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マンガ読みの年中休業うつらうつら日記(2022年10月15日~10月21日)

今週はプチ合宿を開催したり息子とカノジョが同時にコロナ陽性になったり、けっこうバタバタの1週間でした。友達と会う楽しさ、11時間カラオケマラソンのすさまじさ、息子たちを心配する気持ち、そういう疲れが今どどっと来て、ちょっと気絶気味です。同じメニューをこなしていて平日は仕事をしているせいうちくんへの尊敬の念がいや増すばかり。

22年10月15日

金曜夕方からうちでプチ合宿なのでせいうちくんとハヤシルーや低温調理のローストポークを作ったりタンドリーチキンを焼く準備をしたりしていたら、17時ごろまずSくんがその後すぐに長老がやってきた。
人身事故で電車のダイヤが少し乱れてるみたいだ。

今日のところはこの人数でお泊まりの予定なので皆で抗体検査キットを使ってコロナ陽性でないかどうかを調べる。
うちの分は買ってあったキットですませてしまい、お客さん2人は長老が夫の海外赴任に着いて行ってこないだひと月遊びにきてた娘さんからもらったというキットを人数分持ってきてくれたので、それでまかなう。
無事、全員とりあえず陰性だった。

長老はビールを、Sくんはワインを持ってきてくれたので飲み会を始める。
この3年間ぐらいずっと毎週金曜夜にZOOM飲み会をしてるメンツだから今さら新しい話などないと思っていたのに、やはりリアルで友達に会うと嬉しく、お互いに話が弾んだ。

実は昼のうちに1回ZOOMやってるんだよね、GくんSくん長老と我々で。
長老がうちにAppleのMac Proくれるって言うから、Mac使いの息子の予備機にもらっておこうと思ったのだ。
今日わざわざ運んできてくれるって話で、ついでにSくんと一緒にMac講習会やってくれるという。
しかしGくんに言わせれば、長老はMacを布教したいのであってせいうち夫妻が使うと思ったら息子にやると言い出され、それならばまあ仕方がないか、と悲しげだったのだそうだ。
「あんたら、そこんとこどう思ってんの?」みたいなMessengerグループのやり取りからヒートアップしてきた。

「金があるんだから息子にはせいうち夫妻が買ってやればいいだろう。長老はあんたらに使ってもらいたいんだよ。そうでなかったら講習会やるって話にもならない。そのへんがわからないってのは、あんたら人間としてダメだ!」と言われ、もうMessengerではもどかしいのでZOOMに入り、ついでに長老に「Messengerで論争になってます。ZOOMに来てください」と知らせておく。

で、上記のようなメンツがそろい、Sくんも「せいうち夫妻の言い分は、ちょっとなーと思うよ。うん」と言い、あとから来てくれた長老もやはり「まあ、使ってくれたらとは思ったよ。でも、もう息子くんにやるって話になったからそれはそれでいいよん」と言ってくれるものの、そうか、不満だったか。
そして我々はGくんほどの気遣いがなく、ただ息子のMacが壊れた時に助かるなーと思っただけだった。
酔っ払って絡んでるようにしか見えないGくんの、実は人一倍気がついて気を遣うところは本当にGくんらしい。
なんとなく後押しをしているSくんもとてもSくんらしい(笑)

長老が重たい荷物を運んでくるのも申し訳ないし、Mac講座になっても多分それほど興味が持てない自分たちはWindowsすら使えこなせてなく全然Macに移行する気がないので、この話はあらためてお断りさせていただいた。
「もう荷造りしちまったのになぁ」とやや不満そうな長老には平謝りに謝り、昼ZOOM会はこれにて散会。

なのでMacは持たずビールだけ下げてきた長老は、せいうちくんがまた忙しくなっちゃって打診してた11月初めの山荘でのプチ合宿も無理そうです、と聞いて、
「そんならもっと早く言えよ~」と軽く文句を言っていた。
普段まったく怒ったり不満を言ったりしない彼だけに、本当に申し訳ない。

しかしこれほどきわどいケンカ寸前の状態でもかまわず飲み会できるあたり、長年の友人は本当にありがたい。
息子が時々、泊まりに来た際に我々のZOOM会を漏れ聞いては、
「お父さんお母さんたちって、いつもこんなにお互いに遠慮なく物言うの?すごいねぇ」と感心する通り、つきあいに年季が入ってるんだよ。40年物だもん。
今の若い人は「争ってはいけない」と教育されているせいか「すごく手前の方からコンフリクトを避ける傾向がある」んだそうだが、こっちの青年期はちょっと前まで学生運動やってたぐらいで、かなり荒っぽく見えるんだと思う。

