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FTインプレッション-052【KDWオフセットクラッチ】

もくじ
https://note.mu/tonuma/n/n30e1d1920c69

どうも、こんにちわ、ぼくの釣り具紹介です。今回はオフセットクラッチです。カルコン101に取り付けていきます。ていうか付け替えです。

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現状付いているのが、アルデバランかなんか用のオフセットクラッチ、KDW(カケヅカデザインワークス)さんの製品です。問題なく使えるには使えます。ただ、唯一、問題があるとすれば、ラインをぱんぱんに巻いて、キャストしたりフォールさせる際に、バックラッシュ数歩手前の糸がふわっとした状態になるとクラッチの手前側に引っかかることがあるくらいです。

利用する利点としては
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1)純正クラッチよりもスプールに近くサミングしやすい(気がする。逆にこれが問題を引き起こしますが。。。)
2)純正クラッチはリールシートとほぼ平行であるが、こちらは角度が付いている上に、指との接触面、つまり押下する面積が広いので、慣れればずっとクラッチを切りやすい
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このふたつ。とりわけふたつ目が大事かと思います。ぼくが純正のクラッチがついたリール、といってもカルコンのみですが、これを使う場合、クラッチを切るたびにパーミングの位置を変える必要があるケースが多いのです。手のサイズの問題ですかね。でもこちらのクラッチは握り直しの必要がありません。

そして、なぜこれをつけているかと言うと、カルコン用のクラッチが売ってなかったからです。今回、めでたく専用品を入手できましたので、交換しようと思います。

ではバラしていきます。

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一瞬ですね。ここまで来るのにポイントがいくつかありますので、バラしていく順に説明します。

ハンドル側のカップを外す時の注意点

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黄色で囲ったバネが外れやすいので、ブレーキカップ側を上にしたまま外すようにするといいですよ。また、スプールを外すと本体に見える3本のプラスのビスは外さなくて大丈夫です。

クラッチカムの注意点

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黒いプラスチックが15カルコン101HGの部品表122のクラッチカム、金属パーツが123のクラッチツメ、黄色で囲っているプラスチックのパーツが67のクラッチツメブッシュです。67が外れてどっかに行っちゃったり、急に出てきてびっくりするかもなので、要注意です。

クラッチを外す際の注意点

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プラスのビスですが、初期は固めに固定されておりました。しっかり力を伝えて回さないとネジ山が潰れてしまいます。実際、ぼくのは潰れてます(涙

また、このビスはどっかに行きがちですので、引越し屋さんが家具のパーツを養生テープで巻く要領で、マスキングテープとかでクラッチにくっつけておくと無くさないと思います。

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こんな感じね。また、ビスに関しても元あったとこに挿しておいたり、テープで固定しておくと後の作業が楽になります。

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こんな感じね。

クラッチツメバネの向き

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長い方を本体側に挿します。

ここで、一旦分解完了とします。

クラッチ交換

今回、カケヅカデザインの旧型クラッチというか、カルコン用ではないクラッチからカルコン用のクラッチへの換装です。

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これですね。現在使っている、つくにはつく、なクラッチの難点が改善されているといいなぁ、と思います。デザイン的にも本体を踏襲してますね。

そしてここで気づきました。クラッチ交換だけなら、ハンドルとったりしてバラさなくてもいいことに。。。

クラッチ交換だけなら、ハンドルとったりしてバラさなくてもいいです!!

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この状態にして、赤丸の部分のクラッチプレートとクラッチを固定するビスを外せばクラッチは外せます。

純正クラッチの場合、少し引っかかる感じがありますので、バラした方が外しやすいものの、この状態でも力技で外せます。

なんか、ずっと好きだったコンビニの店員が、しばらくしてから実は男だったことを知ったような、遠いところまで買い物に来たけど財布を忘れてきたような、そんな残念な気持ちになりました。

でも、バラしてしまった方のために、引き続き解説します。ここからが分解3回目くらいの熟練度だと少々苦労する部分かと思いますし。

クラッチカム周辺のセッティング

外すのは簡単なんですが、再セットが少々てこずるかもしれません。

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この御一行様です。

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こうなるのが正解なのですが

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この状態から始まると思います。が、ちょっとコツが入ります。東名の右ルート左ルートみたいに、どちらで行ってもいいんでしょうが、二つあると思います。

一つは、クラッチカムを最初に126の本体Aシートの定位置に押し込んでから力技でクラッチツメを本体Aシートにセットするルート。もう一つは上記写真の状態から、クラッチカムを無理くり本体Aシートの定位置にセットするルートです。僕は後者です。後者の方が簡単かと思います。

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黄色で囲っている部分が定位置ですので、バネに飛ばされないようにクラッチカムを押し付けながらずらすとうまくはまります。はめ込んだら押さえつけたまま64のクラッチカム押サエ板をセットしついでにクラッチヨークの向きを間違えないようにしてピニオンギアと一緒にセットします。この際、クラッチヨークの向きが逆だとはまらないと思います。厄介なことに201はヨークの向きが逆でもはまってしまいますが、101は「それじゃ入らないよ」と教えてくれるので優しいですね。来るもの拒まず、な201も優しいですけどね。

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このように押さえたまま作業進行します。親指の先にあるビスを締めたら、あとは来た道を戻るだけなので簡単ですね。

あと難所っぽいのはそうですね、ドラグワッシャーの向きくらいですかね。。。

完了、と。徒労感極まりない。やれやれ。。。

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