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ザ・ループTRPGを遊んでみて……。♪

 素直に楽しかった。上手く回せたかはかなり怪しいんだけども、でも回して良かった。面白かったし遊び方自身、可能性も感じたので、そんな話。
 「初めてGMしてみた」は生まれて初めてTRPGのGMをした話ではなく、ザ・ループTRPGの初プレイがGMって話。

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■「ザ・ループTRPG」とは
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・2021年に日本語訳版が発売されたスウェーデンのゲーム(洋ゲー)

ナラティブ系TRPGらしい。

・ゲームの世界。1980年代というノスタルジックな中に、謎の科学施設、磁気飛空艇、自律型ロボットの存在するオーバーテクノロジーが混在する「もうひとつの1980年代」(オーバーテクノロジーの感覚でいうとバック・トゥー・ザ・フューチャー、バイオニック ジェニー、ナイトライダー、パトレイバーな感じがする)。

・ゲームのキャラクター。PLは子供(10~15才)になる。不思議で面白い事件が沢山起きて、それらの事件に子供たちだけで解決しなければならない冒険譚。そして大人はみんなシナリオクエストの役には立たない。
(子供の冒険という感覚では、グーニーズ、スタンド・バイ・ミー、IT、映画のドラえもん、覇悪怒組、魔隣組のような気がしている)

舞台は、スウェーデンのストックホルムか、アメリカのネバダ州か、日本の千葉県を舞台として選べる。今回自分がしたのはスウェーデン。でもアメリカの方が映画の情報を利用しやすいかもしれない。

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■夏休みと殺人鳥(ナツヤスミトサツジンドリ)
※殺人鳥を「サツジンチョウ」か「サツジンドリ」か悩んで豚汁みたいなモノだと思って「サツジンドリ」とした。
ルールブックに記載された公式シナリオの一つ。
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 キッド(PC)達が住んでいる場所は、スウェーデン、ストックホルムの西側にあるメーラン湖諸島の一つ、スヴァットショーランデット島。

舞台

 時期は、夏休み中。この時期は白夜中で、太陽はほぼ24時間出ており、とても暑い頃。

 風景は、のどかで緑(雑木林)と湖に囲まれている。80年代だからか道路もコンクリートの舗装はあまりされてないように見える。
 雑木林の中では、ウサギ、キツネ、シカが生まれたばかりの子の世話をしてる。虫も蚊がいっぱいいる。
 湖岸沿いでは、海藻、小さな魚、ハエがたくさんいる。

島

 一方、人々は各々バーベキューしたり、キオスクでトロカデロというジュースを買って飲んだり、マリービスケットを食べたり、モペッド乗ったり、嗅ぎ煙草のスナッフを嗜んだり…。

舞台説明

 そんな、のどかな場所で冒険が始まる事になる。

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■オンセしてみた
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 Discord(ボイチャ)+ユドナリウムという形で、キャラクター作成&セッションを1日で行った。時間にして11:00~19:20。

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 不思議と「ザ・ループTRPG」のスタートは1985年頃の金曜ロードショーのオープニングが似合う気がして、そんな感じの部屋に。でBGMは金曜ロードショーの「Friday Night Fantasy」かなと……。

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 それにしてもココフォリアはSEやカットイン周りが強いのでココフォリアも好きなツールだけども、ユドナリウムは3Dってダケでスクショが映えてる感が凄いよね…。なんとなくカッコ良く見える。

 ●時間的な配分……
 11:00~13:10に集合してキャラ作会…
 14:00~19:20をセッション。
 ゲーム時間はキャラ作込みで7.5hくらい。

 あんまり時間掛けるワケにもいかなかったり、ちょっと気になる事もあったので従来のようなTRPGの回し方をしたりして、アッサリさせる事に務めた。それでもとても楽しかった(理由は後述)。

 システム的にも楽しい感じがしたのは、クリティカルやファンブルはないんだけども技能判定のボーナス購入部分は面白いなぁ~と思ったり。シーンが進む事によって事態が悪化していくカウントダウンの仕掛けも面白い。「秘密基地」という存在も子供達の要素感があって楽しい。エブリディライフというPCの日常生活シーンも合間合間に挟むのも楽しい。面白いギミックが沢山あっていいなぁ~と思った。

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 それにしても、自分セッション中にBGMを流すの苦手っぽい。各PC達にはテーマ曲もあって決めて貰ったにも関わらず…うまく流す事が出来なかった。更には自分自身1980年代の曲としてBGMを沢山用意したケド、ほぼ流す事が出来なかった…。しょんぼり。

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■回してみて……感想
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 ループはPLが自身のキャラの設定を用いて個人的な物語を作り易い仕組みがあって、それがうまく出来ると楽しそうだなとか。
 例えばキャラクターシートにある「動機」「悩み事」「プライド」「他キッドやNPC達」を念頭に置きつつ、経験点の為の質問「悩み事or人間関係に起因するトラブルに巻き込まれた?」「プライドが原因で苦しんだ?」「他のPCの為に自ら危険に晒した?」「何か新しい事を学んだ?」等を獲得できるよう、シナリオやルルブにある「キッドの登場」の枠組みと組み合わせて、考えるとか…。
 考える際も、PL一人で考え込まず、他PLやGMと相談したりすると盛り上がりそうだなぁ~とか。

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 ナラティブらしさを求めていたケドも、そもそも自分が読み込んで判断したナラティブもその解釈であってるかどうかわからなかった…。ナラティブってなんだ?って気がした。自分なりのは下記に記載した通り。

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 一方で、SNSや野良卓界隈だと回し方や一般的な回し方という事への縛りも多い事もあったので自分の回し方で同卓したPLさん達に迷惑をかけたくない事から、YouTubeにもリプレイ動画として「ザ・ループTRPG」の配信がされていたので視聴した(ニコニコ動画にはなかった…)。
 視聴してみたら、自分がやろうとしていた回し方とは異なる内容だった事もあり、急遽、配信されたような回し方を意識するように変更した。

 一方、ルルブを読んだ受け取り方や、遊んでるグループ、コミュニティ毎に遊び方自身が大きく異なるんだろうなぁ~とも思った。だとしたら、ここではこういう遊び方だけども、他だとどんな遊び方になってるだろう?とご当地巡り感覚で遊ぶのも楽しそうだなぁ~とも思った。

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 個人的にはスウェーデンを知らなかった分だけ色々調べたりして楽しかったんだけども、言葉の壁があって具体的な地域をオンセ中に調べるのにスウェーデン語をキーボード上で書くのが難しくてgoogle検索しずらい問題があった。ここ等辺を考えるとパッと検索できるアメリカ舞台の方が、1980年代の映画や海外ドラマ含めて検索性が高くて使い勝手は良いかもしれない。

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■まとめ・所感
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 色々な人の回している卓に遊びに行くのがいいかもなと思った。

 あと卓全員がGM経験者で、ループTRPGのGMが出来る程読み込んだ状態で遊ぶと、もっと劇的に違った展開になるのかもなぁ~と思ったり…。

 一方で時間管理はどうしたらいいのやらとは思ったり…。特にダイスロールに失敗した際の新トラブル発生とかやりだしたら楽しくはなるけど…。

 そんな感じで遊び方や楽しみ方の可能性を感じたセッションでした。あと様々な作品で用いられるナラティブの遊び方が気になった。

組み体操


最後にザ・ループTRPGのサイトの紹介。


おわり

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