実証実験し放題
前回のノートを書いてみて、リーンスタートアップにしても、起業の科学にしても、仮説を絞ることを推奨している。これはスタートアップという限られたリソースで検証するには、検証範囲を狭めて、パワーを集中したほうが突破率が高いからです。
逆説的に、どんなに実験してもコストが一緒か仕組みができれば、もっといろいろ検証できるのではと考えてます。
現代においてUIは新規発明するものではなく、どのUIを使うのが適切かで、テキストボックスやチェックボックスなどコンポーネントレベルではOSレベルで共通化されています。
一歩進めて画面単位で共通化し、この画面とこの画面を組み合わせてとブロックを組み立てるようにアプリをつくることができたら、起業家の仮説検証はより捗るのではないか?
起業家は仮説検証に向かい合うべきなのに、ソフトウェア開発の指揮という現代ではかなりの難関のマネージメントスキルを要求され、ここがボトルネックになっていると感じています。
この課題を解決するために、ブラウザ上でUIを画面単位で選択し組み合わせると、自動的にビルドが行われ、テストアプリを配布できる。
本番用にビルドすれば、アーリアダプターに配布してすぐに実証実験できる。
データはスプレッドシートで管理され、ユーザが登録したデータはスプレッドシートに自動的に蓄積、運営側で反映させたいマスター情報もスプレッドシートを編集で簡単に反映できる。
こんなツールを月額サブスクリプションで定期すれば、起業家は仮説検証し放題でより世の中を豊かにできるのではと思い、開発を始めました。
仕組みとしては、各画面をモジュールとして、flutterで開発、 テーブル名とイベントハンドラのコードを自動生成し、各画面に注入する形で進めてます。
flutterで使われてるDartはかなりJavaに近く、abstractクラスで依存性を注入するあたりなどは、Javaを使ったフレームワークを書いてる気分です。swiftに慣れてしまってるので、なんか古いなあと思いながら、思い出しながら書いてます。
新卒のSIerで魔法のフレームワークを見たり、開発しておいて良かった。
来週には画面の選択から自動ビルドまで流せると良いかなあ。
各モジュールもfigmaやsketchからあらかた自動生成して、デザイナーとプログラマーのマーケットプレイスにする予定です。
これがワークするとソフトウェア開発はオーダメイド開発からセミオーダーへとガラッと変えることができ、一気に費用を落として民主化できるので、ワクワクしてます。
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