私の鬱は巫病でした

いつか鬱病の経験を書こうと思ってたんですが、『巫病』『スピリチュアル エマージェンシー』という言葉を最近知りまして、あれ?私の体験は鬱じゃなくて巫病だったの?知っていればもう少し早く楽に越えられたんじゃないの?って事で、私が思う『最速!鬱的巫病卒業方法』を残しておきます。
※鬱病だと思われる方は精神科や診療カウンセリングを受けることをお勧めします。


巫病は巫(シャーマン、霊能者)に成る為に心身に病が起こる。というもの

鬱的巫病を早く終えるには、
不安を手放す。
簡単に言うと不安になる癖をやめる。私は自分を追い込んだ結果「疲れるだけだしもういいや。」と不安を捨てました。未来を思えば不安、過去を見れば後悔するので、今を生きる。(神道も仏教も似た事を教えますね。)予定を入れるのは一週間までにして、今を楽しむ事だけに集中しました。
魂、魂世界の存在を認め受け入れる。
「空想だ迷信だ宗教の教える事だ」などと拒否するのをやめて一度、在るものとして探求してください。自分で情報を集め、何が正しいかは自分に問えば感覚的にわかるはずです。宗教に入らずとも あなたの生きる道や、救いをみつけられると思います。
自分の霊能力を知る。
能力は否定すると弱くなり、薄くなったり小さくなります。長年、能力を否定し封印した状態だと「気のせい」くらいにしか感じられません。力に気付いて認めればハッキリとしてきます。幼少から覚えている事や考えていた事、奇妙な感覚体験など振り返ると見つけやすいかもしれません。
能力を使って何ができるかを探す。
力は人を助け、癒すためにあります。大袈裟で大変そうに聞こえますが「少し良くする気持ち」を実行するだけで変化は訪れます。

選ぶ道が正しければ、あなたが少し行動を起こせば色んな事が繋がって次々と連鎖が起こります。その中で少しずつ自信を持ち、確信に変わっていきます。

これらを経験する頃にはもう巫病を卒業していることでしょう。一日も早い目覚めと回復を祈るとともに、これが少しでも役に立つことを願っています。

追記ー身体を動かす事も回復理由の一つでした。元気な時に散歩や運動することもとても大切!

〓閲覧注意〓
ここからは私の経験です。不快に思われる方、読む事で誘発される方がいるかもしれないので注意してください。

私の経験した鬱病(巫病)

私は十代の頃から重く真っ暗い渦に飲み込まれるような感覚が定期的にあり、それに飲み込まれると、気持ちが酷く落ち込み、不安と恐怖、そして虚無に苛まれ、時に体を動かすこともできなくなる事がありました。

その症状は一週間、長くても一ヶ月 続かなかったので、渦がくる度に「また来た。去るまで耐えよう。」とギターを弾いたり映画を見てできるだけ考えごとをしないように、自身や心に意識がいかないように常に空になることを心掛けてやり過ごしていました。

当時はネットも今ほど発達しておらず鬱病も精神科に行くと薬漬けにされ、隔離されるなんて噂を鵜呑みにし、誰にも相談もできず、結果、二十数年程 耐える生活を送りました。

何年もやり過ごしていく中で、対処法を知っていた渦ですが、人生の全てを注いできたバンドが解散することになり、夢と目標を失い、無になった自分、絶望を感じたその時、

今までのものが予行演習や遊びに思える スケールの違う大きな渦を体験する事になりました。

世界の色、彩度が薄くなり、味は半分に、何をしても心は動かず楽しい感覚はない。愛想笑いや声を出して返事するのもできない状態が二週間経っても三ヶ月、一年経っても過ぎ去ってくれない。
もしかしたら残りの一生がこんな状態が続くのかもしれない。辛くて辛くて、毎日毎日泣きながら「死にたい。誰か殺してくれ」という言葉が口から出てしまうのを止められませんでした。

過去(失敗の記憶)が、未来(予定/計画)が辛い。しっかりと意識を保てるのは今だけ。だから、今日だけ生きる。今日だけ生きる。を何日も繰り返し、今日まで生きれた実績が自信になって、自信を持つと前よりも少し行動ができるようになる。外に出れる、人に会える、笑い和える、リハビリのように確実に、少しづつ自分を再構築していきました。

そこからスピリチュアルな体験が続いて急激に回復していくのですが、長くなったのでその話はまた今度。

いや、こうして振り返るっても本当に大変な期間だったなー。思い出すだけで泣けてくる。もぅ二度と同じ思いはできないししたくないなー。※巫病は使命に逆らうと再発するとか。おおこわ。

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