チャットツール「Tandem」で実現するオンライン版 「ちょっといいですか？」
こんにちは、Uniposの斉藤です。
オンライン環境で仕事をすることにも随分なれてきたが、まだまだどうしてもできないコミュニケーションがあった。
それは「ちょっといいですか？」だ。
一人で悩み続けて考えが進まなくなってきたとき、自分の考えに自信が持てなくなったとき、なにか困ったものをすぐに解消したいとき。今までなら隣りに座っていたあの人に声をかければ良かった。
でも、テレワークが前提になった環境では、「ちょっといいですか？」がとてもしづらくなった気がしている。
実際にHR総研が2021年１月に行った「社内コミュニケーションに関するアンケート2021」でも６７％の人が「業務上の気軽な相談・質問」に障害を感じていると答えており、その数値は昨年より20ポイント近く向上している。
新入社員も入り、関係性が構築できていない今、ますます相談のハードルは上がり続けており、不安も大きい。
そんななか、バーチャルオフィスツールTandemを１年ぶりに使ってみたところ、使い勝手が非常に向上しており、まさに「ちょっといいですか？」にとてもいいツールになっていたのでご紹介します。
Tandemは常時待機型のバーチャルオフィス
Connect effortlessly with your distributed team. See who’s around, talk, and collaborate in one click.
要は、チームのみんなと気軽につながることのできるバーチャルオフィスツール。ZoomやTeamsと違って会議で１部屋作るのではなく、つねに全員がアクセスしており、誰と誰が今話しているのかが互いに見える状態になっているので予定をいれなくても声をかけやすい。というのがポイント。
公式サイトを見るとDropbox社やNETFLIX社でも利用されている様子（20210430時点）
なぜおすすめできるのかをご紹介。
その１：作業の邪魔にならない常時待機
PCを起動後、一度アプリを起動してしまえば常に待機中の扱いになる。
私の環境はMacだが、画面上は大きく主張されず、CPUの使用率も1%前後と極めて省エネだ。
その２：声をかけるまでのハードルが徹底されて低い
1. チームメイトの状態がすぐに分かるので話しかけるタイミングを判断しやすい。（会話中、オフライン、ご飯中、どんな作業をしているか）
2. 少し話したいかも、なときは1clickでWave✋を送ることで、気軽に確認可能
3. 声をかけられたときも簡単に断ることができる。
その３：「ちょっとこっちで話そう」を実現するCrossTalk機能
これでもまだ話しかけづらいというあなた。もうひと工夫することができます。
「ちょっとこっちで話そう」を実現するCrossTalk機能
オンラインランチやオンライン飲み会でこんなことなかったですか？
⇒ 何人いても１人が話し始めるとみんなでその人の話を聞かないといけない。
CrossTalk機能では、各々が自由に同じトークルームにいる相手をCrossTalkに招待することができ、そうするとトークルームにいながらもその相手の声だけ大きく、他の人たちの声は小さく聞こえるようになるのです。
まさにちょっと離れたところで話す体験。
下の画像は公式のヘルプページから引用してきたのだが、Daily Check-in というトークルームの中で、イルカアイコンのCrossTalkとスイカアイコンのCrossTalk部屋ができているという例です。イルカTalkとスイカTalk間では各々の部屋のトークが主に聞こえており、お互いの部屋のトークはうっすらとしか聞こえないようになっている。
Tandem 公式ヘルプページより引用
ZoomやTeamsのブレイクアウトルームと違い、各々が自由にCrossTalkを開始することができるのでこんな使い方ができます。
1. Teamsでお互いに自由に相談してOKという「相談部屋」というトークルームを作成
2. 週に数回相談タイムを設定し、時間になったらみんなで「相談部屋」に集合
3. 「ちょっと〇〇さんに相談したくって」 or 「自分のこういう考えの壁打ちに付き合ってくれる人いる？」と伝えて相手を探す。
4. CrossTalk機能を活用し、ちょっと離れた場所で話す。
そうすることで、気軽に相談できる習慣が形成され、誰か一人だけが話しているので大多数が暇になることも避けることができます。
オンライン飲み会の体験向上にもいいかも
実際に使ってみて、これはまさに同じ空間でデスクを並べて仕事をしているときに椅子でくるっと振り返って相談するようなそんな体験をオンライン上で実現していて良いツールだ。と思ったので共有でした。
誰か一人が喋りっぱなしになってしまって面白くなくなりがちなオンライン飲み会にも最適かも？
しばらく無料で使えそうですので、興味ある方は試されてみてはいかがでしょうか？
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