転職初心者が約1か月で5社内定を獲得した方法
皆さんこんにちは、そーたです。
このnoteに興味を持っていただき、ありがとうございます。新卒から金融大手企業で働き、転職未経験だった私がたった1か月で5社の内定を獲得することができました。
転職前は大手金融業界で働きながら、株式会社を設立して代表として事業運営もしておりまいた。
転職活動をし、最終的に小売り業界で新規事業開発の責任者をすることになりました。
新卒から8年間は転職活動の経験が全くありませんでしたので、超初心者だった私が内定獲得に至るまでに実践したことをありのままに伝えようと思い、このnoteを書くことにしました。
転職活動を始めたきっかけは、「俺たちの転職記」に投稿させていただきましたので、こちらを確認下さい。
ツイートにもまとめております。
読んで欲しい方
転職活動をしたことがない方
転職活動をしている方
若手の方
事前に転職経験者の方にnoteを読んでいただき、感想をもらいました。
転職活動の正解ではありませんが、経験談と思って読んで下さい。
1.実績
まず初めに実績から書いておきます。
2023年2月から本格的に転職活動を開始して、3月までに5社から内定をいただきました。
内訳は、上場IT企業・M&A・金融専門職・IT(Saas)・小売りの5社となります。当初、転職自体を迷っていたこともあり業界や会社の規模がバラバラになっております。
幅広い業界を受け、短期間で5社から内定を獲得することができました。就職活動の時も面接に進めれば勝率が高かったので、面接まで進むことができれば戦える自信はありました。
しかし、就職活動から約9年が経過しております。また、ポテンシャル採用である新卒と30歳の転職は訳は違います。
最短距離で結果を残すために実践したことを書いていきます。
2.転職活動の準備
ここからは、実際に転職活動で実践したことを書いていきます。
2-1 転職サイトへの登録
まずは、転職サイトへの登録を行いました。狙っている業界や年収によって得意不得意がありますので一概には言えませんが、今回使ったサイトはどれも活用できるサイトでした。
①ビズリーチ
テレビ・YoutubeでCMを見ない日はありませんので、あまりにも有名ですがビズリーチを活用しました。
ハイグレードの求人が多く、転職エージェントも多数登録しております。自分に合うエージェントを探して関係を作っておくことをオススメします。
今回は転職先を決めましたが、次の転職活動の時に力になってくれる可能性があります。
②リクルート
言わずと知れた業界最大手です。登録している企業数が圧倒的に多いので登録することをオススメします。
多少ですが、各転職サイトによって企業が載せている情報が異なります。転職活動をする中で「情報」は最強の武器になります。情報量の多い、リクルートへの登録は済ませておきましょう。
その他に、JACリクルートメントやパソナキャリアも活用しました。
2-2 エージェント面談
転職サイトへの登録が完了したら、エージェント面談をしました。初めての経験だったので良し悪しが分からなかったので、手当たり次第に3社ほど選定して面談を行いました。
現状・希望条件・考え方を正直に話をして、色々教えてもらうスタンスで面談を行いました。
市場から見た人材としての評価を手っ取り早く知ることができるのでおススメです。
一方で、エージェント側の都合で求人を紹介してくる人がいることも事実です。エージェントも仕事であり、求職者が就職して給料が発生することで報酬が手に入ります。
贔屓にしている企業もあります。一定数転職者を出さないといけない企業を保有している場合もありますので注意してください。転職の軸を明確にして、判断をして下さい。
経験・スキルを正直に伝えて、転職に対する考え方を伝えて下さい。特に転職未経験の方は1度オススメされる企業を受けてみて下さい。準備→面談→フィードバックから見えてくることもあります。
3社と面談し、それぞれのエージェントから提案された求人を確認しました。正直に言うと希望に沿っている求人もあれば、全く違うものもありました。やはり複数社から選択できる状態を作ることが大切です。
