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房総(4/4) 奥米台隧道から奥米隧道

大満足の三間川の沢歩き。
四角い川廻しトンネルに開墾場の滝。
どれも堀りっぱなしの素掘りのまま。
それでいて周りの自然になじんでいる。
途中の沢のあの神秘的な風景も目に焼き付いたまま。

ひとりニヤニヤしながら帰りのバスを調べて帰路についた。
予定よりだいぶ押してしまったので、目的のバス停を変更。
北へ向かいました。
このルートにはまたトンネルがあります。

さっきまでいた山奥のトンネルとは違い三島湖の観光地に近いトンネルなので、しっかりしたトンネルだろうと期待はしていなかったのですが。

奥米台隧道に来ました。

しっかりコンクリートで覆われたトンネルです。
あまり変状もなくしっかりした作りです。
トンネルの中で大きくカーブして、見通せません。

反対側の坑口を出ました。
出たところが開けていたので、脇を見るとなんと素掘りトンネルがありました。
だけど通行止めの看板が。
えー。残念。
でも近づけそうとおもいつつ・・・

なんと立て看板からフェンスまでの間に鉄条網が蜘蛛の巣のように張ってあって、人が入り込めないようにしてあります。
君津市さんここまでするかー!

諦めて、反対側の坑口から回れないかと地図を見るとちょっと先に反対側の坑口まで続く道があるようです。
沢と違って、道なら歩けるので行ってみようと、すすんで行くと、さっきまで沢歩きしていた三間川の下流と交差している橋に来ました。
ここから沢に降りて遡れば開墾場の滝の下に行けるかもと思ったのですが、沢歩きには時間がかかるので今回は諦めて、と目をやると、吊橋がかかっているじゃないですか。
珍しいな。予定変更して行ってみるか。とおもいそこへ降りる道を探していたら、また君津市の通行止めの看板が。
あの吊橋も通行止めか。

さらに歩いて行くと、切土斜面にフェンスが倒れています。
そのフェンスにも君津市の通行止めの看板が。

最初は道路を通行止めするフェンスかと思ったのですが、よく見ると、倒れているフェンスの後ろに穴が開いているようです。
こんなところに素掘りトンネルが。
すぐそこがもう反対側。短いなぁ。
せっかくの素掘りトンネルなのにここも通行止め。残念

さらに先へ進んでいったのですが、実は地図にはある道が、民家にたどり着いてその先へ進めませんでした。
八方塞がりで、しかたなく引き返しました。
よくもまあ、たくさん通行止めがあるもんで、君津市役所に就職したくなりました。

さて、ほんとに急がないとバスに乗り遅れそう。
しばらくして、最後のトンネルにたどり着きました。
奥米隧道。

昭和30年竣工。今日見てきた道路トンネルの中では一番古いかも。

ありゃりゃ。
これはすごい。
坑口付近はコンクリートで作られていますが、奥に入ると、吹付けはされていますが、堀りっぱなしのゴツゴツしたトンネルです。
照明の色とあいまって、雰囲気のあるトンネルとなっています。
いいじゃないですか。うきうきしてきました。
トンネルの先を見ると、なんとトンネルがくねくねと蛇行しているじゃないですか。

これまた不思議

最後になって面白いトンネルに遭遇。
ラッキーです。
あれ?
トンネルの壁の足元に凹みがある。なんだろう?

高速道路では、非常電話や消火栓のために横の壁を掘り込む事はあるのですが、このトンネルはそんな設備も無いし。

なんと横穴が開いている。
水没はしているけど結構奥まで続いていそう。
水がなければ入って行ったかも。

さらに進むとまたもう一個横穴が。

ここも同じですね。

それにしても不思議なトンネルです。
蛇行しているし、横穴はあるし。

出口からみると次のトンネルが。

ちょっとだけ明り部になっていますね。

続きのトンネルも、中は掘りっぱなしで吹付けてあるだけでした。
堀りっぱなしは雰囲気がありますね。

ようやく、里に降りてきました。

このトンネルで今日は最後です。
扁額は「奥米隧道」です。2本で1つの名前ですね。

トンネルを抜けるとそこはレクリエーションの場となっている三島湖です。
静かな風景です。

おしゃれな消火栓のマンホールが。

ようやく、最寄りのバス停に着きました。
最終のバスに間に合いました。
20分ほどまだ余裕があるので、靴の履き替えや汗を拭いたりの身支度を。

いやー。
よく歩きました。

亀岩の洞窟 9:50発
最初のトンネル 10:50
川廻しの四角いトンネル 12:00
開墾場の滝 13:40
奥米台隧道 14:30
奥米隧道 16:00
宿原バス停 16:40着

38,000歩

まだまだ房総には行きたいところがたくさんあります。

楽しみが増えました。


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