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おかん留学②アイルランド就活

1年間、海外留学をしたのですが、私の英語レベルはまだまだ中学生です。まだまだ自分の言いたいことをパッと出すことができず、どうやったら伝わるか分からず長い言葉になってしまったり、リアクションがちゃんとできなかったり、もちろん言い間違えもたくさんだったり…。ゴールを100としたら20くらいのところまでにしか来ていません。さらに鳥頭なので、すぐ忘れちゃう。1つ覚えたら他のことを2つくらい忘れているので成長にはほんと時間がかかっています。1年海外に住んでいたからってペラペラになれるわけじゃ全然ないですね。(これは私の脳みそに問題アリかと)

そんな状態で日本に戻ったら、私のこの留学の経験は「楽しかったなー、いい夢みたなー」くらいで終わり、元の生活に戻ってしまいそうです。

それは私が望んでいることではありません。思い出作りをするためだけに留学をしたわけではなく、新しい未来を作るために留学したのです。ということで、私はできるかどうかわからないけど、海外で働いてみると言う挑戦をします。これは留学前から目標にしていたことです。それを実現させる時がついに来ました。

なんの仕事をするか

これは最初から決めていました。日本食レストランです。私はずっとデザインの仕事をしていましたが、おしゃべりできる仕事がしたかったのです。

そして留学してより想いが強くなったのですが、海外には偽物の日本食レストランが本当に多い。おそらく95%は偽物です。寿司に握り寿司はほとんどなく、巻き寿司にはアボカドはもちろん、クリームチーズやマンゴー、イチゴまでもが巻かれています寿司を天ぷらにしたものまであります。Hot sushiは本当に美味しいらしいです。嘘だろー!😵😵😵そしてラーメンにはブロッコリーやビーフ、豆腐、枝豆まで入っています。ある意味この想像力は素晴らしい。イタリア人も海外でピザを見て「こんなのピザじゃない!」ってよく言ってますが、それと同じで「こんなの日本料理じゃない!」と思うものばかりです。

ブラジル人曰く、いちごの寿司は絶品らしい。
Hot sushi。寿司の天ぷら。アツアツで美味いらしい。
クリームチーズは大人気。だから寿司が好き!日本サイコーと言われたけど…嬉しくない。

と言うことで絶対に日本食レストランで働きたいのです。正しい日本料理屋さんがあってもいいじゃないかと思うのです。そして日本食レストランにいれば、毎日賄いで日本食も食べれます。海外で暮らして思うのですが、私はめちゃくちゃ日本食に飢えています。出汁の香りは最高です。そして日本食レストランなら英語がわからなくても日本語でわかったりもします。100%英語じゃないのも私には助かります。

そして私はおかんなので、日本料理なら作れます。これは彼らにとっても大きなメリットです。日本食は寿司とラーメンだけではありません。それを提案できるスキルが私にはあります。さらにデザイナーをしていたので、メニューやチラシ、WEBサイトなどを作ることもできるのです。

こう見ると私はめちゃくちゃ採用されちゃうじゃない!と強気になれちゃうのです。ただ、年齢だけがネックです。とはいえ海外の人は年齢を気にしないので、ちょっとラッキーです。でも流石に年を取りすぎているのではないかな?とまだ不安です。

どの国で働く?スペインorアイルランドorマルタ?

そもそも日本で働くと言うことは候補に入っていません。日本で和食レストランで働いても意味がないし、外国人客の多いお店で働いたとしても職場のスタッフが日本人では意味がないのです。と言うことで海外しか考えていません。

スペイン

実はマルタ留学をしているときに日本食レストランを経営している友達ができました。彼はスペイン人でバレンシアに寿司店を持っていました。彼に「俺の店で明日から働くかい?」と誘われていました。その時はまだ留学して間もなかったので「明日?😂英語の勉強をもっとしたいから、留学が終わったらまた連絡するね」と言っていました。彼曰く、日本人レストランには日本人顔のスタッフがいることが信用に繋がります。だから「おかんの顔は最高だ!」と言っていました。任してちょうだいよ!私はThe日本人顔です。そして日本語がペラペラです!

でも私が引っかかっていたのは、バレンシアの日本食レストランで働くとなるとスペイン語が必須になります。英語もままならないのに、さらにスペイン語…。だからこの話が舞い込んでからはスペイン語の勉強も少しだけしていました。スパニッシュスピーカーの友達はめちゃくちゃいるので、よく教えてもらいました。とはいえ、生活するレベルまでいけるわけもなく、挨拶程度しかできません。

スペインの大学の講義を受けている友達の隣で(オンラインで)聞いたことがあるのですが、まぁそりゃ何を言っているのか一つもわかりません。私の英語は中学生レベルですが、スペイン語は赤ちゃんレベルです。

と言うことで、スペインは一旦断念して、まずは英語圏で働いてみようかな?と思っています。

マルタ

次に候補になるのは大好きなマルタです。マルタは大好きです。綺麗な海、トラディショナルな建物、カラッとした気候に寒くない冬、フレンドリーな国民性。ほんとパラダイスです。でもよく電気が止まるんです。水もガスも止まります。私は10ヶ月滞在して、いきなりの停電3回、ガス停1回、水3回を味わいました。でもこれは少ない方じゃないかな?便利な国、日本で過ごした私にとってもこれがずっと続くのは辛いんです。シャワーもこのお湯は何分持つのだろうといつもハラハラしながら入らなければいけません。

短期で暮らすとか旅行には最適ですが、ずっと暮らすとなると正直・・・考えてしまいます。あと、ゴキちゃんが結構いるんです。道端にも。夏の夜はほんと要注意です。

アイルランド

ダブリンに来て1ヶ月。マルタほどまだ好きにはなれていませんが、素敵な友達も少しずつ増えてきました。マルタほどフレンドリーではないなと相変わらず感じてはいるのですが、電気・ガス・水は大丈夫です。時代で言うとマルタからダブリンに移ったときは20年くらいタイムスリップしたような気がしました。お店もたくさんある。品数も断然多いです。日本人レストランもたくさんあります。天気が良くないよと言われますが、私は今のところそれは不便と感じていません。そしてアイルランドにはゴキちゃんがいないんです。それは素敵!と言うことで、今住んでいるダブリンで就活を始めてみることにしました(ゴキちゃんを決め手としていいのかは不明)。

レストランで働くのは高校生の時にファミレスでバイトして以来です。果たして全くの未経験の私ができるのか?しかも海外で!この年齢で!

さぁ、どうなることやら。アドベンチャーはまだまだ続きます。

ダブリンにあるハーフ・ペニー橋
昼も夜も美しい
こういう銅像が結構あります。これならたとえ1人で飲んでいても寂しくない?
ダブリンの建物はやっぱり見ていて楽しいです。
通学路で見つけた変な絵。


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