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(19)The Future of ‘Birds-first’ Breeding「次の繁殖期に備えるために」

いつもありがとうございます。鳥爺です。

やっとの思いでサーバーさん宅にたどり着きました。お互い初対面なのはしかたがないのですが、なんとなく雰囲気が悪いです。英語がわからない私でも雰囲気は感じました。
そして、サーバーさんとKさんが何か話をした後に私にこう言いました。

「1時間だそうです」と。

つまり見学する時間は1時間以内にしてくれということだと思います。
やはり「招かざる客」だったようです。でもしかたがないです。空港に着いていきなり押しかけてきたようなものですから、招き入れてくれただけでも感謝するしかありません。
私にすれば1時間しかではなく、1時間もオカメインコの繁殖場を見せていただけることはありがたいです。

繁殖場はサーバーさん宅の裏庭にありました。玄関から土足で入り、リビングを抜けて、そのまま土足で裏庭に行く。日本と違う文化とは知りつつも、靴を脱がないことに抵抗を感じました。しかもその靴で今度は繁殖場に入りのですから、、、。
裏庭には3つの建物がありました。それぞれ6畳くらいの広さです。予想に反して大きくないというのが第一印象です。
フィリピンやシンガポールの繁殖場を視察してきました。それぞれとても大きい繁殖場でしたので、その規模の差にちょっと戸惑いました。
鳥種がすべてオカメインコなので、これくらいの規模でできることがわかったことはよかったです。

最初に案内されたのはオカメインコの運動場です。同じ広さのフライトケージが2つ並んでいました。
ケージの中は止まり木だけです。その中に3、40羽くらいのオカメインコはいました。
隣のフライトケージも同じ感じです。
この2つのフライトケージ、何が違うのでしょうか?
早速サーバーさんに聞くと、向かって左側のフライトケージがオスだけ。右側がメスだけだそうです。
私がお邪魔したときは1月でした。繁殖期ではないので、オカメインコたちに運動をしてもらうために広いケージに放しているとのことでした。
これは驚きました。なぜなら今まで視察した繁殖場は、すべてペアで暮らしていました。つまり一戸建てやマンションの一室に夫婦で住んでいる感じです。
サーバーさん宅では、繁殖が終わるとペアを解消し、オスだけの大部屋、メスだけの大部屋に移されるそうです。そして次の繁殖期に備え、しっかり運動し体力を作るそうです。
そして繁殖期が来たら、遺伝学(?)に基づいてペアを作るとのことでした。

なるほど、、、。他にも驚いたことがありましたが、それは次回お伝えします。

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