こんにちは。僕です。

昨年うっかり勢いでLeica M11をポチりました。
憧れですね。物欲は植え付けられたら消せない理論の通り、M11の魅力には勝てなかったよ・・・

当時（2022年）の理由としては、
・値上げ
今買えばまだ安いのでは？
・為替感
今買えばまだお得なのでは？
・資産感
今買えば資産化で実質無料なのでは？
・そもそも必要なの？
僕的に影が好きなのでやっぱLeicaいいよなーみたいな
・GFX、SLを売って買う価値があるの？
MS-Opticsレンズ好きとしてはやはりM型なのでは？

という自分を説得するためだけに考えた理由によってポチりました。
購入は2022年3月ですが、当時の在庫状況から、まずはフリマサイトを検討しましたがブラックがないのと、個人的イメージでフリマサイトはトラブルが多い（というか実際私が買う中で一番トラブルが多い）ので、高額商品は基本的にNG。かといってショップは在庫がなく、ふらふらと見かけたEbayにあった在庫をポチりました。

当時の傷も癒えてきたのでそろそろ文章にします。

海外オークションサイトはやめておけ

一昔前だと送られてこない、そもそもUIが英語圏なので我々には使いづらい、高額商品の海外通販はやめておけという話はしょっちゅうでした。
そんな中、Ebayを選択して使ってきたのですが、補償や補填がBuyerにある程度有利になっているので、一抹の不安をドキドキに変換しながら今回も選びました。

Ebayはほぼ何もすることがなくて、ある程度細く発送したよーとか今空港だよーくらいの通知が来るだけです。高額商品なのでかなり鼓動を早くして待っていましたが、拍子抜けするぐらい順調に届きました。
テンション爆上がりで撮影していましたが、要所要所で違和感が・・・

そう、それは初期不良という恐怖

それは上京してわいわい撮影した後でした。なぜか妙にバッテリーが減っているなと思ったのが始まりです。
充電したはずなのにバッテリーの表示が赤色で確信に変わり、もしやこれは不具合かと思いチェックした時です。
そう、電源が切れないのです。
M11はスイッチ式のオンオフ操作ですが、オフにしても電源が切れていません。切ったと思って鞄にしまってそのまま、バッテリーは消費し続けているわけです。
使い始めてからブラックアウト現象に悩まされてきましたが、そこはまあ復旧できるのでいいのです。が、バッテリーは結構致命的なので、泣く泣くLeica社へ連絡することにしました。
この時点で少し頭をよぎっていたのは、Ebay購入だけど代理店みたいになってたから大丈夫だよなーでした。

そもそも保証はどうなのよ？

公式とやりとりしているうち、とりあえずドイツ送りになりまして修理はしていただけました。問題は修理費用で、事前に受けていた見積もりだと四十万円オーバー、すでに本体に百万円使っている身としてはかなりの恐怖です。まあ保証期間内だし大丈夫だよね？と思ってましたが、ここでまさかの事態が起こります。

前提として、正規店、新品での購入のみが保証の対象になっていること。私は新品を購入しているので大丈夫。問題は正規店の扱いです。Ebay上では正規店という書き方をしていたので、安心していましたが、なんと、提出していた納品書が正規店発行じゃない、というお返事をいただきました。
それはそれは気の使っていただいた指摘メールをいただいた月曜日。朝から顔が真っ青です。かなりのショックを受けたのを覚えています。

そんな状況ですので、英語で売り手にその旨を伝えてあっちこっちしました。結果、流通の関係で販売した店舗のものを渡したが、大元は正規店とのことで、そちらで再発行してもらった領収書を提出して無事、初期不良で修理いただきました。
一瞬真面目に詰んだ、と思った記憶があります。

海外購入はやはり危険なのか

今や商売はワールドワイドなので、そこに商機を見出して仕事をしている方は山ほどいます。が、やはり高額商品は危険だなと思ったのが実感です。
今回、Ebayで購入前に評価、正規店などなど、一通りチェックしたつもりでしたが、上記の通り販売店やルートの違い一つで保証が切れる可能性もあります。今回は売り手が対応してくれたからよかったのですが、実際、正規店と偽ることも可能ですし、取引自体に評価がついている状態だと問い合わせそのものがスルーされてしまう可能性もあります。

商売としてどこまで責任を持つべきか、国や文化によって結構違うわけでそのニュアンスをしっかりと伝える上でも基本は母国ベースで選ぶべきかなぁと思います。

最近は円相場のおかげで、むしろ日本で買うと安いよ！みたいなレベルなので、そうそう海外通販する機会もないかもしれませんが、何かの参考になれば。

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