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2022年の不完全燃焼

同僚の先生から「どうしてカナダに来ようと思ったの?」と質問され、「違う国の保育・幼児教育について勉強してみたかったから」と答えた。たしかに、カナダに来た当初の目的はそうだった。

しかし、最近はどうだろう。カレッジを卒業し、働きはじめ、永住権も申請したあとから、日々なにかが足りないような、もっと頑張らないといけないような、不完全燃焼感。2019年に設定した目標をおおかた達成し、あてもなくさまよっている。

2019年に立てた目標
・カレッジ卒業
・保育士資格の取得
・現地の園での就職
・永住権の取得(現在、申請中)

大学生のときの「面白くありたい」だとか「有名になりたい」だとか「ほかとは違う自分でありたい」だとか、そういう自己顕示欲からくる欲望や野望のようなものは、いったいどこに行ってしまったのだろうか。

いい保育士になりたい、英語をもっと高めたい、Webライターをやってみたい、イラストやWebデザインに挑戦してみたい、動画を編集できるようになりたい。結局、さまざまな「やってみたい」が、やりっぱなしで、なにも続いていない。

カナダにいることで、少し人と違う経験ができているかもしれない。でも、根本的には日本にいる頃と変わっていないと思った。生活する環境は自分で選ぶことができる。でも、どこの国で暮らしたとしても、自分自身とは一生向き合っていかなければならない。どうありたいのか、なにをしたいのか。

自分には、新しい目標が必要だ。2019年に立てたような、一見すると手が届かなさそうだが、努力をすれば達成し得る目標。「保育士」という一足と、あともう一足、なにか別の草鞋がほしい。なんなら草鞋より、NIKEとかNEW BALANCEとかのイケてるやつ。

次の新しい目標についてはまだ模索中だが、自分を労わりつつ、少しずつ歩を進めて行けたらいいと思う。


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