鋼の意思 作成ガイド -「やろう!」がなかなか行動に移せないあなたへ- vol.2 To-doリストを進化させて生産性を上げる方法
今回のポイント
「自分で自分を動かしやすくするためには
どうしたら良いのか?」
■ひとの3つのモード
1. 意思のモード...自分の考えで動いている
↑ 声がけ/メール/着信など、
| "想定外のこと"や"思考ー判断"をしていないときに切り替わる
↓
2. 反応のモード...刺激に合わせて動いている
↑刺激に流され「無意思」でいると切り替わる
|スタミナが切れると切り替わる
↓
3. 惰性のモード...何も考えずに動いている
⇒生産性が高い状態(成功)の秘訣:
・意思のモードの滞在時間を長くする
・反応/惰性のモードの滞在時間を短くする
■12,000の日誌調査から分かること
「最良の日と最悪の日を最も分けるものはなにか?」
⇒・最良の日=進捗がある(何が進んだか、を認識している)
・最悪の日=障害(進捗が妨げられる)と認識する
ひとは終わっていないものに目を向けがち。
⇒どのくらい進んだのかに目を向ける。
ex. 3時間ごとに「ここまででどれだけ進んだ?」を自問してみる
■どうしたら人は動くのか
学生たちに「アンケートに回答し、3週間以内にメールで回答」
・10個の行動リストを見せ、
A:ひとがなぜこの行動を取るのかの理由を書かせた
B:その行動の具体的な手順を記述させた
⇒Bの方が10日早く提出した。
"WHAT(何を)" と "WHY(なぜ)" を考える脳は違う。
⇒すぐに行動に移したい場合は、「なぜ」より「何を」を考える。
・実行意図の作成
脳内で「条件」と「行動」を結びつける
「もし〇〇したら、××する」
⇒xxしたい時は、トリガーとなる〇〇を決める。
・「本人が思う客観的重要度」と感情的な反応
・12,000の日誌を調査:
- 小さな出来事があると、その多くは小さな感情的反応
- 大きな出来事があると、その多くは大きな感情的反応
しかし、小さな出来事でも、大きな感情的反応を引き起こすことがある。
...小さな出来事の28%が大きな感情的反応を示した。
⇒些細なことが、重大なプロジェクトの進捗と同じくらい
感情的反応を引き起こすことが多々ある。
・自分を動かす「脚本(あらすじ)」を作る
・「さて、ここから...」で始め、
・〇〇したら、△分間××をして、
の形式でやりたいことを書き出す。
※「xxを"して"」と、次の行動に続く書き方にするのがポイント
※作業時間を入れるのがオススメ。ex.20分掃除をして...
※2時間分や半日分など、自分が「ピットイン」するタイミングを決める
(2時間ごとに脚本を作る、など)
・行動(スピードを重視)と熟考の関係
熟考するのは、行動(タスク)を進めた結果「何を実現したいのか?」。
それを実現するための行動をいかに早く着実に実行するか。
■まとめ
・「意思のモード」が生産性(成功)の鍵
・具体的手順(「WHAT」)に目を向ける
・条件(いつ・どこで)と行動(何を)をつなげる
・小さくても「進捗」が大きな感情的反応をつくる
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