22時からは飲んでる皆の姿が入るように置いたノートPCで通常のZOOM会も開かれた。
北海道のUくんと「忙しいのでカラオケ含むプチ合宿は不参加」となってたHくんが来た。
Gくんは昼間にかなり飲んでたようだし、明日は「前日夜から飲み会してたらカラオケ屋で飲み放題のモトが取れない。わしの睡眠時間サイクルだと早く寝て5時起きぐらいになる。朝の7時からカラオケに参加」と宣言してた通り現れなかった。
タンドリーチキンやハヤシライスで繰り広げてた宴会も、明日のことを考えて23時ぐらいにお開きに。
その間にHくんは「やっぱり明日の朝からカラオケ参加します」となっていた。

長老は久々にサトウのごはんではない「炊いたばかりのコメ」を見て興奮し、
「白いメシだけでいくらでも食える」と本当にごはんだけ3杯おかわりしたあとでハヤシライスも食べていた。
うちもごはん炊くのは久しぶりだよ。いつもはサトウのごはん愛用なのは長老と一緒。

「うさこの日記に書いてあったから、せいうちくんにおでこの生え際の匂い嗅がれないように風呂は入ってきた」と言う長老と昼間にもう入ってしまった我々は風呂なし、Sくんは家からバスタオルまで持ってきていて入浴。
驚いたことにSくん、電動ポンプでふくらむエアマットや小さく折りたたんだキャンプ用のふかふかの掛布団も用意してきており、その周到さに衝撃を受けるほどだった。

長老にはうちの布団を出し、我々は自分たちの寝室に引き取り、全員が翌日に備えて健やかに入眠、朝はバッチリ6時に起床。
朝ごはんは特に食べず、駅前のカラオケ屋に7時前に到着した。
持ち込み可の店なので、ローストポークの残り、夜のうちにさらに焼いておいたタンドリーチキンをタッパーに入れて持参した。
Sくんが持ってきてくれたお菓子や私が買っておいたレモンドーナッツも加えて、万が一足りなくなったら店近くのコンビニで補給することにしている。

カラオケ屋の前でHくんと会い、7時の入店を待つ間に駅前をうろうろしているGくんを発見してMessengerで呼ぶ。
これで全員そろった。
「フリータイムのお客様は、混んで来たら最大4時間で退室していただくこともあります。土曜日なら12時以前にそうなることはまずありませんが」と言われていたので、まあ5時間は歌い放題飲み放題、あとはお店との勝負になるね、と。
プレミアムモルツのジョッキを中心に呑みまくる予定で、もしまったく満室になってなくても4時間たった時点でお店側が震え上がって退室してくれと言ってくるのを覚悟して始まるカラオケマラソンだ。

「アニソン縛りですか?」と長老に確認したところ「特にその必要はない」とのことだったけど、とりあえず用心のため私はポルノグラフィティの「メリッサ」で先陣を切る。
この歌はハガレンのテーマ曲でもあり一般ポップスでもあるので重宝だ。
Sくんは松任谷由実、Hくんはaikoから入ったのがちょっと意外。

長老はほぼアニソンだけで通したが、それ以外の人は皆、好きな歌を好きなように歌った。
どぶろっくが流行らせた「大きなイチモツの歌」まであったのでそれも嬉しそうに歌っていた。
私もあれ、好きだなぁ。
「肩に担げるほどの」「人が二度見するほどの」大きなイチモツを神様にもらおうとする農夫の話。
病の母のために薬草を探しに来たんじゃないのか!

考えてみるとHくんとカラオケするのは初めてで、aikoを始めとする女性ボーカルが多く、あとはキリンジとかピーズ(B‘z、じゃあないんだよね)など知らないグループの曲。
Sくんも女性ボーカル多かったな。でも加山雄三もたくさん歌えるようだった。
せいうちくんはなぜハミングとかスキャットだけの曲が好きなのか。
そしてGくんは酔いが回るほどにロックな魂でアニソンでもなんでも歌う。

そのGくんが「ウルトラマンタロウ」に乗せてがなる「せいうちの父がいる~、せいうちの母がいる~、そ~して息子(息子の名)がここにい~る~」は嬉しかったなぁ。
「息子がとびたつ~、息子がたたかう~、息子、息子、息子、せいうちの~むす~こ~」まで、お見事。
私はいつか結婚式で歌う予定の中島みゆき「糸」をカノジョと息子の名前で歌ったよ。

圧巻は歌詞画面に背を向けて「モスラの歌」をそらで歌う長老とSくん。
「モスラ~や、モスラ~」までは誰でも歌えるが、全編となると無理だもん。
おまけに「たいていのカラオケ屋で、画面の歌詞は間違っている!」と断言するオタクの自信!

ジョッキを、10は空けたろう。
途中で長老とGくんが酔っ払って寝込んでしまったところが予想外で、お店にそれほど損害を与えられなかったせいか、結局18時になるまでの11時間、「退室のお願い」はされなかった!
これは勝利なのか敗北なのか?
全員で「宇宙戦艦ヤマト」を熱唱して終わった。「やり切った感」はあったなぁ。

今夜はGくんも泊まるつもり、Hくんはやはり「忙しいので」と泊まる気まではなさそうだが皆がうちでさらに飲むので「じゃあ、行くだけ行きます」とついてきた。
業務スーパーで飲み物食べ物を買い足して、徒歩でうちまで。
ああ、駅から徒歩圏に住んでるありがたさをやっとしみじみと感じられた!

