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アジア競技会女子サッカー優勝!   ー WEリーグ発足2年間の成果 ー

アジア競技会女子サッカー優勝しましたね!

女子ワールドカップベスト8のメンバーは千葉玲海菜選手(ジェフ千葉レディース)の一人のみであとは代表歴の浅い選手、なでしこジャパン未招集の選手(WEリーグの選手、大学生)とU‐17、U-20からの大抜擢という構成のチームでしたね。

そんな即席チームでどこまでいけるか大変興味あるところでしたが、アジアのライバルたちをなぎ倒しての優勝は驚きでした。

グループリーグから準々決勝まではゴールラッシュで圧倒的な試合を展開、準決勝の中国戦もひやりとした展開でしたが逃げ切っての勝利。そして北朝鮮戦はフィジカルでの劣勢を跳ね返して4-1の勝利。

北朝鮮は以前と変わらずの強さで、過去なでしこジャパンはフィジカル有利を活かしたドリブル突破に苦戦を強いられてきたわけですがそれを跳ね返しての勝利には

個人的に驚きだったのは、準備期間が短く組織的な連携や戦術がままならない状態で圧倒的な試合をしたということです。この力の集合でこれだけの結果が得られるとは思ってもみませんでした。


この結果の意味するものは、一つに2021年に開幕したWEリーグ2年間の成果だと考えます。プロ化により選手たちの技術、身体能力、戦術理解が旧なでしこリーグと比較して飛躍的に底上げされたことが大きいですね。

もう一つに、今後W杯やオリンピックで勝つためのメンバー選出の幅が広がるとともに戦術の幅も多彩になる可能性があります。

なでしこジャパンが世界で結果を出すためには高度な連携が必要としてきましがそれは同じメンバーで時間をかけて熟成させなければなりませんでした。これまではアジアを勝ち抜くにもこの連携が必要だったのですが今大会はそこまでしなくとも勝ててしまった・・・。選手たちの凄さにびっくりです。これからの代表監督は頭を悩ませることでしょう。

これまでU‐17、 U-20からなでしこジャパンという路線を途中で脱落してしまった選手(勝手に命名:はぐれなでしこ)はオリンピックやワールドカップに出場することは困難なことでしたが、今大会の結果で希望の光が見えてきた感じです。

WEリーグは観客動員等懸念されることは多くありますが、競技レベルの向上、代表の強化という点では確実な効果があったことにホッとするとともにこれからの伸びしろに期待しかないですね。







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