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ちゃんとフルマラソンを走りきるまでの振り返り(後編)

前編は2014年-2018年まで、30歳からフルマラソンに挑戦し始めた頃を振り返りました。2018年の福岡マラソンに向けて練習をしていくことで、もう少し速くなれる感触があったので、その後の取り組みを振り返ってみます。

2019年
3:17:43(福岡マラソン)
35歳。ハーフまでラクラクで、1:25あたりで通過し、25km過ぎに脚運びに暗雲、30kmで手が痺れ始め、39km地点で気づけば横になってました。ゴールできただけ奇跡。

ポイントとなった練習:10kmペース走、インターバル、ヤッソ800、時計見ない走

サブスリーペース(4'15"/km)に余裕感をもつことを目的としてポイント練習に取り組んでいきました。
10kmを40分で走れなければ話にならない気がしていたので、40分を切るためのインターバルに着手しました。初めは300mを10本のつもりが5本しかできないレベルだったと記憶しています。

ある程度練習が積めた時に走力テストとしてヤッソ800を実施。サブスリーの基準をクリアできたところで少し自信を持つことができました(本番はアレでしたけど)。

この頃のランニングでは4'20"前後で「ペース上がってるな」という感覚がありましたが、時計を見ずに同じ感覚で走った場合、後から確認すると4'10"くらいで推移していたので、時計で4'20"を見ることで精神的なリミッターが作動していたんだと思います。GPS時計に頼りすぎず、感覚重視で走るのもたまには必要と感じました。

2020年
2:57:50(cool2020※非公認)
36歳。このレースで初めて42.195kmを崩れず走り切ることができました。周回(21周半)だったので、時計は見ない、周回は数えない作戦が結果的に良かったのかと思います。やめたい波が5回くらいきた。

ポイントとなった練習:ウェーブ走、トラックレース出場
1km毎に遅いと速いを繰り返すウェーブ走は結構実施しました。年齢的に高強度のロング走は故障リスクもあるので、手軽に心肺を鍛えるのに有効だったと思います。

この歳になってトラックレースに出るとは30歳の頃の自分は想像もしなかったことですが、コロナ禍で辛うじて実施されていたトラックレースは貴重でしたし、スピード持久力やきつい時のフォームの縮こまり方など、練習では行きつかないところまで自分を追い込んだ状態になれるので、得るものは大きかったです。市民ランナー、トラック出るべし!



以上、長く拙い自己満足の振り返りでした。サブスリーは目標にしていましたが、一番の目標は、フルマラソンを完走すること。止まらず、へたらずに走り切ってみたい。でした。
練習した成果を出し切り完走できるかどうかという恐怖はトップランナーでもサブ5とかでも変わらないと思っています。
今回は何とか達成できましたが、まだまだ全てを出し切る事はできていないと感じるので、また新たな目標に向かって鍛錬を続けていきたいと思います。

読んでいただき、ありがとうございました。

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