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沖縄・石垣島には冬がないと思ってる方へ。あります!

石垣島は冬真っ只中。島の住人からすれば極寒。
南国石垣島は、亜熱帯気候。よくある勘違いは、「常夏」。常夏ではないのです。
実は四季もあるんですよね。あえていうなら「常春」
石垣島での冬の過ごし方をお教えします。

そもそも石垣島の冬とは。

風で感じる季節

そもそも冬は、期間でいえば、12月頃〜1月くらいまで。
まず、沖縄は古来より「風」の吹き方で季節の変化を感じてます。
10月の終わり頃に「新北風(みーにし)」という強い北風が吹き始めると、島の人たちは夏が終わるなぁと感じます。
そして、冬に入ると北東寄りの風が強く吹き続けます。これが冬です。

気温の変化

年によって暖冬や寒冬はありますが、11月頃から気温は下がり始めます。
2022年は11月でも25℃を平気で越えてる日も多かったですが…
では、冬の期間の気温はどうなのか。
晴れていれば、20℃前後。平均すると15℃〜20℃くらいでしょうか。
東京で雪が降るくらいの強い寒気が流れ込んでくる時は、石垣島にも影響があります。
その時は15℃を下回ります。
時には一桁になることも。
一桁になったら、地元の新聞の一面に載りますね。

体感温度

いやいや、メチャクチャ温かいじゃないか!どこが極寒だ!と思われた方。
すいません。
東京や大阪、ましてや北海道から比べると寒さのレベルは下の下です。

ただ、1年の3分の2を25℃以上で過ごしている島の住人にとって15℃は身震いする寒さなのです。

風が強いことも関係します。
冬の間、北東寄りの風が強く吹きます。
ご存知の方も多いと思いますが、風1メートルにつき体感温度は約1℃下がります。
気温が15℃で風が10メートルの時、体感温度は5℃。
となるわけです。
こりゃ寒い。

こたつも普通に売ってる

冬になるとホームセンターや家電量販では、普通にヒーターやこたつも売っています。
暖房をつけることもあります。

観光で来る時の服装

では、観光で来る時。
冬はどんな服装で来ればいいのか。
持ってきて欲しいのは下記の服装です。

  • Tシャツ(晴れたら20℃以上になるので)

  • シャツやトレーナーなど羽織るもの(天気が悪い日や夜は少し冷えるので)

  • ウインドブレーカーなど風を遮る上着(なにせ風が強いので)

冬の石垣島では何ができるのか

冬は観光はオフシーズンです。
まぁやっぱり沖縄・石垣島は夏ってイメージですからね。
でも、冬だからできること。
冬だからやりやすいこともあるのです。

冬だからいいこと。

■値段が安い
冬は閑散期。
だから、飛行機やホテルが安い。
LCCだと数千円ということも。

■人気の飲食店に行きやすい
石垣島に行ったことある人なら知っている人気店。
「ひとし」や「やまもと」は普段なかなか行けません。
冬はフラッと入れたりするんです。

■地元の人と話しやすい
食堂や飲食店など地元の人のお店も、普段なら観光客が多いので話すことはあまりできません。
しかし冬なら人も少ないので話をしやすいし、閉店前とかだと一緒にお酒を飲めたりもします。

■スキューバダイビング
一般的にはスキューバダイビングは夏のイメージがあるはず。
でも実は、冬の方が透明度が高いのです。
玄人は冬に行きます。
与那国のハンマーヘッドシャークの大群も冬です。

冬だからできること

冬だからできること。
見れるものもあります。

■南十字星が見れる
一度は聞いたことがあるのでは。
本州では見ることができません。
南の空。水平線の少し上に見ることができます。
石垣島では冬から春にかけて見ることができます。

■イノシシが解禁
ちょっとマニアックですが、西表島などでイノシシ猟が冬に解禁されます。
琉球イノシシという、本州のイノシシの比べると少し小ぶりです。
これが石垣島にも出回ってきます。
あまり大きい声では言えませんが、刺身で食べさせてくれるところもあります。
これが旨い。

■サトウキビが旨い
冬は残念ながらパイナップルやマンゴーなど南国果物はありません。
ただ、冬に1番糖度が高くなるサトウキビ収穫が冬の間行われます。
石垣島の西部にある老舗店ぱぱ屋さんではサトウキビの生搾りジュースが飲めます。
冬が1番旨いです。

■サトウキビ収穫体験ができる
そんなサトウキビですが、収穫したことありますか?
ほとんどの人がないですよね。
私が経営する【BlueSoda】では、サトウキビ収穫体験ができるようになりました。
冬の石垣島、楽しんでほしいな。
そうです。宣伝です。失礼しました。


まとめ

冬の沖縄・石垣島はどうしても敬遠されがちです。
しかし、冬の沖縄・石垣島を知って、好きになってこそ「通」です。
ゆっくりのんびりするには気温的にもピッタリです。
歴史、伝統、文化そんなことに興味がある方にも深掘りできる時期でもあります。
是非、冬の石垣島へ。

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