しかしカラオケ中に悲報も入る。
息子のカノジョがコロナ陽性とは聞いていたけど、息子自身も陽性になったらしい。
今ここで何ができるとも思えないので、「大丈夫なの?欲しいものない?」とだけ聞いて終わりにしておく。
カノジョのお兄さんもかかっているのでそっちから伝染したのだろう。
息子のお店経由でかかったんでないだけが救いだ。
あやうくクラスターになってしまうところだった。

カラオケすんで日が暮れて、さらに宴会をやって大盛り上がり、と言いたいところだがいつも率先して盛り上げてくれる長老とGくんは相変わらずうとうとしている。
私はHくんをつかまえて食卓で向かい合い、大事なことを詰問していた。
うんと年下のカノジョについてだ。

私「あれから連絡あったんですか?」
H「ないですね。こちらからは時々メールを打ってるんですが」
私「関係を清算しよう、と言われてからどのくらいになる?」
H「1年ぐらいですかね」
私「その間もHくんはずっとFBにカノジョの動画を上げたりZOOMで背景として写真を背負にしたりしてますが、具体的なことは言いたがらない。皆に話題に、されたいんですか?されたくないんですか?」
H「皆さんが聞きたいようだから答えられる範囲でお答えしてます。場を盛り上げるためには仕方ないかな、と」
私「でも今は失恋の悲しみに浸っているところ?」
H「はい。毎日写真見たりしてます。だから、あんまり聞かれたくはないです」
私「FBでもZOOMでも、皆さん話題にしてほしいことを出してくるんですよね、わざわざ。だから、Hくんがカノジョのことを話したい、ってサインだと思ってた」
H「いえ、そんなことないです。私としては話したくないし、聞かれたくありません」
私「じゃあ、写真や動画を上げるのはまぎらわしいよ」
H「そうだったんですね。じゃあ、もう上げるのはやめます」
私「それで、皆にも話題にしてほしくない、と」
H「はい」

これだけ聞ければ十分だが、ついでに今日のカラオケについて聞いてみた。
「カラオケ、楽しかった?」
Hくんの答えはこうだった。
「思ったより高かったですね。2千円ぐらいと聞いていたのに4千円ぐらいかかったから」
それは飲み放題が1800円で、あとは室料もかかるんだよ。
そう説明すると、「あんまりはっきり聞いてなかったから。それに私はアルコールをそれほど飲まないので、飲み放題は別に嬉しくないです。歌についても、皆さんの反応があまりなくて残念でした」
「Hくんの選曲や歌唱力をほめなかったってこと?」
「そうですね。けっこう考えてきたので」

それでaikoやキリンジなのか。
しかし、そんなの誰も知らないか「へえ、意外だな」と思うだけだよ。
お互い好きな歌をがなるだけのカラオケで、人の歌を傾聴して誉めるって文化はそれほどないんだよ、我々。
そう言うHくんだって、他の人の歌を誉めてたようにも見えなかったぞ。

ハヤシライスとケーキを食べて「では、明日忙しいので」と帰ったHくん、よくよく考えたらカラオケに我が家が用意したつまみもSくんが持ってきてくれたお菓子も食べてたよなぁ。
宴会やカラオケにまったく持ち寄りをせず、食べるだけ食べて、「自分の歌が誉められなかった」って言って帰る人は正直初めて見た。
そもそもオトナは「これだけ遊んで飲んで、この値段は安いですね」とにこにこ財布を開くもんだと思ってたよ。
まさか不満が出るとは。
「4時間ぐらいで終わるかも、と聞いていたので参加しましたが、長かったですね」って、それは自分で途中で帰るとかして調整するんだよぉ!

Gくんが「おまえはキモオタって自覚はあんの?」と聞くと、
「キモオタかどうかはともかく、オタクと非モテは違うでしょう」と悠々と答えるHくん。
思わず、
「キモオタはほぼイコール非モテ。今、この場であなたが『キモオタ』として満たしてる条件を10個ばかりずらずらッと並べようか」と挑発すると、「ぜひどうぞ」だったが、さすがに私も本人を前に本当に言っちゃうのは無理だった。
「やめとく。言ったらさすがにHくんは私のことキライになるだろうから」と引き下がったら、彼の眼の色は完全に「元々何の関心もありませんから、何を言われても変わりませんよ」って自信に満ちていた。

