やりたいことは点だけど
こんにちは こんばんは、星野灯です。
最近、「詩とぬいぐるみを掛け合わせるって新しいね」とか
「星野さんの世界観がありますね」などと言っていただける事があります。
そう言ったお言葉はとても嬉しく励みになっています。
そこで今回は、私が新しい試みや世界観を生み出せている理由について、自分なりに考えてみようと思います。
あくまで後付けの考察です。最初から狙ってできるものではないので悪しからず。
まず、私が現在行なっている主な表現方法を挙げると
・詩を書く
塾の宿題で「詩を書いてきなさい」と言われて、書いてみたら楽しかった。
自分でも詩が書けたことが嬉しくて楽しくて
今日まで詩を書いています。
・クレヨンで絵を描く
クレヨンで動物を描いてみたら、思いの外かわいく描けたことが嬉しくて
今でもクレヨンで絵を描いています。
・ぬいぐるみを作る
小さな頃からぬいぐるみが好きで、いつか自分が思い描く理想の自分だけのぬいぐるみが欲しいと思い、作ってみたら楽しくて
今日もぬいぐるみを作っています。
これらはすべて私が好きなこと。
心からやりたい!作りたい!という衝動に駆られてやっているもの。
それぞれ楽しくて、生活を豊かにしてくれているもの。
とはいえ、この3つには一見、関連性はなさそうですよね。
それらは交わることなく、好きなこととしてありました。
あくまで点でしかないのです。
そんなある時、思いつくのです。
ミニ詩集の表紙をクレヨンで描いてみたらどうだろう。
ここで「詩×クレヨン画」がはじめて交わるわけです。
そうして出来上がったのがミニ詩集。
また、違うある時には
詩をモチーフにぬいぐるみを作ってみたら面白いのでは?
ここでは「詩×ぬいぐるみ」が交わる。
そうして、詩のぬいぐるみが誕生し、今でも作り続けていることの一つになりました。
詩という点とクレヨン画という点、
詩という点とぬいぐるみという点を繋げてみたらどうなるだろう?
と思いついたことがきっかけでした。
バラバラだった点が一つの線となったとき、唯一無二でその人らしさが詰まったものが生まれたのでしょう。
ここで大切だったのは、
いずれも「やりたいからやっている」
「楽しそうだからやってみよう」といった
心地よさや探究心が原動力であることです。
心地よさや探究心があるからこそ、好きなことを続けられるし
点と点をつなげてみたら?なんていう愉快な発想になるわけです。
詩を書くだけ
クレヨンで絵を描くだけ
ぬいぐるみを作るだけ
それぞれ個でも、魅力的なものを生み出すことは不可能ではありません。
しかし、そう言ったバラバラのものが交わった時、単純な足し算以上の魅力や強固なオリジナリティが生まれるのかもしれません。
そう考えると、現時点での究極系は詩の個展だった、とも言えるかもしれません。
個展の空間全体を一つの作品と捉えれば、
「詩×クレヨン画×ぬいぐるみ×写真」
点と点がつながり、一本の線となり、その線と線が交わり一つの形となり支え合う。互いに関わり合い、相互作用として星野の世界観というものを作り上げてくれていたのだと思います。
一つのものを極めるのも良し、いろんな表現を混ぜ合わせるのも良し。
それぞれが、やりたい!と思える表現で、その人らしい作品を作っていけたらと願っています。
私は心地よさと探究心のままに、これからも好きなことをずっと続けていきたいと思います。いつか点と点が線になって、大きな形になるといいな。
3月15日から大阪で開催の個展では
「詩×クレヨン画×ぬいぐるみ×?」とお楽しみな展示を予定しています。
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