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Take out your story~元気になれる飲食店~西荻窪編vol.13[BAR PULPO]後編

前編では、ゆうちゃんと藤林さんに、PULPOについてのお話をお伺いしました。

後編では、いよいよ私もお料理をいただくことにします!ワクワク!


ビールの次に頼んだのは、PULPOさんに初めて来店した時に感動した、生ライムジンサワー。(ちなみに最初にいただいたのは、生グレープフルーツジンサワーでした、おいしかったー!)

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PULPOでは、普通の焼酎のサワーとは違って、タンカレーのサワーを扱っています。これ、すっきりした飲み口がお料理にも良く合って、大好きなんです。


最初にオーダーしたお料理は、ずっと気になっていた“禁断のWしらすオムレツ“。これは、生しらすが入った時にしか食べられません。

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グランドメニューにある、タコのスペインオムレツもとってもおいしくて大好きなんです。しかしこれは!オムレツの中に釜揚げしらす、その上に生しらすがのっているという豪華極まりないオムレツ。だから、“禁断”なんだそう。

食べてびっくり!オムレツと生しらすがこんなに合うなんて。

ジャガイモとトマトの入ったオムレツに、ふわふわの釜揚げしらすが混ざり合って、そこに生しらすの濃厚な磯の香りが重なって。なんてクリーミーで深い味わい!


「ブリスケッタは食べました?これもおいしいですよ!」とお隣の常連さんが教えてくださったのがこちら。生しらすのブリスケッタ。

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「ひとつ食べてみて!」と分けてくださって、私もいただきました。

これまた、オムレツとはまた違って、生しらすが絶妙に効いています。フランスパンのパリパリサクサクの食感と、生しらすのトロトロ食感のコラボ。まさに隙のない逸品。


「みんなでワイン飲もう!」と藤林さんが言ってくださって、ボトルの赤ワインをいただくことになりました。ゆうちゃんが今回選んでくれたのは、スペインの熟成されたメルロー。

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「ここでおいしいワインを飲むようになってから、他の安いワインが飲めなくなっちゃってね。」と話す常連さん。

“安くてもおいしいワインを”というモットーのもと、PULPOでは系統の違うワインを一杯500円から扱っています。「しっかりおいしいのを飲みたいっていう時には、ボトルを常連さん達でうまくシェアしてもらうようにしたりして、工夫してます。」とゆうちゃん。いただいたこのワインも、本当においしいワインでした…!


「カンパチのカマは絶対うまいよ!」と藤林さんイチオシの、カマ焼き。

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焼いてるそばから、タイムとソーズマリーのいい香りがただよってきて…匂いだけでお酒が飲めるくらい!

カマ焼きって、塩焼きでしか食べたことなかったんですけど、これは煮詰めたバルサミコのソースがアクセントになって、今まで食べてきたカマ焼きとは全然違うお料理。魚臭さが一切ない、上品な味わいでした。

「基本洋食って、骨とか全部取って食べやすくして出すんですけど、食べにくいけどその方がおいしいと思ったらそのまま調理してます。」とゆうちゃん。カマ焼きだって、ゆうちゃんの手にかかれば、本格的な洋食になってしまう。


せっかくPULPOに来たのだから、タコをいただきたくて、タコの盛り合わせをオーダーしました。

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いただいたのは、タコポテサラにタコのラタトゥイユ、タコとアボカドのカルパッチョという三点盛り。

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PULPOのタコは、佐島タコを使用しています。佐島タコは、スーパーで売ってるタコとは、食感も味も全然違うんです。

私はタコポテサラが特にお気に入りでした。タコの食感と、ポテサラのクリーミーさが、絶妙なマッチングでお酒に合う合う!

トッピングされているのは、スモークしたパプリカパウダーなんですって。スモークすることで、鰹節のような味わいが出るのだそう。ゆうちゃん、すごい。


このほかにも、“トマトソースでパスタ作ってって言われて出したやつ”というネーミングのパスタや…

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ボルチーニ茸のクリームリゾットもいただきました。

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というか、常連のお客さんたちが皆さん優しくて、「はんぶんこしましょう!」とか、「みんなでちょっとづつ食べようよ!」と言って分けてくださって。みんなでシェアして、いろんなお料理をいただいた一日でした。

しあわせに、お腹いっぱいだ!


「昨日何してたんですかー?毎日来てたのに来なかったから…」なんて会話が出るくらい、皆さん仲良し。

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会話が弾み、楽しいお酒が進む空間。常連じゃない私でも、いろんな方に会って、お話しながらワインを飲めて、すごく楽しかった!

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「“毎日来てくれるようなバル“がコンセプトなので、家みたいにみんな過ごしてほしくて、女子たちがすっぴんで来て飲んでいってくれるんです、家感覚で。」

「コスパは重視したくて。こんな安くてこんなおいしいの!っていうお店をやりたかったんです、毎日でも来れるように。」と話すゆうちゃん。


家族の支援や様々なご縁があって、オープンまで動かされるようにたどり着いたこと。ふとしたきっかけから、藤林さんがお魚を持ってきてくれるようになったこと。今のPULPOがあるのは、ゆうちゃんの飾らない人柄と料理への真剣な想いがあったからです。

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「俺は河岸で売ってるよりもいい状態で持ってきてるし、それをちゃんと料理して、しかもそれを進化させてくれるところにしか持ってこないですよ。こんな食べ方もあったんだってみんなが知ってくれて、勉強してくれるとうれしい。みんな喜んで食べてくれるしね。」と話す藤林さん。


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「普通にやってるだけですよ。やりたいことやってるだけなんで、ここにいる時間は自分の生活の一部だから。」ゆうちゃんはさらりと言います。

これからやりたい事はありますか?とお聞きしたら、「冬に向けてヒーター買いたい!あと、高尾山登りたい!」と笑って話してくれました。


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隠れ家的な場所にあるけど、飾らない気取らないお店、BAR PULPO。

ゆうちゃんの作る、繊細で美しい料理と、温かいお店の雰囲気。

ぜひ一度、足を運んで欲しい、とっておきのお店です。一回来たら、また行きたくなること、請負いですよ。


ーーーーーーーーーーーーーーー店舗情報ーーーーーーーーーーーーーーー

BAR PULPO

東京都杉並区西荻南2丁目25−13 キョーリンビル102

Tel: 050-7116-2885

営業時間:17:00-24:00

定休日: 月曜日

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