彼がせいうちくんに見送られて帰ったあと、「これが承認欲求ってやつなの?」と唖然としてつぶやく人もいる中、何とも底の知れない深くて暗い穴を覗き込んだような気分になった。
幸い目が覚めた長老が揺り椅子でおなか丸出しで眠りこけてるGくんを見て、
「よ~し、何か描いてやる。油性のマジックはないか?」と言い出し、せいうちくんと私は、
「共犯にはなりたくないですからね。マジックなんて渡せませんよ。でも、そういうのってたいがい書斎の机の上のペン立てなんかにあるんじゃないですかぁ?」と空っとぼけるのを、書斎にダッシュしてマジック見つけてきた。
Gパンの上部の腹にそそり立つ「イチモツ」を描き、ごていねいに横に平仮名で「いちもつ」と書く。
もちろん写真に収めさせてもらったよ。明日、FBに載せよう。

思ったより早く酔いと騒動の神様たちが寝てしまったので、1時ごろにはお開きに。
床に倒れてる長老とGくんは「適当にしておいて」とまだまだ正気のSくんにお願いしてしまい、我々は歯を磨いて寝た。
もちろんSくんには「万が一、面白くなりそうだったら教えてね!」と声をかけておいたが、
「いったい何があったら面白いって判断するんですか」とあきれられたのみ。
すまんねー、無理ばっかり言って。
おやすみなさーい。


今日のマンガはたがみよしひさ「軽井沢シンドローム」全9巻と続編の「軽井沢シンドロームSPROUT」全7巻。
40年ほど前、まんがくらぶでバイクに乗るのが流行っていた頃に連載されてて人気を博したマンガ。
私も50ccとは言えCB50とかMB50とか見た目は原付に見えないようなバイクに乗って自分の大学と駒場の部室と中野にあった梁山泊みたいな長老の住処を行ったり来たりしていた。
碓氷峠を越える車でのドライブも流行ったなぁ。
もちろん暴走は誰もしてないと思うが、まんがくらぶのモータリゼーションが一気に進んだ時期ではあった。
「いいマンガは終わるべき時に終わった方がいい」主義のせいうちくんにはすっかり絵柄の変わった「SPROUT」はあまり評価されてない(そもそも彼はたがみよしひさが苦手なんだ)ようだが、私は「続編・スピンアウト大好き派」なので両方とも楽しく読んでいる。
親子2代の青春はなかなか面白いし、かつての登場人物たちが「ははあ、こうくっつきましたか」となってるのも嬉しい。
たがみよしひさの絵はかなり癖になる。一読を薦めたい。

22年10月16日

朝の6時ごろ誰かがトイレに行く音で目が覚めて、リビングに行ってみたらSくんが起きてた。
10分ほど四方山話をして、「もうちょっと寝ようね」と寝室に戻り、次に目が覚めたのは9時ごろ。
食卓の椅子に、誰かが座っている人影がぼんやりと。
カーテンが閉まっていて薄暗いのでとっさに判別がつかなかった、その亡霊のような影はGくんであった。
「何時ごろに起きたの?」と聞くと「8時ごろ。なんとなくぼーっと座ってた」とのこと。
じきにせいうちくんが起きて来て、情け容赦なくカーテンを開けたので他の人たちもだんだんと起きてきた。

うかつにほっとくとすぐにビールが空いて3日目の飲み会に突入するのをよく知っているせいうちくんはきびきびと働いて皆に朝ごはんとして昨夜の残りのハヤシライスとサラダを出す。
「寝ちゃったなぁ。しまったぞ。宴会をやり逃した」と悔やむ長老もおとなしく朝食を食べ、1本ぐらいはビール飲んでたかもだが、特に新たな宴会に突入しそうでもない。

「何時ごろ終了ですか?」と聞くSくんに「今、10時過ぎか。じゃあ11時にお開きにしましょう!」と良く寝たのでむやみに元気なせいうちくん。
泊り客たちは荷造りを始めたが、全員何かしらのギアを持ってきてるのでコード類までの撤収はかなり混乱していた。

最後には長老が「ちょっとトイレ。時間かかるぞ」と言ったので、すでに玄関で靴を履き始めていたGくんも呼び戻してリビングでなんとなく待っていたけど、本当に時間かかるのね。
掛け値なしに小一時間を要した。
ちなみに皆さんおなかにいろいろ弱点があって、便秘症のせいうちくん以外は全員普段から「下痢気味」なのだそうだ。
私は血管に負担がかからないように緩下剤のマグネシウム錠を毎食後のんでいるので薬物性の下痢気味。
確かに、この合宿中、トイレットペーパーの減りが激しかったなぁ。
女性が大勢来ると起こる現象だが、今回男性ばっかりなのに、と不思議に思ってたんだ。

やっと長老の「第三弾」ぐらいまで出たそうで、あらためてお見送り。
うちでも十分にプチ合宿できるのがわかったのでまたやりましょう!と声を掛け合い、短いながらも2泊3日の合宿が終わった。
皆さん、お疲れさまでした。