エージェントと話をする中で、大枠の市場価値が見えてきます。その中で、自分の求めている条件と照らし合わせて慎重に選んで下さい。
多くの転職経験者が発信されておりますが、現職の仕事(人間関係含む)が上手くいってない状態での転職はオススメできません。現職への不満から、冷静な判断ができない可能性があるからです。
私自身、人事評価は上位5%を確保している状態で転職活動をしておりました。希望の人事も獲得していたので冷静に判断することができました。
2-3 人生の棚卸をする
今回の転職活動で最も時間を割いたのは、人生の棚卸です。生まれてから今までのことを全てノートに書き出して自分と向き合いました。
自分がどんなことが好きで、どんなことが嫌いで、どんなことが得意で、どんなことが苦手で、どんな基準で判断をして、どんな人と付き合ってきたのかに至るまで徹底的に人生を振り返りました。
具体的には下記の通りです。合計ノート1冊分書きました。
・幼少期
・小学校~中学校
・高校(部活)
・大学
・新卒時の就職活動
・就職してからの初任地
・二場所目
・副業
・起業
・転職活動
人生を時系列に並べて、自分の人生を「なぜ?」で深堀してきます。
とにかく二段、三段、四段と深堀して下さい。深く掘れば掘るほど自分の軸がしっかりしてきます。転職活動でも迷うことが減りますし、面接時にはっきりと伝えることができるようになります。
私も1冊書いた辺りから、ふわっと考えていたことが明確になり頭の中を整理することができました。
時間は掛かりますが1回しっかりと考えておけば、今後は更新するだけでOKです。
新卒の時に自己分析をしましたが、どこかに行ってしまったので1から向き合いまいた。
2-4 ゴールを明確にする
人生の振り返りが終わったら、未来について考えて下さい。未来とは、転職活動のゴールではなく、人生のゴールです。
自分はどうなりたいのか?5年後・10年後・20年後・リタイア後・死ぬときにどうありたいのかを考えて下さい。
このイメージが明確になっていないと転職活動自体がブレます。明確に決めて下さい。勿論、現時点のイメージで結構です。今後更新されることを前提として考えてみて下さい。
私自身は人生の夢を書き出したところ31個出てきました。これが達成できる選択はどれか?これだけを考えました。
仕事と一緒でゴールから逆算してやるべきことを明確にしていくイメージです。
この夢も何段にも深堀して下さい。先程の夢を上げる時にイメージが鮮明になっていないと、やるべきことがハッキリしません。
深掘りの例
メルセデスベンツのGクラスに乗りたい→何色なのか?→グレードは?→右ハンドル左ハンドル?→新車・中古車?
深掘りした結果:メルセデスベンツ Gクラス 白色 400d 右ハンドル 新車を買う 価格:約1,300万円
ここまで明確にすることで夢を叶えるために必要な準備が分かります。転職の支援をいただいた先輩には、「試乗しないと分からないだろ」と言われて試乗にも行ってきました。
予想とは違う乗り心地でしたが、欲しい気持ちは倍増しました。
2-5 棚卸した人生を話してみる
人生を棚卸することで頭の中は整理できました。整理ができても、話をして伝えないと意味がありません。
どんな形でもいいので実際に面接をイメージして話をしてみて下さい。フィードバックをもらえる相手がいると1番ですが、1人で話すだけでも更に思考が整理されて記憶に定着します。
私は、営業している日中の社有車の中でひたすら話し続けました。各項目を10回くらい繰り返し練習すれば記憶が定着して本番で緊張することもなくなります。
人に聞いてもらって分かり難い部分を修正すると近道です。面接は「全く知らない誰かに自分を伝える」必要があります。誰が聞いても分かるように鍛錬を積んで下さい。
3.職務経歴書の作成
エントリーするためには職務経歴書が必要になります。以前から作成はしておりましたが、提出したのは今回が初めてです。
棚卸した人生の中で、就職した後の経歴を分かり易くまとめることが必要となります。
経験・スキルを数字を交えてまとめていきます。気を付けたことは下記の通りです。
・数字を入れて伝わり易くする
・社内用語を書き換える
・水増しすることなく正直に作成する
・結論から書いていく
