母について
こんにちは こんばんは、星野灯です。
2月も終盤に差し掛かっておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
私は3月の個展に向けて準備をしているところです。
告知が遅れていてすみません。数日中にしっかりとnoteや各SNSで発表します。
もうしばらくお待ちくださいませ。
さて、今日は。
2年半ほど前に亡くなった母の誕生日です。
おめでとう〜!
といった心境な訳ですが。
なんていうんでしょう。
もう2年半!
という気持ちと
やっと2年半!
という気持ちが混ざっております。
ミニ詩集出版や文学フリマ、昨年の個展などなどあっという間に過ぎて、もう2年半も経ってたのか!
と思う反面
ここまで耐えてきたけど、まだ2年半しか経ってないのかとも思うわけです。
そんなことを思いながら、今朝は母のことについての詩を書きました。
しかし、ここで初公開するには赤裸々過ぎて居ても立っても居られないので、今月末のメールマガジン「手紙のようなもの」の中で初公開することにしました。
気になる方はメルマガをご登録いただければ、月末にお届けいたします。
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昨年の中で母にまつわることといえば、詩の個展で販売した数量限定詩集「あの日から歩いてきた」です。
この詩集は母のことを書いた詩だけを集めた、私の中でも特別な詩集です。
数少ない部数の中でも、読んでいただきたい方にしっかりとお届けすることができてよかったなと思っています。
限定詩集をお持ちの方はどうか、いま一度この詩集を開いていただけたら嬉しいです。
最後に、詩集「あの日から歩いてきた」に収録している「発光」をお届けしてこの記事は終わりにしようと思います。
お誕生日おめでとう、母。
「発光」
誰を誘うでもなく、ひとり
車を走らせ、また会いに行く
ここは空が近くて羨ましい
手を合わせながら何を思えばいいのか
未だ迷っている
墓石の光沢に映る私
少しだけ心を震わせて
柄杓に水を汲む
滴っていく入江
陽に照らされてキラリ
両端で草が伸びをしている
息をしていること
息をしていないこと
そのどちらにも涙を流せた
ふわり、脳裏によぎる
あの日の呼吸が美しさを増して
また泣けてくる
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