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諫早湾干拓地と自転車

長崎県諫早市には諫早湾干拓地があります。潮受け堤防を開門するか否かで、国、漁業者、営農者それぞれの立場から係争中であり依然決着は見られていません。ここではその問題には触れませんが、自転車乗りの立場からすると、諫早湾中央干拓地及び諫早湾干拓堤防道路は絶好のサイクリングコース、トレーニングコースとなります。2015年には自転車のタイムトライアルレース(100㎞)が開催され自転車雑誌にも紹介されました。


この干拓地はほぼフラットであり、信号もないし交通量が少ないことで、かなりスピードが出しやすいです。当然一般車両も走行しているので交通安全には十分注意する必要があります。もちろんスピードを出さなくても、広大な干拓地を多良岳、雲仙岳を眺めながら走ると気分爽快、かなりリフレッシュできます。ただ真夏に走ると木陰が無いので、灼熱地獄の状態になります。諫早中央干拓地の東西幹線道路の突き当りには、中央広場・中央公園もあります。トイレ、駐車場も完備されていて、ここに車を止めて練習している自転車愛好家の人もいます。プロの競輪選手がトレーニングしているときもあります。この公園の上の堤防には遊歩道があり、散策するのも良いかもしれません。

また潮受け堤防の上の諫早湾干拓堤防道路は全長約8㎞ほぼ直線のコースです。ギロチンと呼ばれている潮受け堤防も間近で見ることが出来ます。途中の展望所で、干拓地と有明海を眺めながら、自然とは何か、人の営みとは何かと思索にふけるのも良いかもしれません。諫早湾中央干拓地と諫早湾干拓堤防道路、ぜひ一度サイクリングしてみてください。

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