さて、ここからは息子のコロナ陽性に対応しなくては。
週末に息子のカノジョが発熱したという連絡を受けてから、続けざまに「カノジョコロナ陽性→息子も発熱→息子も陽性」と、息つくヒマもない展開。
両親はその間に「11時間カラオケマラソン飲み放題歌い放題」を含むプチ合宿を開催していたという無責任さ。

さっそく息子とZOOMで話す。
息子本人はもう微熱になったと言い、インスタントラーメンらしきものを食べながら話してた。
奥にカノジョらしい布団の固まりが時々もぞもぞと動き、「けほんけほん」と咳の音が入るのが何とも痛ましい。
「カノジョに咳が残っちゃってね。喉が痛くて苦しいらしい」と息子も沈痛な面持ち。

リクエストのあった「ペットボトルコーヒー」「野菜ジュース」「レトルトお粥」に加えて「ロングライフ牛乳」をAmazonで注文・配達の手配をすませた
買い物に出てティッシュやのど飴、のどスプレーやトローチ、果物など必要そうなものをいろいろ買って家に持ち帰り、段ボール詰めにして宅配便で送る。
どこか「火事見舞い」のように妙に張り切ってしまう。
役に立つものは何でも送ってやりたい。

あと、カノジョのお母さまが近くに住んでるはずなので、息子からカノジョに緊急連絡先としてフルネーム、電話番号、住所を教えてもらいたいと頼んでおいた。
すぐに返事が来た。もちろんこちらの情報も伝えてもらった。
こんな際ではあるが、お互いに住所その他が共有できたのはラッキーだった。
真に「禍福は糾える縄の如し」である。


今日のマンガは久住昌之原作・谷口ジローの「孤独のグルメ」全2巻。
30分ドラマ化されて松重豊の「ゴローさん」で一躍有名になり、この秋でSEASON10を迎えた人気シリーズだ。
谷口ジローが亡くなってしまったのでもう新作は出ないわけだが、いつまでも彼の作品と会える嬉しい企画。
美術商をやっている井之頭五郎があちこちに出かけてはひと仕事終えるたびに「ほっとしたら…腹が減った!」となり、たとえどれほど不案内な土地でも「オレの腹は何が食いたいんだ?」と自問しながら「店を探して」奮戦する。
知らない店には怖くて入れない小心な私からすると「ゴローさん」は驚くべき度胸と勘で美味い飯屋を切り開いていく。
聞いたこともない外国料理屋だろうが何屋かすらわからないような店であっても、突入して何かを頼み、「これこれ、こういうのが食べたかったんだよなぁ」と至福の時を過ごす。
食べ物に対するハードルの低さはぜひ見習いたい。
ドラマの中の松重はいくら何でも食い過ぎだと思うんだが、原作マンガではそれほど異常に食べたりはしない。
もはやマンガとドラマは別物で、しかしこればっかりはどっちも好きだなぁ。

22年10月17日

「第一陣が届いたよ!」と息子から連絡が合った通り、次々と荷物が届いているようだ。
「お金を下ろしに行けないだろうから」と現金も少し入れておいた、それでお弁当を注文して食べたらしい。
「現金を下ろせなくても、使う場面がないから役に立たないのでは?」と思ってたんだが、ウーバーイーツとか頼む、って選択肢があったか。
そこまでは思い至ってなかった。なんとなく入れただけで。

息子はもう回復基調にあるらしい。
先に罹患したカノジョの方が少し重く、咳が残っている様子だ。
のど飴とかはちみつレモンドリンクとか少し入れたのが役に立っているといいんだけど。

カノジョからもお母さまからも、「罹患して息子に迷惑かけていること」「物資をありがとうございます」「明日の顔合わせがキャンセルになり、申し訳ない」と言ったLINEやショートメールが届く。
いやいや、そんな。
このご時世、いつ誰がコロナになってもおかしくないんだし、こちらとしては早々に息子も一緒に罹患したおかげで2人で看病し合えてとても安心。
無理な家庭内隔離をしなくてすんだのはかえって幸いだと思ってる。

「2人が重症化することもなくすみそうで安心しました。鰻屋さん、快癒祝いを兼ねて次の機会に行きましょう。元気にお目にかかれる日を楽しみにしています」と双方に返信させてもらった。
本当に、その日が待ち遠しい。


