見出し画像

おかん留学/世界から見た素晴らしき日本の教育

授業で自分の国の教育についてディスカッションをしました。その時に出た話です。今のクラスはドイツ人、フランス人、チェコ人、ポーランド人、スペイン人、ペルー人、コロンビア人、日本人の生徒と、アイルランド出身の先生がいます。そこで実に興味深い内容の授業になりました。


授業の後に掃除しているのは日本だけ?

日本人の学生ならほぼ経験していると思うのですが、授業のあとに教室の掃除をします。椅子を机の上に裏向きにして乗せて、ホウキで掃いたり、ゴミをゴミ捨て場に持って行ったり、黒板を消したり、トイレ掃除をしたり、廊下や下駄箱の掃除や窓拭き、これを毎日やりましたよね。

画像5



これをしているのは、なんと日本だけでした(このクラスの中での話)。ドイツ人が「クリーナー(掃除人)がやるから生徒はやらない」と言った時、それじゃダメですよーって強く思いました。掃除はクリーナーがやることで生徒がやるべきことではないと言うその考え、どうやねん!って思ってしまいました。汚したのは自分達です。自分が汚したんだから、自分で掃除をするのが当たり前。日本の教育は素晴らしいなと思いました。


素晴らしい上履き文化

Students change their shoes when they arrive at school

学校に着いて靴を履き替える。だって、外で掃いていた靴は汚いじゃん!と話すとみんな納得。日本の考えは正しい。他の国はクレイジーだねってことになりました。

画像1


給食があることで学べること

みんな親が作ったランチボックスかカフェテリアで食べたと話していました。ですが日本は給食。「料理を作るのは大人だけど、その給食の配膳をするのは子供達だよ」と言って、給食当番の子供達がご飯をよそっている写真を見せたら、みんな見事なリアクションで驚いていました。掃除はもちろん、配膳まで小学生の頃から自分のことは自分でやっているって言うのは、今まで当たり前だと思っていたけど、すごいことだったようですね。日本の子供は偉い!そして日本の教育、素晴らしい!

画像4

小学生が歩いて学校に行く

小学生だけで歩いて学校に行くことは他の国では考えられないと言うのは聞いていたけど、まさに!って感じでした。私は小学生の時、45分歩いて毎日学校に行っていました。同じクラスの日本人も1時間歩いて学校に行っていたそうです。その話をしたら「なぜ悪い大人に誘拐されないの?」「僕の国なら、すぐに誰かに連れ去られる」と言う話になりました。子供達が何人かのグループになって子供たちだけで歩いて学校に行くんだよと話すと感動していました。

画像3

他の国の人は小学生のうちは親が車で学校まで送って行くかスクールバスに乗せるのが当たり前と思っていたようです。歩いて行けるのも日本が安全な国と言う大きな証拠なんでしょうね。


いやー、気づかなかったけど、こんなに日本の教育が素晴らしいとは思っても見なかった。

日本は英語の授業があるくせに英語がみんな話せないから、他国より教育の考え方が遅れている!と思っていたけど、こういった面では本当に素晴らしいなって思いました。

確かに前に同じフラットで一緒に暮らしていたドイツ人。掃除ができなくて、住民たちにすごく嫌がられてました。BBQをベランダでやって灰だらけにしてもそのまま、いつもキッチンも冷蔵庫の中もぐちゃぐちゃにしたままで一緒に住んでいるのが私も嫌でした。「この子はおそらく掃除の仕方を全く知らないのだろーな」と思って、冷めた目で私は見ていました(1回説教したけど)。今回の話を聞いて、こうやって大人になった時に表れるんだろうなって思ってしまいました。ちなみに日本人はみんな綺麗好き。だから管理会社の人からも評判がいいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?