有名なあの曲は現代社会の生き方を予言していたのか

どうも、とらぎつねです。
今回は有名なあの曲について、時代が変わって見方が変わったんじゃないだろうかということに気づきまして、それを書いてみたいと思いました。
同じように感じている方、果たしていらっしゃるでしょうか?
曲のタイトルは「世界に一つだけの花」です。


<その曲を嫌いだと言った元上司>

もうかなり前からこの曲は有名ですよね。
しかし20年くらい前、私の元いたちょっとブラック企業的だった職場の上司は、この曲を嫌いだと言っていました。
ビジネスマンたるもの、ナンバーワンを目指すべきだということ。
いや、別にマッキーはビジネスマンに向けてこの曲作ったわけじゃないと思うんですが・・・。

その上司、とにかく「人生において仕事以外は無駄で無価値」という教えを盲信している典型的なビジネス教の信者でした。
実際、年齢の割には出世していたので仕事はできていたのでしょう。
ただ自分とは全く価値観が合わない上に、上司だからなのかとにかくビジネス教の経典が何より正しい、他は邪教であるという信念を押し付けまくってきたので退職しました(笑)

私の経験はさておき、確かにこの歌は「1番になる努力を怠るものが言い訳として使う歌だ」とか「作詞した人が犯罪者なのだ」とか、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い的な発言もあるのは事実。別に私の上司だった人だけじゃないんですね。
しかしここへ来て、私の視点がちょっと変わったからなのかこの曲は正しかったんじゃないかと感じています。

<オンリーワンがない人たちと収入源の数への固定観念を壊せない人たち>

なんだか小難しい小見出しになってすみません。
この曲の歌詞については、今更なのであえて掲載しませんがご了承を。
歌の中で、ナンバーワンよりオンリーワン、それに気づこうというような歌詞があったかと思います。
さて現代においてこれはどうでしょうか?
私も投資をしながら早期リタイア(サイドFIREですが)を目指そうと決意した時から、人生のいろんな可能性について考えるようになりました。
視野も、もっともっと広げなくてはいけないと感じているところです。

そうなると出てくるのが副業。

自分は何が好きなのか?
何が得意なのか?
それにニーズはどれくらいあるのか?
それはお金を生み出すことができるのか?

自分が何か副業をするという時、これまでの人生の棚卸しをするというのはよく言われることですよね。
その時に気づくんです。自分のオンリーワンは何か?ということに。
もちろん、ナンバーワンである必要はありません。
例えばですが、自分は格闘技が好きでずっとぬるぬる続けています。
でもナンバーワンになったことはありません。一度も何の大会でも優勝経験はないのです。
しかし初心者に教えるくらいはできますよね。
ミットを持つことも、経験者相手にやることくらいはできます。
自分の周囲(関わる人たち)の中で、1番目か2番目に詳しい・経験があるというくらいをオンリーワンと定義して良いかと思います。
自分にとってそれは格闘技だと思い至りました。
あなたは、何ですか?

そして収入源の数について、固定観念が更新されないとどうなるでしょうか。
多くの人が、未だ「収入源=お給料」というサラリーマン思考から抜け出せずにいるようです。
そのため芸能人やスポーツ選手が引退するというニュースを聞いて、「これから生活どうするんだろう?」なんて他人の生活費について心配したりします。

収入源は複数あっていい。そのことに気づかないと老後は厳しい。

最近は多くの本やユーチューブ動画で、そういった内容の解説が聞かれます。
まずは副業や投資により収入源を複数持つことに対し、アクションを起こさない限り貧乏人生はどんどん近づいてくると考えています。

そう考えると、この歌の内容は時代の先を行っていたのかな、なんて無理やりこじつけて考えることもできちゃいそうです。

<世界に一つだけの花は、次の時代を予言していた!?>

都市伝説風に言っちゃいましたが、すみません大袈裟でした(笑)
作詞者のマッキーだって、別にそんなこと考えてなかったと思います。
単に自分の考えを作詞して作曲したリズムに乗せたのだと思ってます。
しかし実際、2023年現在においてオンリーワンは稼ぐ能力を考える上で重要です。
ナンバーワンじゃなきゃ意味がないのだ!と言っておられたかつての上司などは、今は何をしているんでしょうかね。
仮にサラリーマンとして大成功して、年収も数千万円で・・・となっていて、無駄遣いもせずに老後資金をせっせと作ってきた、というのであれば退職しても死ぬまで財産残るかもしれません。
ただ気になるのは友人や家族との関係。
定年退職なり、老いが原因で働けなくなることは、将来的にかなりの確率で訪れる未来だと思います(その前に死ななければ)。
働くことを辞めた時、利害関係なしに一緒に遊びに行ってくれる人がどれだけいるのでしょうか?
ナンバーワンを目指し続け、年収を増やし続け、それで、そのあとは?
退職後に誰からも構われなくなってしまった孤独な老人を、我々は1人くらい知っているのではないでしょうか。身近でなくとも、ニュースなどでも。

つまりこの歌は、オンリーワンを目指すことで自分の趣味や才能を活かすことができ、それで収入源を一つ増やせる。しかも好きなことや得意なことなのでやりがいもあり、その過程で上下関係などを超越した仲間もできる。今の生活や老後資金のために始めたとしても、老後も残る友人や仲間といった財産まで得ることができる・・・。という都合のいい解釈ができそうだなぁ、とふと思った、というお話でした。

いかがでしたでしょうか。
ただのこじつけですが、この歌を好きでいて、自分の趣味や得意分野を継続してきたオンリーワンを持つ人たちと、ただ仕事で1番の成績を取ることのみに全振りしてきた人たちに、今どのような差がついているのかな、と思った次第です。
もちろん、どちらがいいかは価値観によります。
やっぱり私は、仕事以外にも自分の居場所を持ち、選択肢を多くできる人生の方が楽しいと感じているので、そういう人生を歩めるよう行動しているつもりなのですが。
専門家や職人、金メダルを取る人や世界チャンピオンになる人には響かないのだろうとは感じますけどね。
それもそれ、人それぞれだと思いますので共感を呼びたいわけではないです。
自分は自分、他人は他人。
私は自分の持つ人とは違う種を育て、花を咲かせることに一生懸命になろうと思います。
あなたは、どう思いますか?

それでは、また。


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