0409 麻婆豆腐日和
朝から雨。
雨の日は床がべたつくのでちょっぴりむしゃくしゃするけれど、自然と家で静かに過ごそうと思えるのでわるくない、というのが最近の雨に対する印象である。
火曜日の雨は受験期の塾通いを思いだす。
大学受験のために数学の授業をとっていた塾があって、それが毎週火曜日だった。授業では毎回テストがあって、だいたい良くて30点みたいな出来だったので、本当にきつかった。
それに火曜日はよく雨が降ったのだ。
それ以来、火曜日に雨が降ると、なんとなくあの頃の記憶がよみがえる。
横浜駅、ポルタの地下街。崎陽軒、スタバ、ローソン、階段を下って、その先の道順がさっぱり思い出せないな。
授業までに時間がある時は、西口のヨドバシカメラまで走ってジェラートを食べた。時間がないときはローソンでおでんを買って食べた。はんぺんばかり食べている子がいた。制服で走り回った無敵な青春。
その数学の先生は後に、問題を起こしてやめたと聞いてなんだか残念な気持ちになった。厳しかったけれど、感謝してるんだ。
さて、夕方から鎌倉へ。
入社後の研修で一緒になった同期を1年以上ぶりにご飯に誘ってみた。なんとなく話が合いそうな気がしていたので・・。
平日の夜に鎌倉なんてちょっと素敵。
彼はパートナーと逗子で暮らしているから、こちらは暇だし鎌倉まで行くよ、というわけだ。それで麻婆豆腐のかかんへ!
美味しかった。豆腐はとろとろで、味もばっちり旨辛い。
まあ楽しかった!
人生悩める同士である。思っていた以上に話が合って良かった。
専門性というマジックワード、余白が必要だということ、エスエィピィに人間らしさを奪われるということ。
理想の生き方について語り合うことのできる相手というのは、いくら多くても多すぎることはない。
心と身体が乖離する、心の喜ぶことをしたい、ということを言う人に、この会社の中ではじめて出会って嬉しい。わたしの周りには戦士ばかりゆえ。
お互いに文句を言いながら岩の上に座っていられるタイプではないようなのでこれからが楽しみである。