転職活動をする前から随時更新しておくことをオススメします。また、転職活動を支援してもらっているエージェントにも読んでもらって下さい。適切なアドバイスをもらえると思います。
4.面接練習
エントリーもして、職務経歴書も作成したら面接練習です。下記のような人がいれば、協力を仰いで下さい。面接の練習だけは1人でやることには限界があります。
・転職経験がある人
・仕事で面接官をしている人
・信頼できて仕事ができる人
・親族
・本命ではない企業(申し訳ないですが活用して下さい)
面接練習をして分かり易く説明ができなかった部分をブラッシュアップして下さい。話ができないだけであれば、面接の練習をすれば大丈夫です。説明ができない部分は、最初に戻って人生の棚卸をして下さい。
この繰り返しが地力になります。最初は上手く話すことができないので恥ずかしい想いをしますが関係ありません。目的は理想の転職をすることです。練習であれば何度でも恥をかいて前に進めましょう。
私がツイートした内容ですが、人生は不完全の連続です。不完全の中でどれだけ結果を残せるかに掛かってます。かける恥は秒速でかいて下さい。
本番の面接でも書きますが、会話のキャッチボールをすることを意識して下さい。用意した文書を全て伝えるのではなく、面接官との会話の中で自分を伝えることが大切です。
時間が許す限り繰り返し練習して下さい。私は「転職経験のある先輩」に面接練習をしてもらいましたが、1回目は泣けるくらいボロボロに言われました。
それでも、改善点が明確になって前進しました。意地やプライドは捨ててお願いしてみて下さい。
5.本番
色々準備しましたが本番で結果を残すことが全てです。最後に本番への準備を書いていきます。
5-1 会社を調べる
エントリーする会社の概要を徹底的に調べて下さい。
・募集条件を確認
・HPを確認
・上場企業であればIRを読み込む
・中長期の経営計画があれば読み込む
・財務状態を確認
・面接相手が分かっていれば発信を確認する
この辺りは漏れなく頭に入れて下さい。上場企業であれば情報量は確保できますが、確認していないとマイナスになることもあります。
個人的にオススメなのは、中長期の経営計画を読み込んでおくことです。会社が目指している姿を理解して、それに貢献できる人材だと伝えることができれば内定は近付きます。
これは転職活動が終わってから気付いたのですが、会計の知識があると企業の財務状況を確認することができます。自分の目で確認すれば安心して転職活動をすることができます。
最終面接で使った小手先のスキルですが、役員のTwitterを読み込んで考え方をインプットしました。面接でそれに合わせて発言することで反応が良かったことがありました。でも、小手先のスキルで本質的ではないので使うかはお任せします。
とにかく会社を良く知った状態で面接に臨んで下さい。
5-2 強みをリンクさせる
本番に臨む時に、1番意識した事です。自分が伝えようとしている「強み」と転職先が目指している姿をリンクさせることです。
例えば、転職先の企業が個人市場に強みがあるけれど、法人市場は課題としている。この場合、自分が法人営業の経験・実績があれば採用したくなります。
どんな人材を求めているのかは、転職サイトに載っていますので必ず確認して、自分の強みとリンクさせて下さい。
ここさえしっかり伝えることができれば、内定は近付きます。
私は未経験の業界にもエントリーしておりまいたので、「成長期にある御社で自分が成長することが、御社への貢献に直結すると考えております。」と伝えておりました。その根拠を自分の実績から伝えて、納得してもらうように必死でした。
経験が直結する人は伝えない手はありません。自信を持って伝えて下さい。
5-3 本番
とにかく会話のキャッチボールを意識していました。自分が用意したことを伝えるのではなく、相手との会話の中で自分を知ってもらう。この意識で面接をしておりましたので、温かい雰囲気で進むことが多かったです。
悪い例
面接官:現職で1番力を入れたことを教えて下さい。
私:現職で力を入れたことは〇〇です。〇〇という目標を達成するために…そこで問題が発生して、強みでもある〇〇力を使って解決しました。
面接官:他にありますか?
