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9月1日 キーボード配列はQWERTY配列だけではない。実はいろいろあるキー配列の世界。

 キーボードってなんでこんなに使いにくいんだろう……。

 そう思っていたのは私だけではなく、世界中で同じように思っている人々がいるんだとか。
 そもそもどうしてキーボード配列はこんなにグチャグチャなのだろうか。従来型キー配列を『QWERTY配列』(クワーティはいれつ)といい、どうしてこの配列なのかというと、それはタイプライターだった頃、あまりにも早く打ち過ぎて中でハリ同士が絡まりあってしまうのを防ぐため、わざと打ちにくい配置にした……という話はたくさんある「説」のうちの一つだという。
 実は「QWERTY配列」の由来は複数あるらしく、モールス信号を打つのに適した並び方だ……という説。あるいは電報オペレーターにとって都合の良い配列に調整されている……という説。他にもわざと配置をめちゃくちゃにしたものを慣らさせて、他メーカーのキーボードを使えなくするため……と、まあ色々あるらしい。どうしてこの配列か……というのは結局のところ、よくわからないようだ。
 なんにしても、こういう逸話からしてもQWERTY配列はグチャグチャで使いづらい……ということを示している。

 とにかくも、やっぱり「QWERTY配列」は使いづらい。そういうわけで、「対案」を考えた人もけっこういるそうだ。
 まずはこちら。


Dvorak配列
 1932年ワシントン大学の教育心理学者・オーガスト・ドヴォラックが考案。
 文章中のアルファベットの頻出率を分析し、偏ることなく全体に指が移動するように設計された配列だ。


Colemak配列
 あえてQWERTY配列に似たようなキー配置にして、移行しやすく作られている。一見するとQWERTY配列そっくりだけど、同じ指が何度もキーを打つ……ということが少なく設計されている。


Maltron配列
 いっそテンキーを真ん中に配置しちゃえ……とデザインから考案された配列。

 調べてみると、Dvorak配列なんかはなかなか有名で、Wikipediaなんかも作られている。実際に活用している人は多く、キーボードによってはDvorak配列に対応しているものも存在しているようだ。
 すると、それらが本当に打ちやすいのか、客観的な検証をやってみた……という人が出てくる。それがこちら。

 とみすけさんのツイートより。
 オレンジが良スコアだったもの。ムラサキがスコアが悪かったもの。こうして見ると、従来型QWERTY配列はことごとく最低スコアとなっている。客観的にデータを見ても、QWERTY配列のキー配列が良くない……ということがわかる。
 で、この検証をやった「とみすけ」という人は、Dvorak配列やColemak配列は従来型キー配列より確実に優秀であるが、ただしそれは英語文章を打つときに限る……という。そこで、とみすけは自身で「理想のキー配列」を提唱する。
 それがこちら↓

 上に提示したデータの中でもTomisuke配列は英語文章ではDvorak配列に負けるが、日本語文章では優位という結果が出ている。
 キー配列を見ても、左手に母音(あ・い・う・え・お)が並び、右手に子音(か行・さ行・た行・な行~)が並ぶ配置になっている。なるほど、ちょっと見ただけでも、この配置なら確かに日本語文章が打ちやすそうだ。

 という話だけど……それじゃ今度セパレート型キーボードを買う予定があるから、それを買ったときにとみすけ配列やってみようかな。キーキャップを全部外して、配置換えしてね。キー配置を見ても、セパレート型キーボードのちょうど左側に母音が、右側に子音が並ぶようになる。非常に合理的な配列だ。
 ただ……そうはいっても慣れるまで時間が掛かるだろうな。QWERTY配列のブラインドタッチを習得するにも年単位もかかったわけだから……。

 その前に収入だな……。なんとしても作品で収益を上げたいのだけど……。今のところうまくいっていない。

資料はこちらから オススメ!

お話しの続き。いい感じのキーボードを見付けた!


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