


そして約1年前に予定表に入れた日がやってきた。
家の最寄駅の時点でリストバンドを付けたバッグを持つ人がいた。ドームが近づくにつれてリトルトゥースがだんだん増えていき、お祭りが近づいているのを感じた。水道橋から東京ドームはリトルトゥースであふれていた。のぼりで写真を撮ったり、ドームを背景に写真を撮ったり、談笑したり。全員がグッズを身に着けていて楽しそうな表情をしていた。「いや、若林さん!埋まるかなどころじゃないよ!とんでもない人気じゃねえか!」と心の中で叫んだ。


オール前座ニッポンを聴くために1時間前くらいに入場した。メインステージ、花道、センターステージというシンプルな舞台。ラジオをやるにはこれくらいで十分だというストロングスタイルさとなるべく多くのリトルトゥースを入れたいという優しさを感じるセットだった。会場に流れるMICのCMの谷口さんに笑うのが自分だけじゃないという異様さ。そうか、今日はこの規模で身内ネタをやるのか。普段は一人で聴いているラジオをこれだけの人が聴いているのかと思うと不思議な感覚になった。

サトミツさんと青銅さんがスクリーンに映され拍手喝采。いよいよ始まる。会場のボルテージが頂点に達する中、星野源さんの『おともだち』とアニメーションのVTRが流れ泣きそうになった。会場が感動的な空気になったと思ったら、まさかのトウモロコシ畑の映像。「フィールドオブドリームスじゃねえか!」と爆笑してしまった。次は春日さんによるメジャーリーグのオマージュVTR。そしてせり上がりでセンターステージにラジオブースが出現。ビタースイートサンバが流れる。(かっこよすぎる。)若林さんの登場、自転車で爆走。スター春日の堂々とした歩き方。ワクワクを裏切らないどころか超えてくる幕開けだった。

そこからはラジオだった。若林さんが言っていた2対1の構造。会場の全員が普段通りのラジオを楽しんでいた。幕間で現れるオードリーにゆかりのある人たち。ゲレンデを使ったチェ・ひろしのコーナー。春日さんが土禁にするほど大事なものに生クリーム砲。味玉がきっかけのクミさん陣営のフワちゃんVS春日さんのプロレス。華もブーイングもあった。若林さんのDJプレイ。大ドカンア―イ、スペーストルネードオ〇ニー、変態野郎。ところどころリトルトゥースなら分かる要素がちりばめられていた。
おともだち、星野源さんの登場。「久しぶりだな、東京ドーム」。個人的に楽しみにしていたMC.wakaをまさかLIGHTHOUSEでやってくれるとは。「この道」で花道を指し、「まえけんさん」で天を指し。スペシャルウィークのようなブースでの二人のトーク。なんと2曲目『Pop Virus』。「せっかくだから立ちませんか」源さんの提案、岸和田いじり。「東京ドームバージョン」「佐久間さん」といったワードで沸く会場。スマホのライトを振って一体となる美しい景色。最高だった。
しんやめのコーナー。ハガキ職人さんの名前が呼ばれたとき、自分のことじゃないのに、リトルトゥースが演出に加わったことが妙に嬉しかった。カラテカ矢部さんのメールは全員が映像を想像して爆笑してたなあ。エンディングでラジオブーストロッコで凱旋。愛のある客いじり。おひさまとして日向坂のタオルを持つおひさまは止めてくれ!と思った。と思ったら青銅さん、サトミツさんタオルを持つ日向坂メンバー。大満足でのエンディングだった。
そして、センターステージにせり上がりで38マイクの登場。アナログフィッシュの『SHOWがはじまるよ』が流れSADAさんのスーツを着た若林さん、春日歩きを忘れカス仁田になって歩く春日さん。つかみのボケを緊張して「トゥース!」にしてしまう春日さん。今から歌うからで会場がざわつく若林さん。ずっと笑いっぱなしの30分強の漫才だった。
カーテンコールではまさかの撮影OK。ファンサする貴重な若林さんをどうぞ。最後までリトルトゥース思いだった。


終わってからの余韻も楽しかった。ニュースで流される少しだけの映像を楽しんだり、Xの感想ポストを読んではいいねしたり。フワちゃんANN0、星野源ANN、不毛な議論、長屋晴子ANNX、ジャマラジ、佐久間宜行ANN0、ティモンディ決起集会、むかいの喋り方、アーバンブルーラジオ、ダレハナ、アルピーdcg、はなわチャンネルといったドームライブを語るラジオもかたっぱしから聴いた。それぞれが本編については多くは語らないのもよかった。それ以外の部分での裏話も面白かった。芸人さんエリアが終わってからしばらく感想を言い出せない雰囲気になったのすごいなあ。なにより全員が「すごかった」と称賛していたことに感動した。

ドーム後初のオードリーのオールナイトニッポンはたっぷり裏話が聞けた。と言っても普段通りただただ面白い雑談でもあった。心なしか安堵からか二人とも声のトーンが明るかったしふわふわしていたように感じた。

お祭りがほぼ終わったので一気に感想を書いてみた。一生忘れないだろうな。早く円盤化してほしいな。またいつかトゥースな二人にやってほしいな。

最高にトゥースな東京ドームライブだった!!!
これ以上の感想は思いつきません。


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