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女子に見て欲しい80年代アニメ⭐️その名は「北斗の拳」!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

どうも、とらぎつねです!
今回はあの名作「北斗の拳」をちょっと独自の目線でご紹介していきたいと思います!
要は、女子目線で見るとどうかなって話です。

<北斗の拳とは>

1983年から約5年間、週刊少年ジャンプで連載されていた劇画調のマンガです。アニメ化、映画化、ゲーム化などなど幅広く展開し、現在でもファンの多い作品です。
あらすじとしては、一子相伝(伝承者が一人という意味)の暗殺拳、北斗神拳の伝承者ケンシロウが主人公。舞台は199X年、核戦争で荒廃し切った世界。文明が滅んでいるため、暴力が支配する世の中となっています。この世界で恋人・ユリアをかつての親友・シンに暴力で奪われ、復讐のために立ち上がったのがケンシロウでした。
物語序盤でいきなりそのシンと決着をつけるのですが、これは作者が「そんなに続かないだろう」と踏んでいたせいだと言われています。しかし北斗人気はとどまるところを知らず、シンとの対決後も名シーン、名台詞を連発していきます!

<女子目線で見たとき、北斗の恋愛要素は!?>

劇画調のムキムキマッチョマンたちが殴り合うこのマンガに、恋愛要素なんてあるのかというのが第一印象かと思います。
それがあるんです!!
でもそこはシンプル。徹底的にケンシロウの恋人、ユリアに拳法家の男たちがそろいもそろって皆んな惚れます。何がそんなに刺さるのかほとんどの男はユリアを愛します。もうユリアを主人公に乙女ゲー作ったらいいんじゃないかと思います。
でも今回はあえてユリア目線ではありません。マミヤ目線ならどうでしょう、という内容です。

<マミヤから見た北斗の魅力>

マミヤのお話を簡単にご紹介しますと以下のようになります。
登場人物はケンシロウ、ケンシロウのライバル的存在のレイ、マミヤです。
・マミヤ、水が豊かな村の村長の娘として生まれる。
・水が野盗どもに狙われ、両親も殺される。
・自分が新たな村長となって、悪党から村を守ると決めて武器術を使い戦う。
・そこに流れ着いた旅人のケンシロウとレイ。村のために唯一の肉親である弟を犠牲にする決断をしたマミヤの涙を見、二人で野盗どもを壊滅させに行く。

この件で各キャラたちの気持ちはこう動きます。
レイ→マミヤに惚れる
マミヤ→ケンシロウに惚れる
ケンシロウ→ユリアを想い続けている

そんな中で、二つの巨星が動きます。かつてレイの同門だったユダ(美意識の高い男。けっこう強い。)ケンシロウの兄にあたるラオウ(第一部のラスボス。とんでもなく強い。)の二人です。
ラオウがマミヤの村を襲おうとしますが、レイとケンシロウでなんとかこれを撃退します。しかしこの戦いでレイは「3日後に死ぬ」という秘孔を突かれてしまいます!(秘孔はまぁ、押すと死ぬツボみたいなもんだと思ってください。)
その最中、今度はユダがマミヤを狙っているという情報が入ります。この3日間のうちにユダを倒し、マミヤに村の安全をくれてやる!と気力を振り絞るレイですが、ユダは3日間逃げ切ればいいと考え姿を現しません。これまでか・・・と絶望するレイでしたが、便利なことにこの秘孔の効果を少し遅らせる秘孔があるとのこと。しかしこの秘孔を突くと全身を発狂レベルの苦痛が襲い、その痛みでショック死してしまうこともあるくらい危険な秘孔なのでした。この苦痛に耐えたところで死ぬのが少し遅くなるだけ。レイは、それでも命を伸ばすことを選択します。全身を襲う苦痛から断末魔の悲鳴を上げ続け、ひたすら耐えるレイ。悲鳴がおさまったとき、レイの髪の毛は苦痛のあまり白髪と化していました。。。
レイは死んだと思い込んだユダは、意気揚々と村に到着します。しかしそこには白髪のレイが!二人は闘い、見事レイが勝利を納めました。

この流れの中で、マミヤに関する重要な出来事がありました。
それが「マミヤはもう、死兆星を見ている!」という事実だったのです!ガビーーーン!!!
(補足:死兆星というのは死が近い人に見えるという星。これが見える人は、近いうちに死ぬ運命にある。)
つまりレイがユダに勝利したとしても、マミヤは結局死んでしまう運命なのです。
これを見た当時の私はこう思いました。
「まずい!レイは今、マミヤを救いたい一心で、気力のみで闘っている!そんな事実を突きつけられたら、レイは膝から崩れ落ちてしまうのでは・・・!」
しかしここが伝説の名シーン。レイの切り返しがかっこよすぎなんです!

「マミヤ・・・どこまでも哀しい女よ。ならば
 お前のためだけに死ぬ男が、一人くらいいてもいい。」

上記の通り、ユダとの闘いには勝利。ユダは死にました。
しかし既に限界を超えていたレイ、徐々に全身から血を吹き出しまさに瀕死の状態です。
そこでレイは、最後のメッセージとしてマミヤに言います。

「いいか、死兆星が頭上に落ちる日まで精一杯生きろ!
 たとえ一瞬でもいい!女として生きろ。女の幸福を求めるのだ!!」

後を追おうとするマミヤに対し、「無様な最後は見せたくない」としてついて来ないよう諭すレイ。「しあわせにな」と残し、死んでいきました。

どうでしょう、女性の皆さん!
例えば自分が死ぬ運命だったとして、「お前のためだけに死ぬ男が、一人くらいいてもいい」なんてセリフ、言われてみたくないでしょうか!?
女として生きろ、というのは今の時代には当てはまらないかもしれません。結婚して子供を産み育てるだけが女の人生じゃない、という生き方も浸透してきていることと思います。
でもレイは結婚しろとか子供を作れとかは言っていないんですね。
「女の幸福を求めろ」と言ったのです。
それはマミヤが村を守るために戦士として戦い続けてきたからで、戦うより幸せを求めて欲しいというレイの願いでした。
マミヤには「自分にとって幸せな人生とは何か」を考えて欲しかったんじゃないでしょうか。

さらに、これはご都合主義かもしれませんが、実はレイの死去と同時にマミヤには死兆星が見えなくなります。
レイは、マミヤの死の運命までも持って逝ってくれたのですね。

<義星のレイ>

以上が、北斗の拳におけるレイの活躍です。
レイは義星という星の元に産まれたとされ、義に生きた漢(おとこ)として描かれています。
相手が別の男を想っていても、構わず惚れた女の幸せを願い続けたレイ。
北斗の拳には様々な男たちが登場します。
女子目線で見たときに、誰が一番好きなのか。
話題にしてみてはどうでしょうか。

なお、テレビアニメで言えばレイ初登場シーンは第23話。そこから29話までで一旦レイの出番が終わり、再登場が第46話、レイの最期は第57話です。アニメ版は上記の原作とはちょっと違うところがあるんですが、それも含めて楽しんでください⭐️
原作コミックスで言えば第26話から82話になりますね。

さらに補足すると「北斗無双」というプレステ用のゲームにてマミヤの心情を歌った歌がエンディングテーマとして採用されています。
谷村奈南の「Far away」という曲です。
レイファンとしては涙なしには聞けない曲・・・!

それでは、長々とありがとうございました!
また次回、お会いしましょう。

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