今日のマンガは小説家・浅倉秋成原作、小畑健作画の「ショーハショーテン!」既刊3巻。
高校で陰キャとしてひっそりしている四十万畦道(しじまあぜみち)は、実は深夜ラジオの大喜利で何度も賞品をもらっているほどのその道では聞こえた有名人「エブリディしじみ」。
ある日、学園祭で一緒に漫才をやろうと持ち掛けてきたのは天才子役で知られた「東方太陽」だった。
舞台勘やアドリブ力、演技力は誰もが目を見張るほどの太陽、実は面白いネタを考えつくことがまったくできない。
畦道が「エブリディしじみ」だと知った太陽は、人見知りで舞台なんてとても上がれないという畦道を励まし、即興のネタで見事に学園祭を盛り上げる。
「笑顔を忘れたようなヤツを、ツッコミひとつで大爆笑させた『笑いの奇跡』を目の前で見たことがある」とお笑い芸人を目指す太陽の目標は、日本の笑い2大賞レース、漫才界No.1決定戦「笑-1(ワラワン)グランプリ」とコントNo.1決定戦「UCB(アルティメット・コント・バトル)」両方で優勝し、文字通りお笑い界のテッペンを獲ること。
まずは反対している畦道の父親の出した条件をクリアするため、お笑いバトル「高校生お笑いコンテスト」で優勝しなければならない。
そこを越え、次の関門は常連・強者が顔をそろえる「笑-1甲子園」。
2人は本当に頂点に立てるのか?!
てなマンガなわけで、基本的には「BAKUMAN」にとても似ている。
どのぐらい長く続くかにもよるけどね。
息子がお笑いをやっている親の身としては非常に興味深いマンガだ。
息子も「お母さんがずっと具合が悪くてつらそうだったから、昔から笑わせて幸せにしてあげたかった。今ではもっと大勢を幸せにしたいけど、それが僕の原点だよ」と言う。
笑いの力を信じる人たちに幸いあれ。

22年10月18日

今日、飲み物類が無事向こうに着いて荷物関係は終了。
カノジョに咳が残って辛そうだったのも、息子によれば「2人とももう体調ばっちり。ありがとう!」だそうだ。

短く終わったコロナ騒動だったなぁ。
若い人は回復が早くて助かる。
しばらくは自主隔離だろうが、2人とも陽性になったことで行政からの支援も受けられるようになり、これまたひと安心だ。
この際仲良くのんびりしたらいいだろう。

山田芳裕の「へうげもの」を初めて全部読み返した。
本能寺から大坂夏の陣、冬の陣まで、こんなにスゴイ歴史モノだったのか。
息子にも勧めようと知らせたら、「ああ、面白いよね」と返事が。
もう読んでるのか!となぜか焦り、「同じ作者の『デカスロン』も面白いよ」と言うと、「うん、あれもいいマンガだね」。
何でもかんでも読んでいるなぁ。

思わず今夜の娯楽は生DVDに焼いてあった三谷幸喜の「清須会議」を観ることに。
最初、HDのどこにも入ってないからサブスクで観ようかと思ったら、たった今、三谷幸喜作品はNetflixではやってないしアマプラでは強気に有料なんだ。
大河ドラマの真っ最中なんで、無理もないか。
幸い「三谷幸喜」ばっかり焼いたDVDを見つけたので、しばらくはこれで楽しめるぞ。
WOWOWが元だから画質もキレイだ。よかった、焼いておいて。


というわけで、今日のマンガは山田芳裕の「へうげもの」全25巻。
「へうげもの」ってずっとそのまま読んでたけど、「ひょうげもの=ふざけた、可笑しいもの」だったのね。
信長お抱えの茶人・千利休の「侘茶」とは違う、思わず笑いだしたくなる「ひょうげ」を茶の湯に持ち込んだ武士、古田佐介。
松永秀久を降伏させ、名器「平蜘蛛の茶釜」を手に入れろと織田信長に命令されるところから始まる。
結局、松永は平蜘蛛の茶釜と共に爆死した。
そこから本能寺、秀吉の覇権、利休の処刑、そして徳川の台頭と時代は進み、古田はやがて「古田織部助」となり、茶人大名「古田織部」と呼ばれ茶の湯指南のトップ「御茶道頭」にまで昇り詰めていた。
彼の好む茶器や茶碗は「はきゃあ」とか「ミュヒア」と形容される、まるで整然としていない姿。
そこに圧倒的な「ひょうげ」を盛り込み、感じさせるのが彼の茶の湯であった。
絵柄などからもっとふざけた作品かと思ったら、歴史をかなり真面目に描いており、秀吉の側室「茶々の方」と徳川家康をくっつけて「豊徳合体」を実現させようとした人は本当にいるのかとかいくつか疑問は残るものの、大変よくできている。
徳川の世に移ろう間に太閤秀吉好みの「派手」を嫌う家康により世の中がつまらなくなっていくのに対して「かぶきもの」が出てきたり、古織部の「ひょうげ」がものを言ったり、実に面白い。
日本史に詳しい人ならもっともっと面白いだろうなぁ、と自らの歴史音痴を少し情けなく思ったよ。
ついでに山本兼一の「利休にたずねよ」文庫版でも読み返そうかな。

22年10月19日

腹が立ってたまらない時。
孤独で焼けつくような時。
誰かに認めてもらいたくて仕方ない時。

誰もがそうなんだ、と思う。
私にはせいうちくんがいる。
話せば聞いてくれる、どんな愚痴を言ってもどんなにイヤな言葉を放ってもどんなに泣いても受け止めてくれる人がいる。
ただ、その人が眠っているだけの時間。
もし起こせば必ず何もかも受け止めてくれる人がいる。

