『やよい軒』の一部店舗で、おかわり有料化と言うニュースが出ています。

一定の率でおかわり無料が出ても大丈夫な様に、全体の価格を設定しているのだと思いますが、『おかわりをしない人』の不公平感に配慮した、とあります。

で、結論は『今までのおかわり無料の発生を想定した価格』を下げる事なく『おかわり代』を追加。値上げです。

携帯業界と似ていますね。
契約者全体から貰う通信料金を原資に、新規端末価格を値下げし、顧客増を目指す。
機種変更は下げない（顧客増に繋がらない。解約しにくい様に家族丸ごと固定回線もふくめて囲い込んでいる。更に携帯の購入契機は家族それぞれバラバラなので2年間縛りの終期かバラバラなので、機種変更契機の他者へのMNPは激減しています）
で、『頻繁に新規（MNP）をする人と、長期使う人間の不公平感を是正』する為、『新規（MNP）の値下げをやめる』
結果、値上げです。

そもそも、自分はおかわりをしない。自分は携帯を買い換えない。
自分が損をするのではなく、他者が得をする事に対するクレーム。
他者に対するものと同等のサービスを求めるのではなく、自分と同じサービスを他者にする様に求める。

結果、消費者は誰もが得しない。
他者がサービスを受けられなくなった事で、クレームした人は満足でもしているのでしょうか…

このあたりの、基本となる論点と結論がズレる、は会社でも見受けられます。

働き方改革！ワークライフバランス！
よし！残業削減！でも基本給は上がらない。
残業代を削られて生活が苦しくなる。
じゃあ、副業だ！
待て待て待て待て！前より労働時間増えてるよ！

そのうち、セットでの値引きはセットで買わない人の不利益であり、セットは全て禁止！
マンションは賃貸も分譲も、募集の時期等により部屋毎に価格が異なったりしますがこれは禁止！（分譲の場合は築何年等での評価はあり。賃貸はそれをやるなら全ての部屋の値段を下げる）
電車の定期の途中下車別料金化
（定期を持ってる人と切符の人で不公平）
国民皆保険制度につき、利用頻度に応じた保険料（自己負担とは別で）の設定

等々、過激になってくるかも知れません。

で、最後は消費者は得をしない。
うーむ。

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