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長文でまとめておきたい時用。大河ドラマ、朝ドラが中心になりそうです。

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最近の記事

連続テレビ小説「瞳」ストーリー概要

ここでは2008年上半期放送の連続テレビ小説「瞳」の物語がどのように進行していったか、ストーリー概要としてざっくりと章に分けて振り返ります。 ①里子達との出会い編(第1~4週) 祖母・節子の葬式に参列するため母・百子と17年ぶりに月島を訪れた瞳が、祖父・勝太郎の補助者として明・友梨亜・将太3人の里子達を育てる暮らしが始まる章。  ここでは節子が亡くなったことで養育家庭の認定内容と食い違い、勝太郎が里親を続けられなくなるという一本木家特有の里親家庭の事情に触れて不安になる里

    • 連続テレビ小説「瞳」の一本木家の家族の確執について補足

      連続テレビ小説「瞳」は祖父・勝太郎と共に里親として里子を育てながら ダンスに打ち込むヒロイン・瞳が描かれた一方で、勝太郎と瞳の母・百子が元夫で瞳の父・長瀬渡を巡る家族の確執が背景にある物語でした。 そこにドラマが踏み込むのは終盤になって長瀬渡本人が登場してからになります。また、瞳が成人して1年半程が描かれるドラマの中で過去に関する情報は台詞で示されたぐらいで、具体的描写に欠けています。 そこで、限られた台詞などを頼りに、過去に何があったのかを時系列に整理しながら真相を探り

      • 連続テレビ小説「瞳」総括感想その2

        ここではその1に続き、連続テレビ小説「瞳」を見て気づいた点、考えた点について書き残しておきます。 その1(ストーリー面について)はこちら↓ ①「今」を描く本作は全体構成や設定等あらゆる方面から、「瞳」が放送された2008年 当時を描くことにこだわっていたことが伺えます。 まずはヒロイン・瞳について。 瞳は物語の開始時点(2007年2月)で20才。百子と長瀬の馴れ初め話から分かる通り、両親はバブル期に若くして子供を作ったことになります。母親と祖父が決裂した結果祖父と長年会え

        • 連続テレビ小説「瞳」総括感想その1

          先日、2008年上半期に放送された連続テレビ小説『瞳』を見終えました。 展開ありきの不自然な台詞や描写、描写不足、詰めの甘さ、何もかも説明してしまうナレーション等が気になった一方で、今作がやろうとしていたことは十分伝わってきたため書き残しておきます。 総括感想その1は、主にストーリーに関してです。 はじめに~本作の舞台本作について端的に説明すると、NHKアーカイブスの説明の通りです。 本作で描かれるのは東京都中央区月島にある一本木家。 世帯主である一本木勝太郎は父から

        連続テレビ小説「瞳」ストーリー概要

          大河ドラマ「義経」総括感想

          *大いにネタバレしています。未見の方はご注意ください。 2005年に放送された大河ドラマ第44作、「義経」。 この物語は不都合が蔓延る世界に生きる人々を描いていました。 突然の出来事で大きく揺さぶられる自分の感情。 親や兄弟に対する不信感。 望まない別離。 信じていた姿や言葉、立場の裏切り。 過去の自分の決断に対する後悔。 守りたいものがあるが故の嘘や隠し事に対する苦しみ。 諦める気持ちや見返りのない/なかった献身。 伝えたい事・伝えるべき事・伝わるべき事が伝わることなく

          大河ドラマ「義経」総括感想