私:他にも〇〇にも力を入れました。〇〇という問題点がありましたので〇〇力で解決しました。
面接官:ありがとうございます。
一見、しっかりと伝えられているように感じますが用意したことを話すことに集中してしまっております。
良い例
面接官:現職で1番力を入れたことを教えて下さい。
私:力を入れたことは3つあります。①〇〇 ②〇〇 ③〇〇です。
面接官:1つ目から教えて下さい。
私:まず初めに…
とにかく会話することを意識しました。会話のキャッチボールをなるべく増やして下さい。
最終的には「一緒に働きたい」と思ってもらえるかどうかが勝負です。コミュニケーションが取れることは言うまでもなく大切なことです。
6.最後に
日本は1社に勤め上げることを美談としておりました。今でも根強くこの考え方が残っております。
しかし、このニュースにもある通り世界的にはレイオフが進んでおります。解雇し難い環境にある日本ですが、他人事ではありません。
それだけではありません。AIが台頭して人が必要ない仕事が増えます。転職を1つの選択肢としてキャリアを歩んでいく必要があります。
↓これ私のツイートですが、超大手JTCに居ましたが毎日危機感を持っておりました。
転職する・しないは選択肢です。どちらが正しい・間違っているという話ではありません。
「いつでも転職できる」状態を作る。その上で、今の会社で働き続けるのであれば最高の選択肢だと思います。
常に転職をやりながらキャリアを『選択』して下さい。
私も初心者ですが、良ければ相談に乗りますので、DM下さい。これからもありのままを発信していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
7.おまけ
転職後に新しい職場で評価を獲得するまでのプロセスを共有しておきます。
1ヶ月目
何事もマーケットを知ることが大事。社内政治を完璧に理解することに徹します。物事を進める時にキーマンになる人物を特定します。 同時に人として信頼してもらう為に礼儀は徹底します。挨拶・掃除・電話番などを積極的にやって信頼を得ます。前職や自分のことは聞かれない限り答えないことも大切。まずは、相手を知る。 加えて、これは入社前に終わらせるのが理想ですが、自分に求められている期待値を正確に把握しておきます。
2ヶ月目
1ヶ月目で確認した期待値を達成する為に、提案を始めます。否定したり、主張したりするのではなく、あくまで会社が良くなる為に自分ができることに徹します。 1ヶ月目に構築した人間関係をフル活用します。社内外へのリスペクトを忘れることなく、試行錯誤を繰り返します。修正が必要な場合は即対応して成果に繋げていきます。
3ヶ月目
結果を出すことに集中します。大きな成果が上げられれば最高ですが、小さくても自分が入ったことでプラスの変化が生まれたことを社内に伝える必要があります。 ここで明確な成果を残すことができれば「できる人」というイメージが着いて何事も進め易くなります。 入社後3ヶ月で成果を出してポジションを確立します。
転職して3ヶ月が経過しましたが、心から「転職して良かった」と思っております。転職することで控えめに言って人生が変わりました。
以前は転職に対してネガティブなイメージが正直にありました。しかし、今ではポジティブなイメージしかありません。
専門的なアドバイスはできませんが、私自身の経験であればご説明させていただきます。気軽にTwitterのDMでご連絡下さい。顔は出せませんが、オンラインで体験談をお伝えさせていただきます。
最後になりますが、「転職」と「転職活動」は全く違います。転職するかどうかは、オファーをもらってから悩めば大丈夫です。
まずが、市場価値を調べるだけでも大きな価値があります。明るい未来のために行動していきましょう!
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