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鳥爺寺子屋「愛鳥さんの健康管理(9)」排泄物の良し悪しを判断するために

今日は下痢ついてお伝えします。

まず下痢の復習です。
便は消化器官で作られますが、水分が多いと形が崩れた便になります。それが下痢です。
多尿と下痢の簡単な見分け方は、形のないベチャとした便の場合は下痢で、便の形はあるが水分が多いのが多尿、というように覚えていただけたらと思います。

さて下痢の原因として考えられる怖い病気は、腸炎、内臓障害、胃がんなどです。
もちろん下痢をしたら、すべてが怖い病気ではありません。私たちもときどき下痢をすることはあります。そのときに理由が思い当たるときもあれば、まったくない場合もあります。もし下痢が頻発したりするようでしたら、主治医の先生に診てもらうことをお勧めします。
せっかくの機会なので、皆さんに日頃からお願いしたいことが2つあります。
まず一つ目が、排泄物の匂いを嗅ぐことです。
インコ、オウム、フィンチ類の排泄物はあまり匂いがしません。もし匂うようでしたら、その匂いがどんな匂いだったかを文章で書き残しておくといいと思います。
特に下痢をしたら匂いがする場合がありますので、病院に行かれたときに、その匂いの状況を先生にお伝えすると確定診断に近づけるかもしれません。

あともう一つは、排泄物の写真を撮影してほしいのです。
というのは排泄物が良いか悪いかはの判断は、最初の頃は悩むものです。そのためたくさんの排泄物を見ることで目を肥してほしいのです。そのとき判断に悩んだり、明らかに異常であれば、スマホ等で撮影しておくといいと思います。
撮影は排泄物の良し悪しが判断できる目を肥やすことも含めて、日々の健康管理の記録になります。もし判断に悩んだり、異常な排泄物のときは主治医の先生に診てもらうことで確定診断に近づけることができるかもしれません。

繰り返しますね。
排泄物を匂うことと、撮影をすることをお願いします。
これは変態ではありません(汗)。
愛する鳥さんの健康管理のために重要です。
鼻と目を鍛えましょう。

次回は異常な排泄物の例をご紹介致します。

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