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orenchi+


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遡ること2年半前
ただただ、お店をやりたい気持ちばかりが先走って、テナントを探し始めた少女がいました。

しかし、"ここっ!"っていう場所がなかなか見つかりませんでした。
そんな時に、あまり好きな感じの場所ではないけど、ちょうどいい広さと払えそうな家賃の場所を見つけました。
少女は猪のように前しか見えず鼻息荒くして、始めちゃおうとしていましたが、
ある人と出会いました。

その人は少女のことを
「あまりにも経験が少なく危なっかしい女の子」だと最初思ったらしいです。笑

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その方のご厚意で紹介していただいたバーで、
3月末からカフェ営業をやらせてもらいました。
今の自分になんとかやれそうなことを全てかき集めただけのお店でしたが、精一杯営業しました。
最初は知り合いの方ばかりが来てくださって、
なんとか売り上げがある状態でした。
ああ、これが続いてしまったらこれはただの自己満でお店とは言えないなと思いました。

少しずつInstagramや看板を見て、ぽつりぽつりとお客さまが来てくれました。
そのおひとりおひとりに
"いい時間を過ごして欲しい"という思いで営業し続けていたら、
ちょっとずつまた来てくれるお客さまが増えてきて、その方が他の方に紹介してくださったり、Instagramで発信してくださりました。

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お店はとても古い建物で、スキャンダルキッズビルという名前でした。
たまにスキャンダルキッズビルのお客さまがいらっしゃいました。
たくさんの歴史があることをそのお客さまから教えていただきました。

そんな素敵な建物でしたが、
夏に建て壊しになることが決まってしまいました。

始めてすぐのうちから居心地の良さを感じていて、もっと長い期間やらせていただきたいと思っていましたが、
あまりにも早い営業の終了が決まってしまいました。

たった1年の営業でした。
だけど、されど1年。というくらいとても濃い1年を経験させていただきました。

2023年4月に一度店を閉じましたが、

2023年が終わりそうな最近、またInstagramにあげてくださる方がいて、
とても関心深く、まだ忘れられていないんだととてもありがたく嬉しい気持ちになりました。


これからもお店をやりたい気持ちは変わらず持ち続けているので、
2024年は新しいことにも挑戦していきたいと思っています。

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