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横浜市歌の有効活用

「我が日の本は島國よ 朝日輝ふ海に」

横浜市で小中学校を過ごせば、誰しも必ず歌った事がある横浜市歌。
私も、小中学校の朝礼中に歌った事がります。

今はベイスターズの応援で使われていることもあり、他県の方にも結構認知度は高いです。

まず、横浜市歌あるあるは。
作詞を森鴎外っていう事を歳をとる毎に他県に伝えたがる。
6/2は横浜開港記念日で、横浜市立の学校は休みになるので、学年全体でその前日に歌わせられる。
6/2が休みなので、無理矢理な理由をこじ付けて開校記念日にもして2連休になる。
(我が母校は、学校を作ろうと会議が始まった為開校記念日とされていました)

森鴎外 タップすると横浜市歌が流れます。

等々、開校記念日に寄せておりますが挙げると枚挙にいとまありません。

しかし、私が言いたいのは転調がなかなか今の時代に合っていると感じています。

知らない人に解説をするとAメロの「船こそ通えー」が終わると、急に転調をします。
横浜市歌の構成は今の話→昔の話→今の話と、時代が変わる毎に転調繰り返しながら進みます。

酔っ払いでいうと最初乾杯の時陽気で、酒が進むと一回泣いてめんどくさくなり、最後お開き付近になるとめっちゃテンション上がる人みたいな展開を見せます。

しかも、最後の転調時に「今はもも船、ももち船」と鴎外が狙ったか知りませんがステキなrhymemまで踏み、歌っていて一番気持ちいい部分でもあります。

横浜市民はこの横浜市歌を幼少期から歌わせる事で、プロパガンダをされて
私のような海もない山の住人も、横浜市民としてのプライドを植え付けられていくんだと気づいた頃にはもう立派な横浜市民になっていました。

私はベイスターズファンではなく、巨人ファンなのでベイスターズと戦う時にベイスターズ応援団から横浜市歌が流れてくると大抵苦虫を潰したような展開なので、本当に近年は歌う事がなくなりました。

ただ、一つだけ有効活用できる場面を発見しましたので共有させて頂きます。
横浜市出身の友達が数人いるカラオケをやる時が来たら、横浜市歌を入れてみてください。
十中八九盛り上がります。
カラオケで中々先陣を切るものがいない時に入れてみると、みんな合唱をして盛り上がりますのでおススメです。

わが日の本は島国よ (わがひのもとはしまぐによ)
朝日かがよう海に (あさひかがよううみに)
連りそばだつ島々なれば (つらなりそばだつしまじまなれば)
あらゆる国より舟こそ通え (あらゆるくによりふねこそかよえ)

されば港の数多かれど (さればみなとのかずおおかれど)
この横浜にまさるあらめや (このよこはまにまさるあらめや)
むかし思えば とま屋の煙 (むかしおもえばとまやのけむり)
ちらりほらりと立てりしところ (ちらりほらりとたてりしところ)

今はもも舟もも千舟 (いまはももふねももちふね)
泊るところぞ見よや (とまるところぞみよや)
果なく栄えて行くらんみ代を (はてなくさかえてゆくらんみよを)
飾る宝も入りくる港 (かざるたからもいりくるみなと)

おわり。

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