皆さんこんにちは。
火曜日に行った放送後記としては随分遅くなってしまいました。
改めて放送を聴きながら振り返りをしてみたいと思います。
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各コーナーのダイジェストなどは毎回相方MCの石川さんが素晴らしく（本当に）まとめてくれるので私はテーマトークの「ミャンマー教育の未来」で話した事を更に深堀していけたらなと思います。

前半はクーデター以降のミャンマーの教育について日本や世界がどのように支援をしていくべきかという事や、現状のミャンマーにおける教育環境がどれだけ大変か、その中でミャンマー人の人やその人達を支援しようとしている外国人の方々がどのような苦労をしながら取り組んでいるかなどを石川さんがまとめてくれています。

そこから私の話になる訳ですが、
今回伝えたかったのは議論の前の下地をキチンと揃えておくこと。
だったのだと思います。

これは教育支援に限らずの事なのですが、
今、ミャンマーにおける様々な支援や経済活動はそれそのものがミャンマー国民を傷つける、最悪死に至らしめる可能性のあるものになってしまうという恐ろしい状態です。

ただ、これにはそれぞれの地域や立場、タイミングによって様々なグラデーションがあります。
地方で今まさに戦闘下にさらされている子供たちや教師などの教育関連者もいれば、都市部で直接的な戦闘が無く、ただし表に見えない様々なプレッシャー（軍やそれ以外の勢力、治安悪化など）で学校運営が難しくなっているところなど。

これを全て混同して教育の未来を語るべきではないという事をお伝えしたかったのです。
双方の意見（支援するべき、しないべき）を見ていると
するべきと答えている人がみているミャンマーは主に都市部、しないべきと考えている人がみているのは地方などの戦闘地域やそれに準ずるところだなと感じます。

子供たちの未来、ひいてはミャンマーの未来を考えたら教育は大事だ。
という意見と。
今この瞬間、軍から殺されるかもしれない子供たちがいるのに軍にお金を少しでも流すべきではない（教育支援も軍を通せばそれは資金源とされる）
これは絶対に交わらない軸同士の話し合いだと思います。

ではどちらの見方を見直すべきかと言えば、それは当然余裕のある国外の人達の見方でしょう。
明日をも知れない教育関係やその支援者に比較的安全な地域での事など考える余裕はありません。

このような視点をもてば、教育に限らず、全ての支援を考える時、そして経済活動も含め、問題に対してそれぞれの専門分野からどのように切り込んでいけば大本の解決に向かっていけるのかが出てくると思ってます。
そのような事をお話させていただきました。

それぞれの分野から様々な違う形、方向性での解決策が出てきてしかるべきだと思いますし、その中でも共通の方向性は必ず出てくると思います。
皆さんがミャンマーをよりよくしようと考えている訳ですから。

そうなれば今よりもっと、同じ方向をみてミャンマーの未来を考えていけると思っています。
という事でそれぞれの専門分野の方がその専門分野でもってとことんミャンマー問題を考え、自分たちの分野からのアプローチで動いていってもらいたいと思っています。

さて、世間では久保田徹さんのニュースに注目が集まっていると思います。
私も帰国後の空港での会見やニュース２３などは観ました。
その上で久保田さんは改めての発信の場を持ちたいとおっしゃっていたので詳しくはそれを待ってあれやこれやと発言したいなと思っています。

とにもかくにも無事帰国できた事は良かったです。
しばらくは気は休まらないと思いますが、ゆっくり身体を癒して欲しいと思います。

さて、来週のミャンマー言いたい砲台ラヂオ、ついに1周年です。
こないだ50回記念をやったばかりですが、来週も特別な回にしたいと思います。

お楽しみに。
お相手はラクトアイスでもなくアイスミルクでもなく、やはりアイスクリームが大好きなミャンタメプロデューサー新町智哉でした。
それではまた次回の放送でお会いしましょう。

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ミャンマー言いたい砲台ラヂオ【ヤンゴン放送局】
毎週火曜21:00（ミャンマー時間18：30）から定期配信中。
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