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あたまのなか@想

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あたまのなかでおもっていること、考えていることを書いています。ちょっとエモい。やけどに注意です。
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#311

東京の16歳が見た3.11

3.11の経験は、当たり前のものではないと知り。2月、関東や東北で大きな地震が直後、愛知出身の友人と会っていた。 友人「長かったよね、こないだの地震」 私「うん、地震酔いになった。」 友人「地震酔いって何?」 と言われ、私は3.11のとき、余震で地震酔いによくなっていた話になった。友人は3.11が起きたときは京都にいたらしく、ニュースのなかの出来事だったようだ。 3.11を直接体験してない人もいるから、これは書いておかなければ、と思って筆を取っている。 ふと思い出

8年越しの謝辞と120万円の小銭の重み

120万円ほどの小銭は、紙袋がちぎれるくらい重かった。 色んな「日常」が壊れた2011年3月11日から1か月も経たない4月初旬のことだった。私はちょうど高校2年生になるとき、約120万円の小銭が入った紙袋を渋谷のど真ん中で持っていた。そう、3.11(当時は名称が決まるか決まらないかくらいだった)への義援金を街頭募金で集めたのだった。 2011年3月11日、私は16歳で高校1年生だった。テスト明けで学校がなかった私は、あの地震の揺れを、東京の実家でひとりで経験した。津波の様