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「ハチとパルマの物語」を観て

日曜日の夜に暇ができたので映画を観てきました。「SNS」を観に渋谷ヒューマントラストに行った時にポスターで見かけて、ワンちゃん映画とか最高じゃん、と思って行きたいなと思っていた作品です。同じく渋谷ヒューマントラストで観ました。渋谷で東横線からアクセスがいいというたいへん貴重な場所。pizzicato five TOKYOのシャツを着た女の人が太陽の下の18才を観にきていてよかった。

内容、序盤にロシア人と秋田県人が通訳なしで会話してるところでもう面白くなってしまった。日露共作という触れ込みですが、日本パートは開始と終了の各5分ほどのみ。そこになぜか壇蜜、藤田朋子、CHEMISTRY堂珍嘉邦などのコスパの悪そうな日本人俳優を投入していて謎。観終わったあとにTwitterで検索したら堂珍嘉邦ファンというしぶとい人たちが感想をのべていた。知らない世界に触れられる、それがインターネット。

ロシアパートは1977年ソ連という設定の通り飛行機や空港、衣装の雰囲気がそこそこの再現性でよかった。CafeがkaΦeと表記されていてテンションが上がり、やはり俺は東ヨーロッパ世界が好きだなと思いました。ギリシャ旅行本当に楽しかったな。内容はわかりやすい伏線回収すぎるし「いや実話をもとにするには脚色やりすぎ」と思うシーンも多いものの、頭を使わずただ感動する作品として観れて概ねよかったです。ワンちゃんも女性もかわいい。レビューサイトをみると子どものわがままさが理解できない、父親が文句言わなすぎという意見がありましたが、この映画は実は父親が主人公だと捉えられるのでは、と思います。父親の眼を通して見ると子どもというのはあまりにわがままでコントロールの効かないもので、でも立場上強く言えなくてその理由を、物語が進むに連れて父親が明かしていきそれに伴い子どもも成長していく、つまりカメラの視点は父親なのでは、と理解しています。

考えたことはそれぐらいです。〆の日本パートで「え?」となったあと、エンドロールに並ぶきな臭い名前の数々に性格の悪い「面白かった」という感想を抱きました。そんな悪い映画じゃないんだけど、ロシアだけで単独で作ってくれなかったかな〜。

東京はバカで夜の8時にはもうご飯を食べながら映画の感想を語り合うことはできず、最寄り駅のちよだ鮨で寿司を買って家で食べながら映画ではなく昼間に歩いた近所のエリアが意外と見どころあって楽しかったなという話に終始しました。目黒楽しいです。こういうことをもっと発信していきたいのに、紀行文ムズすぎるよ。書ける人すごい!

6月は14日から出社することになりました。仕事休んでる間、どんどんスッキリしていく頭の中と自由な時間に自己肯定感が高まりまくっていたのですが、果たしてどうなることやら。あと2週間、全力で遊ぶぜ。ボンバーマンやりすぎてたら止めてください。

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