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お金の正体をもっと知りたかったので「お金2.0」を読んでみました〜その2〜

前回の続きになります。

前回の記事をご覧いただきたい方は、こちらからお願いします。

復習がてらですが。。。

・発展する「経済システム」の5つの要素

インセンティブ、②リアルタイム、③不確実性、④ヒエラルキー、⑤コミュニケーション

サービスを例にすると

・ヒットするサービスを考える場合は衣食住などの生理的欲求以外の社会的欲求(所属欲求や承認欲求、自己実現欲求)を刺激し、インセンティブとして体系化できる仕組みを導入できないかを考えた方が良い。

・リアルタイムとして毎日、毎週、毎月変化する企画があるサービス

・そのサービスを利用している人同士がコミュニケーションがとれるサービス

・よく利用してくれる、課金してくれるユーザーにはランキングを設けてヒエラルキーをつくる(例としてプレミアム会員、スタンダード会員)

→製品やアイディアで勝負する時代から、ユーザーや顧客も巻き込んだ経済システム全体で競争する時代に変化する。


・うまくいっている経済システムの特徴には報酬機能がありますが、なぜこれがうまくいくのかというと人間の脳と関係している。人間や動物の脳には、欲望が満たされた時に「報酬系」「報酬回路」と言われる神経系が活性化して、ドーパミンなどの快楽物質を分泌する。

つまるところ経済システムには、給料やボーナス、株式配当、フォロー等何かしらの報酬系が今後必須になる。

・今後世の中で起きる(現時点で起きている)現象は「分散化」

既存の経済や社会は中央集権化によって秩序を保っている。それは情報が完全に共有できないことを前提に機能していたけど、誰でもスマホで簡単に情報を入手できるようになったことで、究極的には国じゃないとできないことは、民間企業でもできるようになるし、もっと分散的なことを言うならば、個人単位でそれができるようになってくる。

僕の意見としては究極的な分散化が世界的に進んでしまうと、国家は存在意義を問われ、司法としての機能のみになると思う。それこそ国境とは?という話し合いがされ、人類として共通の法律だけあある世界が来るかもしれない。人種や宗教もある意味で混在してカオスになってしまうので、いずれは中央集権的な時代が分散化が終わった後に来るんじゃないかな。

結局、分散化は自給自足の考え方と一緒で、自分で情報を入手して、自分で考えた価値観で生き、自分でお金を稼ぎ生活することだと思います。だけど本当は人間という生き物は自分ではない誰かの責任の下で暮らしたいし、誰か決めたルールの中で決めた方が楽だと思う生き物なんじゃないかな?

・分散化する世界で機能する3つの経済システム
①共有経済、②トークンエコノミー、③評価経済

・新しいテクノロジーによって経済は住む対象ではなく、作る対象に変わりつつある。かつて経済を作るのは国家の専売特許だったが、経済は民主化となる。特にトークンエコにミーで知識技術さえあれば、誰でも「お金」を発行させることができる。

とにかく個人的にはブロックチェーン技術は身につけたいと思って、さっそくセミナーとか、資格がないかみてみたけどめちゃくちゃ難しくて、やる前から心が折れそう....


リーマンショックは資本主義の限界点だった。お金の本当の機能(目的)である、保存、交換、尺度の機能を超えて手段であったにもかかわらず、お金を増やすことが目的となってしまい、複雑な指標のもとパッケージ化してしまったことが根本的な原因だった。(大学受験も一緒で、偏差値をあげることが目的になってしまい、本来やりたいことを見失ったまま大学に進学してしまう)→これは僕だww


世の中に流通しているお金の1割が消費経済(生活費として普段僕らがつかっているもの)で残りの9割が金融経済(投資銀行、証券、株式etc...)これがいわゆる消費のシュリンクになっていて、僕らは貯金することが当たり前として思想が共有されてしまっている。

今は消費経済と金融経済の格差はどんどん拡がっていて、投資先の方が枯渇して、僕のような庶民的な人は手元にお金はないかもしれないけど、おおきな企業や投資銀行は、投資先探しに路頭に迷っている状況。資金調達が用意な環境になっているので相対的にお金の価値が下がっている。逆に信頼や時間や個性のようなお金で買えないものの価値が相対的に上がっている。

お金が価値を媒介する唯一の手段であったという独占が終わりつつあり、価値を保存し交換し、測定するものはお金である必要がなくなっている。今後は可視化された資本ではなく、資本に変換される前の「価値」を中心とした世界になっていく。「価値主義」

新しく価値を持つもの=❶人間にとって役に立つもの、❷興味関心・好意などの人間のもつ感情にポジティブなもの、❸共感・信用・信頼などの社会的に観念的なもの

①人、②データ、③ファン・フォロワー(人間の内面性を価値化したもの)④人脈


人間は、自分が生まれた時にすでに存在していたテクノロジーを、自然の一部として考え(自然)、15歳〜35歳の間に発明されたテクノロジーをエキサイティングなもの(必然)、35歳以降になって発明されたものは自然に反するものと感じられる(偶然)→byダグラス・アダムス

価値主義をまとめると、①お金や経済の民主化、②資本にならない価値で回る経済
今後は金銭的なリターンを第一に考えるほど儲からず、何かに熱中している人ほど結果的に利益を得られやすいようになる。

この世界で活躍するためには、他人に伝えられるほどの熱量を持って取り組めることを探すことが、実はもっとも近道。





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