新入社員はやりがいを求めて入社するべきか

僕はワクプロという活動をしていて、就職活動中でもあるので
仕事のやりがいについて考える機会が多いです。
今回はそれについて書きます。

今回の内容は2部構成です。
・仕事のやりがいについての印象的なエピソード
・新入社員はやりがいを求めて入社するべきか

について順に話していきます。

仕事のやりがいについての印象的なエピソード
僕のお父さんが勤めている会社では、若い人がかなり辞めていくそうです。
人事部長さんが辞めていく人に毎回理由を聞くらしいのですが、
若い人は皆
「仕事が面白くないから」
といって辞めていくそうです。

僕のお父さんは50代後半なのですが、お父さん的には
「仕事なんか面白くなくて当たり前」
と考えているそうです。
その中で、車を買ったり、家を建てたり、家族を養ったり、趣味を楽しんだりして、生きていくものだと、それが人生だと考えているそうです。

そんな父も自分の考えが古い事は分かっているらしく、
人事部長に
「今の若い人はそんな考えじゃなくて、仕事にやりがいを求めているんですよ」
と毎回言われるそうです。
分かってるやん人事部長!ナイス!

人事部長→父→僕と聞いた話で、今の若者を象徴するエピソードがあります
あるアパレル会社では、販売員の離職率がすごく高かったらしいです。
そこで、販売員の給料を上げたらしいのですが、全く離職率は下がりません。
そこで、販売員に何を求めているかを聞くと、ほとんどの人が
「やりがい」と答えたらしいです。

そこで、会社はカンボジアに学校を建てるための資金を寄付することにしたそうです。
そして、販売員の人に
「あなたが売った服の売り上げの数%をカンボジアに寄付する」
と伝えました。

そして、実際に寄付して建てた学校は
「子供達が無償で通えるデザイン学校」
でした。

そこに通っている子供達の日々の様子、そして感謝を伝えるメッセージ動画を販売員の方に見せるようにしたそうです。
「あなた達のおかげで僕たち、私たちはこんな立派な学校に通えています。ありがとう。」といった内容です。

そして、その学校を卒業した子供達がデザインした服をその会社で製作し、
販売員の人が売る、そしてまた寄付をする、という循環を作ったそうです。
中には、卒業後に日本に来て、デザイナーとして就職した人もいるそうです。

この取り組みをしてから、そのアパレル会社は離職率が大幅に低くなったそうです。

若者の仕事に求めるのはやりがい、というのが凝縮されているようなエピソードですよね。
僕は、
・お金を一方的に送るだけでなく、向こうからメッセージが届く
・子供がデザインした服を、また販売できる
といった循環している仕組みになっていることが、成功した理由かなと思っています。
すごく良くできた施策ですよね。本当に感心します。

新入社員はやりがいを求めて入社するべきか
僕も大学院1年の23歳で今、就職活動中なのですが、
仕事の軸として「やりがい」というのはとても重視しています。

仕事が自分に合っているかどうかというのは、結局のところ
「その仕事に自分がやりがいを感じているか」
なのではないかと僕は考えています。

ここで僕がいつも思考の壁に当たるのは
「やりがいとは受動的なものなのか、主体的なものなのか」
ということです。
つまり、やりがいとは
自分よりも外(仕事内容や職場環境)に起因するものなのか
自分の内(心の持ち様やスタンス)に起因するものなのか
どちらなのかということです。

僕はどちらかといえば意識高い系の人間なのですが
学部の回生の低い時からガンガン動いて、ベンチャーに行く様な人を結構見てきました。
そういった人たちは、自己分析もしっかりして、企業研究もしっかりして
自分はこんなことがしたい!この会社はそれができる!
と思って入社していきます。

そして
「あれ?やりたいと思ってたけど、全然楽しくないやん」とか
「入社したら、やりたいと思ってたこと全然出来ひんやん」
ってなってる人がいます。
もちろん全員がそうではないです。

これは、やりがいを自分よりも外に求めているから起こることですよね。
僕のお父さんの会社の辞めていく人も、同じケースだと思います。

じゃあ、やりがいを内に求めるとはどういうことか?
これはワクプロを通して、東日本大震災の被災地である気仙沼の人たちから学んだことなのですが
「幸せと感じるかどうかは自分次第」
という考え方です。

つまり、
環境が悪ければ「自分が環境を改善すればいい」
仕事内容が面白くなければ「この仕事は自分の将来のどこに活きるかを考える」
など、自分の捉え方次第で、いかようにもなるという考え方です。

生死を分ける体験をした人たちなので、説得力が違います。
僕たちもこの考えを取り入れれば、人生が良くなること間違いなしです。

でもでもでも、僕たち生死を分ける体験してないですよね?
言ってることはわかるけど、
職場環境を自分一人で変えるなんて難しくない?
クソな上司がおってパワハラの毎日やのに、心の持ち様でなんとかなる?
刺身にタンポポ乗せる仕事で、自分の将来の何に活かすねん…
などなど、言い訳は無限に浮かんできます。
正直、僕も上の言い訳とかがすぐに浮かぶタイプです。

経営者とか成功者とか超人は、自分一人で世界をガンガン変えていきますよね?
そして、僕にも私にも出来たんやから、君も出来る!って言ってきます

いや、無理やねん、人は弱いねん。凡人には無理や。
しょーみ無理。一人で世界変えれんのは全能神ゼウスと経営者、成功者だけ。

じゃあ凡人はどうすんの?絶望しながら生きるんか?
そんなん嫌やん。世の中の99.9%は凡人やのに、それが絶望してたら世界ヤバイやん。

答え見つけました。凡人が希望に満ち溢れた世界を生きる方法。
それは

一緒に鼓舞する仲間を作る

です。ドンッ!

凡人はね、弱いんです。だから群れましょう。傷を舐め合いましょう。
仲間が傷を負った瞬間、全員でペロペロして、一瞬で傷治して、また戦いましょう。
仲間のペロペロはね、傷を治す治療薬なだけじゃなくてね、ドーピングでもあるんですよ。
なんか分からんけど、やる気も出てくるし、テンションも上がるし、色々最高なんですよ。

やから、自分が仕事にやりがいを持てない時は、仲間に頼りましょう。
傷の舐め合いのコツは、愚痴をね10秒くらいで死ぬほど言います。
んで、どうしたらいい?って解決策を仲間に丸投げします。
そしたら、仲間は一緒に考えます。案が出たら言います。
自分は案を実行します。
はい簡単。上手くいかなかったら、上手くいくまで傷舐めてもらいましょう。
んで、自分が元気になって、仲間が傷を負ったら、舐めてあげましょう。
win-win。

そんな時のために仲間を持っておくのは大切です。
でもみなさん、仲間を作れる様な環境を持っていますか?
ただ愚痴を言う友達はいても、
「仕事にやりがいを持つにはどうしたらいい?」
と相談出来る仲間はいますか?

いない人には、とっておきのプログラムがあります!
それが僕たちが作っているワクワクプロジェクトです!
はい、結局宣伝。

話死ぬほどずれたけど、結論。
①今時の新入社員は、今時の若者らしくやりがいを求めて入社したらいい
②自分の外にやりがいを求めてもOK
③でも、それで上手くいかなかったら自分の内にやりがいを見つける
④それが一人で出来ないなら仲間に手伝ってもらう
⑤仲間がいないならワクプロに参加する。
以上。

ここまで読んでくれ人たち、ありがとうございます。
いつもの2倍の分量やし、疲れたと思います。
疲れたら仲間に癒してもらってください。
仲間がいないならワクプ(略


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