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〔01-00〕- ニーハオ!!!! BLUE YUKARI

新装版チェリータイムス1発目にして、頂上決戦との呼び声も高い、ニーハオ!!!! BLUE YUKARIのインタビューです!!!! マジでヤバいとこをカットしても、かなりヤバい! 人生の厚みと振り幅すごくて目眩する! 泣き、笑い、怒り、叫びながら、溢れる愛とパワーと共鳴を両手で抱えて、表現者として、音楽家として、疾走するYUKARIさんとニーハオ!!!!の歴史をダイジェストでお届け! これがアリなら、なんでもアリじゃん!のオンパレード。全人類が自分らしく生きるためのヒントと勇気が盛りだくさん! ドキドキわくわくの超! 大! 作! それでは、お楽しみください~。
TEXT:TONG  PHOTO:小野由希子
イラスト:ぺー

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▶︎プロローグ(中学時代~2000)
TONG(以下ーー)まず、はじめにニーハオ!!!!(以下ニーハオ)より先にYUKARIさんが音楽活動を始めたバンド、Limited Express (has gone?)(以下リミエキ)の結成について聞きたいんですが。
YUKARI(以下Y):私は大学生になるまで音楽をやったことがなくて、楽器を持ったこともなかったの。ベースって弦が4本なんだ~っていうところから。ふふふ。
ーーそれでなぜ急にバンドをやろうと?
Y:高校のときに、学校もろくに行かないで、遊んでばっかりで……。っていうか、こんな話、なんにもなんないんだけど。私、中学のときにすごい勉強できて賢かったの! 普通の公立中学校だったんだけど、周りの子よりも賢かったから、賢い子が集まる高校に行ったの。そしたら、急に周りの成績がいいから、相対的に成績がガタ落ちで「今まで何だったの?」って挫折したの。授業がイヤだから学校に行きたくないし、つまんないって思って。で、学校にあんまり行かなくなって……。学校に行けば友達とかいるし、行ったら行ったで楽しかったんだけどね。あ、でも、友達と一緒に歩いてて、制服のスカート長さ同じなのに私ばっかり短いって怒られたりして、先生から「目立つから~」みたいなかんじで言われて、そういうのも凄くイヤで。学校がめんどくさくなって、キライ!ってなって行かなくなったの。それで、高校三年生になったときに、どうせ何もやることないし勉強するか~ってなって、最後の1年間だけめっちゃ勉強して、立命館大学に行ったの。夏場お尻に汗疹ができるぐらい勉強した。で、そのとき通ってた予備校にリミエキのギターの飯田(飯田仁一郎 a.k.a JJ)がいて、予備校のときは話したことはなかったんだけど、大学の入学式に居て「え!」ってなって、同じ学部だったし、友達になったの。彼はバンドがしたいって言ってて、ドラムはもう居て、ベースを探してたから「じゃあ、私やるやる」って言って。だから、私は音楽が好きで音楽を作りたい!とか、バンドがやりたい!とかじゃなくて、受験も終わって、大学に入ってヒマだったからやるみたいなかんじで始めたし、楽器も触ったことなかったんだよね。それが1997年のことなんだけど。なぜか公式ではリミエキの結成は2000年になってる。3年間は練習期間というか、大学のサークル内の発表会とかでしか演奏してなかったからだと思うんだけど。
ーー結成が1997年で、ライブハウスデビューが2000年みたいな。
Y:そうそう。で、ニーハオも、公式には結成が2000年になってるんだけど、たぶん当時のメンバー3人で「ニーハオをやろう」ってなったのは1999年のはず。人前で演奏できるようになったのが2000年。
ーーこちらも結成は1999年で、ライブハウスデビューが2000年という。
Y:そうそうそう。ニーハオはね。私が大学に入学した2年後に、当時ドラムだった子(GREEN LEO)と、(現在もメンバーである)ARIKOが入学してくるんだけど。立命館大学のロックコミューンって軽音サークルで、くるりとかが先輩だったから、くるりのせいで2個下の後輩が、そのサークルにいっぱい入ってきて。サークルに人が増えると、練習スタジオを使える機会が減るから、私それが嫌でムカついてて。ふふふ。だから、後輩とも全然仲良くなる気もなくて。でも、私がチボ・マットかなんかのライブを観に行ったときに、ドラムの子も来てて、それまで全然、話したことないくらいだったんだけど「好きなもの一緒じゃん」ってなって、その場で「一緒にバンドやる?」みたいになったの。その子はドラムで、私はベースだから、もう1人ギターかな?ってかんじで、その子に「誰か一緒にやりたい子いる?」って聞いたら「ARIKOとやりたい」って言って。だから、ARIKOと彼女がどれくらい仲良かったのかも、未だに私は知らないし、ARIKOとは喋ったこともなかったんだけど。とりあえず、ARIKOをスタジオ練習に呼ぼうって言って、サークルの掲示板に「〇月〇日の〇時から、〇〇スタジオで練習をするから、ARIKO来て」って果たし状みたいなのを貼っといたの。ふふふ。そしたら、ARIKOがベースを持ってスタジオに現れて。
ーーふははははは!
Y:でも「まあいっか!」って言って、ベース、ベース、ドラムの3人でニーハオが2000年にスタートするの。

にーはお01

▶︎第1章 大阪(2000~2008)

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