夜に負けてはいけない。
自分に負けてはいけない。
しがみつくようにマンガを読んで、歯を食いしばって読んで、やがて来る眠りを待とう。
朝の光はバカバカしいほど全部を消してくれるから。
それでもまだ同じ気分だったら、その時せいうちくんに話そう。

島田荘司の「龍臥亭事件」上下巻と「龍臥亭幻想」上下巻を読み返す。
石岡くんの心細さ、自信のなさが私の寂しさに拍車をかけるのかもしれない。
人は神様のような誰か、自分やまわりを救ってくれる存在を常に求めているんだね。


今日のマンガは三部けい「夢で見たあの子のために」全11巻。
幼い頃に生き別れになった双子の兄弟、一登と千里は痛みを感じた時に互いの痛みと視覚を共有する能力を持っていた。
両親を殺した男が一登を連れ去り、施設で暮らす千里はある日一登と視覚が共有できなくなったことに気づいた。
一登をも殺したであろう謎の男を追跡するために施設から祖父母の家に移ってからも資金を貯め続けて高校生になった彼は、同じ施設で育った惠南とともに事件に巻き込まれていく。
事件を追ううちに、一登らしき青年と仇の男が共に行動して殺人を行っているのがわかり、千里は混乱する。
実は切れていなかった双子の絆、両親の死の謎、そして一登が残していったものは。
三部けいらしい上手な話運びで、情感のあるストーリーを紡ぎ出している。
ハッピーエンドを望みたい。

22年10月20日

そして何事もなく眠って朝が来て、その威力にはいつも驚かされる。
薄暗い雨の日ならともかく燦燦と陽の照る窓の外や明るい室内を見ていると、昨日の落ち込みや暗い気持ちが嘘のようなんだもの。
せいうちくんのモットーである「困った時は寝る」はかなり真理かも。

今日も結局ぐでぐでと過ごし、月末までに整形外科に行ってシップ貰わないと今月分ショートしちゃうってのに行けなかったよ、とせいうちくんに告白する。
彼はからからと笑って、
「そんなの、調子のいい時に行けばいいんだよ。キミは今日、一生懸命ぐでぐでしました!えらかったよ!」と励ましてくれた。
いい人だなぁ。

昼間、うとうとしてたらすごい夢をみたんだよね。
時は学生時代にさかのぼり、寮として住んでいた大学の教会が火事で焼け落ちて(現実には寮は教会とは別にある)、世界が歪んで呪われた雰囲気になっている。
なぜか同じ大学にいる20歳ぐらいのせいうちくんが他の女の子に「せいうち先輩、今日も送って行ってくれませんか?」と誘われており、私は急速に歳をとって現在の実年齢になってしまっていた。
「せいうちくん!」と声をかけたが、私だとはわからないらしい。
女の子とどこかへ行ってしまいそうな彼に、必死で声をかける。
「あなたは私と結婚して、私がこんな歳になるまで幸せに暮らすんだよ!とてもとても幸せな40年間がこれから待ってるんだよ!行かないで!」
せいうちくんは思い直したように私の方へ歩いてくる。
「なんだかよくわからないけど、うさちゃんだよね。それだけはわかるよ。そうか、僕ら、幸せに暮らすのか」と手を取ってくれる。

その瞬間、スクールバスに乗り込む子供たちが視野の片隅に入り、この異変が起こる前にスポーツ選手たちが試合に出かけるバスに向かって「GOD SAVE YOU!」と歓声を上げていた大勢の人たちのことが頭にひらめいた。
大声で「GOD SAVE YOU!GOD SAVE YOU!」と肚の底から叫ぶと、みるみる身体が上昇し、高みから見下ろす世界の薄皮がぺりぺりと剥がれて行く感覚がある。
さらに叫ぶと眼下では小鬼の姿の正体を現した悪魔たちがうろうろと逃げまどっている。
さらに大きく「GOD SAVE YOU!」と叫んで雷が彼らを打った時、せいうちくんに起こされた。
私の叫ぶ寝言を聞いて書斎から駆けつけてくれたらしい。

「ものすごく毅然とした、背中の伸びるような堂々とした声だったよ。『GOD SAVE YOU!』って何度も繰り返していた。そうか、夢の中で魔を祓っていたのか。キミは本当にスゴイね。聞いていて驚くほどの力強い声だったよ」と言うと、急いで仕事に戻って行った。
声の通りにくいこの家で、寝室と書斎の2枚の扉を隔てて聞こえるとは、よほどの大声だったのだろう。
ものすごく気分がすっきりしていた。生まれ変わったような。
現実生活でも私を苦しめていた「何か」と実際に戦って勝ったような高揚感があった。
少し前進したのかもしれない。


