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クソリプを具現化したようなストーカーを成仏させた話【前編】

クソリプ・アンチの対処法について、吉玉サキさんヤマシタマサトシさんが意見を交わされていたのをみて、ある記憶が蘇った。これ、私、現実の人間相手にやったことがあるわ……。

おふたりのTwitterでの議論はこちら。

ツリーをざっくり要約してみた。発言意図を取り違えていたらすみません。
(以下、吉:吉玉さん、ヤ:ヤマシタさん、クソリプさん:クソリプやアンチコメントをする人。)

クソリプやアンチコメントへの対処法をどうするか
吉:クソリプさんを無視する。意地悪に無視するのではなく、クソリプさんからアクションがあれば「いい人」的な返しをする。
ヤ:徹底的に相手にされないことにより(分断が激化して)クソリプさんが無敵の人になってしまう可能性もある。
吉:クソリプさんには「相手にされたい」意識があるのかな。
ヤ:クソリプさんにフラストレーションを溜めさせずに、適度にやり過ごすことが大事かもしれない。
吉:クソリプさんの不満を解消する義務はこちらにはないのだけれど、自衛のためには仕方がない。

後半のおふたりの発言。
「相手にされたい意識」に気づき、「フラストレーションを溜めさせずに、適度にやり過ごす」という手法をとる。
たまたまこの2つを実践できたおかげで私は生き延びた。
10年以上前、私は、危うくストーカーに刺されて死ぬところだった。

その後、無事和解したストーカー氏も元気にやっているようなので(本名を使いインターネット上で活動しているのを確認した)、フェイクを交えながら事の顛末を紹介する。
ストーカー氏へ。もし私に気づいても会いに来るなよ。警察呼ぶからね。

私の対応はまずいところもあったけれど(結論から言うと、徹底的に無視をするのは悪手だった)、最終的にストーカー氏と対話をし決着をつけた。そのときクソリプする側の心理を少し教えてもらった気がするので共有したい。

※ 長くなるので前/中/後編に分けます。


【段階0】クソリプ男との出会い

大学入学直後に、ある男と出会った。
なんだかおかしな男だった。私の発言に対し「おもんな(面白くない)。死ねばー。」「〇〇は△△ですけどー。はい、残念。」などと、ヘラヘラ笑いながら、こちらが言葉を返せなくなるようなことを言う。

当時はそんな言葉はなかったが「クソリプ」だ。彼の発する返しすべてがクソリプ。
好意的に振り返ってみれば、彼は彼なりに一生懸命面白いことを言おうとして失敗していたのだと思う。(……語彙が少ないのだよ、笑いをとるための語彙が。)

【段階1】クソリプ男を無視/いい人対応をする

ほどなく、私からクソリプ男(略してクリ男)に話しかけることはなくなった。しかし、クリ男は会話に参加してくる。私と他の人が話しているところに横から口をはさみ「だからなに?」。

その後の大学生活は、できるだけクリ男と同じ集団に属さないよう気をつけて過ごした。学部が同じ、それぞれが所属する部活も文化系で部室が近かったため、完全に顔を合わさないわけにはいかなかったが、すれ違うときにはニコッと会釈ぐらいはして、さっと通り過ぎるようにしていた。

波風立てずにそのまま卒業できるかと思っていた大学生活の終わり頃、雲行きが怪しくなる。クリ男は部室を訪れ、私を呼び出しては何かとプレゼントをくれた。手書きのポエムが書かれたお茶、ピアス(私の耳にピアス穴は開いていない)、バラの花束。毎回丁重に断るのだが、遠慮しないで、といってクリ男はプレゼントを押し付けて去っていく。

私が抱くクリ男の印象は悪く、大学生活を通じてできるだけ関わらないようにしていたのに、どうしてこうなった。

そして迎えた卒業式、遠くにいるクリ男の視線を感じつつ、決して一人にならないように過ごした。告白されそうで怖かったのだ。
追い出しコンパに行くときにうまく撒けたが、帰宅するまで緊張は続いた。

【段階2】分断の激化

卒業式から数日後、共通の友人(仮にトモ太とでもしておこう)から、わざわざ電話で連絡があった。

中編につづく>

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