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天国へ向かう妻へのラブレター💌  #5光明

さて、だんだん治療に、対しての、プランなどが決まってきた!
「今、がんセンターの放射線科の、トップは、僕の後輩だから、普通だと予約で1ヶ月待ちだけど、直ぐ連絡して!1週間以内で何とかなるようにするから」「安心して」
この安心してと言う言葉、どれだけ聞きたかったか!研究所でも、大丈夫安心してとは言われるが、やっぱり医師から、「安心して」と聴きたかった!
今までの先生は、頭の中では、「コレヤバイ奴だ」と感じ取れたのが、最初の先生。
「手術しても微妙だな?」と言った態度が、明らかに見えた!
だから僕も、妻も、「そんな先生に、任せたく無い!」と思った!
運良く3人目の先生で患者に寄り添ってくれる
先生に、出会えた!
他の患者さんで、なかなか好印象な、先生には、出会えず!無念にも、亡くなってしまう方だって居るだろう、そう思うと、ラッキーだったなぁと、今になって思う…
先生「でも運が良いんだよ!診断上だと、ステージ4Aの肺がん!何も出来無ければ余命は、半年!でも、奥さんは、転移性がんでも肺の中しか転移してない!他の臓器に、転移があったら治療法が無かったかも知れないんだから!急いで、手を打ちましょう」まだ何とかなると言うか事だ!
築地にある国立がんセンター中央病院に、行ける日を、心待ちにしていた!
次の日Gクリニックの先生から、「明日来れるかい?私が、病院が開く頃待ってるから、なるべく早く来て」
対応が早い!
次の日急いで、国立がんセンターへ、そしたら、先生がまっていてくれた!「もうチョット遅くて大丈夫なのに!有難うね!予約とか手続きは、もう済ましてあるから、呼ばれるまで待ってれば良いよ!」「じゃあ、私は、自分の病院があるから」
「有難う御座います!」深々と2人で感謝した

暫く待っていると、地下の、放射線科に案内される!直ぐ、その紹介してくださった先生に会えた。「どうも」とても話しやすい先生だ!
出立ちが、変わっていた…
蝶ネクタイに、裸足に、雪駄ばき…多分江戸っ子なのかな?と思った!
「色々検査して貰うから、診察は、午後かな?
じゃあ回ってきて」「はい」
それこそ全部だった!レントゲンに始まり、CTスキャンから、頭を調べるMRI、採血、検尿、唾液の摂取!
隅から隅までだ!そしてようやく午後例の先生の診断となった!「先ずステージ4Aなのは、間違い無いです。でも他の臓器には、転移は無さそうです!脳も大丈夫!両肺に、居るだけで、これなら大丈夫!治せるよ!」心強い言葉を頂いた!「まだ生きれるんですね!」「ただ今の状態だと放射線は、受けられないです!」まず化学療法でがんを小さくしてからでは無いと、放射線は、できない!だから、その足で肺内科に、行ってください!」「抗がん剤ですか?」
僕が聞いて、妻の顔が曇った!
「いや?もしかしたら?免疫治療が出来るかもしれないんだよね!」「免疫治療?」
「副作用が少ない治療法だよ」
「だから、肺内科に診察に、行ってきて!」
免疫治療…一筋の光明が見えた気がした。
            #6に続く

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