今日のマンガは久世岳の「うらみちお兄さん」既刊8巻。
子供向けテレビ番組の、「たいそうのおにいさん」、表田裏道31歳、通称「うらみちお兄さん」。
一見真面目だがかなりすっとぼけた性格で、さまざまな騒動を巻き起こす。
正直言ってこのマンガがこれほど長く続くとは思わなかった。
面白さの伝え方がちょっと難しい。
イケメンで明るそうなうらみちお兄さんの「ギャップ萌え」狙いなのか?
一番感じるのは子供向けテレビ番組の中で着ぐるみを着てる人は大変だなぁって点だったりする。
うらみちお兄さんのプライベートにも注目。

22年10月21日

読書量と知識の豊富さでせいうちくんが心酔してやまない古い友人のNさん、前々から「本を整理したい」と言っていたので、「その際にはぜひせいうち運輸におまかせを。引き取って自炊させてもらいたい」と申し入れていた。

しかしこのほど郷里のお父さんが亡くなり、残されたお母さんを東京に引き取って近所に住む妹さんたちと協力して介護ができるよう、Nさんが引っ越しして同居する、って話が進んでいたので忙しいだろうとしばらくそっと見ていた。

そしたら「引っ越し先が決まって、本をどんどん捨てている」との報がMessengerグループに流れてきた。
あわてて、「片づけてる最中に本だけ置いておくのも大変でしょうから毎週レンタカーで伺ってもいいです。どうぞまだ捨ててない分を引き取らせてください」とお願いを出した。
「自分でも驚くほど、本を処分するのに何のためらいもなくなっていた」Nさんも、「そこまで言ってくれるなら引き取ってください。ただ、もう捨ててしまった分が大量にあるので、マンガや小説も不揃いになってるものが多いですが」と快諾いただけたので、週末にとりあえず引っ越し前のNさんちに行くことに。

落語仲間のK子ちゃんも同様に「少し本を処分したい」と言うから「そちらにも寄らせてください」と頼むと、「そもそも段ボール箱を玄関先まで出す通路が荷物でふさがっていて、難しい」とのことなので、「紙袋なりスーパーの袋なりに入れたものでもかまいません。少しずつ引き取ります」と提案したら、「それならお言葉に甘えて」となった。
週末は古本屋稼業に早変わりして頑張ろう。

夜中に、ZOOMメンバーの1人から「HくんがまたFBのストーリーズにカノジョの写真と誕生日おめでとうメッセージを上げている。もういろいろ聞かれたくないから出さないことにしたんじゃなかったっけ。どうとるべき?」と聞かれた。
そこは私に聞かれても、とは思うが、私以上にせいうちくんが「とても不可解」と言ってMessengerグループのHくんに公開質問を出した。

「Hくんに質問です。この間のカラオケマラソンのあと、彼女の話を聞いたら、
『話したくありません』
『でも、FacebookやZoomの背景に彼女の写真なんかを出してくると、聞いて欲しいのかな?って思うよ』
『違います 聞いてほしくありません』
『では、人に見えるようにわざわざ出すのはなぜ?』
『そういうことであればもう出しませんから、話題にしないでください』
もう上げない、って言ってたのに、なぜ?」

今のところHくんの既読はつかず、返答は得られていない。
彼は話題になりたいのだろうか、なりたくないのだろうか。
カノジョはFBに入ってないはずだから「たんおめ」ストーリーズを出しても意味ないとは思うんだが、もしかして全員に公開、となっていてもしかしたらカノジョがHくんの名前を検索して今の気持ちを知りたい場合に備えてる?とかあれこれ考えたが、よくわからない。
他人にこうもいろいろ口を出す我々がおかしいのだろうか。

気ぃ遣いの長老は話をそらそうと思ったか、この週末は山荘にいるから遊びに来たい人は来るべし、と告知し、レンタカーの旅に出るつもりだったGくんはそっちに顔を出すそうだ。
うちも週末レンタカーを借りてるんだから「土曜日の晩だけでも行こうよー」とせいうちくんにせがんだが、昔なら大喜びでこういう話には乗っかっていた彼も、さすがに体力に不安があるから、と却下してきた。
レンタカーの時間延長が無理だったのもある。さすが週末直前。
ちぇっ、山荘で長老たちとHくんの不可解な行動の謎を解こうと思ったのになぁ。
とりあえず今夜のZOOM会で何が起こるか、楽しみにしておこう。


今日のマンガは新限桃「じいさんばあさん若返る」既刊6巻。
何と言うか、田舎の仲良し夫婦のじいさんとばあさんがある日突然若返る、ってだけの話。
これも「うらみちお兄さん」同様短く終わる話だと思ってたんだが、6巻まで続いている。
心温まるエピソードがいっぱいで、特に6巻は泣けるんだ。
なかなか達者な絵で、読んでて目にも楽しい。
じいさんばあさんになってからせいうちくんと一緒に若返れたら楽しいだろうな。
でも、若い日は戻ってこないからこそ今に価値があるんだろうな。
目いっぱい共感するのは、どんなに年をとってもお互いを大切に想い合っていきたいってこと。

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