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写真に行き詰まった時の処方箋、視点編

やあ、僕です。
タイトルみたいなのを語れるほどのキャリアはないのですが、悩んだ数だけは負けないと思っています。そんな僕の処方箋、聞いてください。

悩みを分析だ!

スナップ。そうスナップ写真です。
僕はポートレートから入っているので、とにかく構成の美意識が弱いと思っています。背景に対してどう配置すべきか、どう構成すべきか。スナップの場合、何も考えずに撮影するのも楽しいのですが、やはりSNSなりで見てもらう以上、ある程度魅せる部分が必要、みたいなのに気づいた時にこれはいかんなと思いました。なのでそれなりのテーマ設定なり、これだけは入れよう、みたいな縛りをして呪力を底上げしようと思ったわけですが、そうしたら撮れないこと撮れないこと。

スナップはとにかく歩くことが大事とは先人の教えてですが、歩っても出会いがない時は出会いがないんです。なのでまあ撮っておくか、な写真が増えるわけですね。ほんと、シャッターが重い時期で、定期的にこれが来るんですが。

なんでシャッターが重いかというと、意識の先で見えてるのが違う、みたいな。

これ、とりまパシャパシャ撮ってみるか期に撮影したんですが、塗りたての赤って綺麗だなーとか思ってシャッター切ったはずです。でもその意図が今ひとつ見えていないというか、赤は赤なりに写す工夫があったかなーというのが無念。あとで見返すと折り目のところに色気を感じる、なぜか。

つまり、あるものをそのまま写すよりは一歩違う視点が欲しいなと思っているわけですね。これがなかなかしんどいわけですが。

どう解決してみようか

たとえばこの2枚、田舎町のディスプレイってなんでこんなんあるの?みたいなのがあって好きなんですが、上が「おーなんかいいじゃん!」みたいなノリで撮影した写真。
下が「おーなんかいいじゃん、工夫してみよう!」で撮影した写真です。

どっちも好きなんですが、1枚の中身としては下の方が僕は好きです。

どうして工夫できたのかというと元ネタは多分なくて、
扇風機おもしろ!>あれ、ガラスに車が写るじゃん!>風で押してるように撮れないかな?みたいなロジックでした。
こういうのって面白いですよね。

なので、街中で興味が湧いた、美しいとかかっこいい、なんでもいいんですけど感情の言葉が自分の中で付与されそうなものを見た時に、ただただ撮影するんじゃなくて一周回ってみる、その中でこれがどう見えるのかを考えてみる、ある意味ポートレートと同じかもしれないです。
そう言う視点を意識したらシャッター回数は減りましたが少し楽になりました。

視点を変えるために効くお薬

写真集を読むのが一番です。

僕は一時期SNSでどっぷり写真見てた時期があるのですが、今はお勧めしません。スナップでいい写真探そうとSNS漁るとどうしてもいいね数に引っ張られます。それがいい悪いの話ではなくて、それをトレースしていくと、Buzzに引っ張られてしまいます。それが本当に撮りたい、気持ちが動いた!みたいな感覚なら最高なんですが、僕自身はそれが撮れないし、そうじゃなかったので、今はどっぷり写真集です。

あと、一番効くのはレンズを変えちゃうことです。
手癖、みたいなのを意識したことがあるんですが、それが重しになっている場合もあります。なので焦点距離そのものを変えちゃう、特に枚数のためにズーム一本だった時期があったのですが、単焦点一本にしたらかなり撮り方が変わりました。
力技で画角を制限することで、手の方が工夫を考えるんでしょうね。
結構これが効いたので、処方しておきます。

何かの参考になれば。

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