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チャントとは何かを鍵にグループリーグを振り返る

2017の最高の記憶。2019の最悪の記憶。「またアジアNo1を賭けて6万人で闘うために。」と掲げ、やっと戻ることが出来たACL予選を振り返る。

まず初めに、浦和のfootballはいかなる時も選手とサポーターで共に闘ってきた。

「浦和の勝利のためにやる事は全てやる。弛むことなくサポートする。」これが浦和のシンプルなIdentityである。それと同時に理解され難いIdentityでもある。

突如として現れた新型肺炎によって声出し応援を禁止され、スタジアムに入ることすら出来ない状態を余儀なくさせられた。

失ったモノ

ゴールネットが揺れ、脈が一気に上がり、見ず知らずの人と抱き合う快感は遠く昔に置いてきてしまってもう戻ってこないように感じる。でもサポーターは2年あまり信じ続けて手拍子で応援をした。

そして、遂に今大会から声出し応援が2年ぶりに解禁された。

at🇹🇭ブリーラム2022


ゴールリーダーから選手へ「”浦和レッズ”、耳かっぽじって聴け」というメッセージと共にWe are REDS!→Pride of Urawaという流れで2年あまり封印されていたチャントは息を吹き返した。

”浦和レッズ”と叫んだのにはどんな意味があるのだろうか。

footballにはやっぱりチャントが必要なんだと改めて思い知らされた。

自分は浦和レッズがないと生きていけないとも実感した。

試合後の凱歌であるWe are Diamonds はタイへ向かったサポーターの提案により日本に帰ってから6万人の皆と歌うと決めたようだ。これまた浦和サポーター”らしい”なと感心した。

チャント

僕は家にいてもチャントを口ずさむ。それは大好きなバイブル曲のようなモノだから。この歌なしに人生は語れない。スタジアムでは選手への力へと変える為に全力で歌い、手拍子をする。勝利は”しがらみ”を生きる源になる。逆に”しがらみ”があったから自分に浦和レッズの大切さを感じさせてくれた。(と思う。)

チャント解禁で闘った6試合はこれから続く国内のリーグ戦、カップ戦で選手の心の支えになるだろう。やっと”本当の浦和レッズ”を見たのだから。

阿部勇樹はレスターから浦和へ復帰した当時こう言った。
「向こうに行っても、浦和の状況はずっと気にしていました。何かを成し遂げるためにはいろいろな犠牲が必要になるし、正直、それは一人でも、選手だけでもできない。チームに関わる全ての人間が、同じ方向を向くことが大事だと思っています。

阿部勇樹はサポーターと選手、スタッフ、関係者が一つにまとまり同じ方向を見ることが最善だと言ってサポーターへ伝えることが少々あった。

現在のチーム内に”本当の浦和レッズ”を知る選手が少ない中、きっと現地に寄せ掛けたサポーターがこのことを選手へ伝えられただろうと思う。つまりチャントチームへの愛の歌であり、共闘するための歌なのだ。

完全自己満足の記録でした。読んでくれありがとう。是非、浦和レッズが好きでたまらない方は「清尾淳のレッズ話」を見ていただきたい。

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