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20年ぶりにフィルムカメラを使ってみた。Fujica ST801/Fujinon 55mm f1.8

特にカメラばかりの記事にするつもりはないのだけど、

今、自分の中で”フィルムカメラが熱い!”ので、今回はフィルムカメラで撮影した写真を紹介したいと思う。

~~撮影機材~~

カメラ:ST801

レンズ:EBC Fujinon 55mm f1.8

フィルム:Fujicolor 100 24枚撮

EBC とは、Electric Beam Coating の略だそうで・・「電子ビームコーティング」といういかにも昭和!?なネーミングに心躍らされてしまいます・・・(笑) カビやくもりも見られず、特に清掃などはしていません。

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カメラは、オークションで手に入れたもので、正直ちゃんと動くが不安でしたが、電池を入れると露出計のLEDは元気よく点灯し、シャッターもダイヤルに応じて切れてるようなので、半ば試し撮り的な感じで撮影をしました。

フィルムは「富士のカメラなんだから、まずは富士のフィルムを・・」と思い、近くのキタムラで入手しました。

20年前の記憶を頼りに、以前はスーパーのレジ横や100均に置いてたりしたものだったよなぁと探したが無くて、結局キタムラに足を運んで購入となりました。

電池は、4LR44というこれまた日常生活ではなかなか目にしない特殊な電池だったので、ネットに記事を参考にLR44の電池を4つ重ねて家にあったタピオカドリンク用ストロー(カルディで売ってたやつ)に挿入し自作しました。ちょっと長さが足りない箇所はアルミホイルで継ぎ足ししてます。

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フィルムの入れ方など、こちらの記事を参考にさせて頂きました。

さて、初ショットは2月まで遡りますが、資格試験で訪れた「六甲アイランド」のアイランドセンター駅前になりました。(もちろん撮影は試験後に行ったものです・・・)

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確か、絞り開放でシャッタースピード2000分の1で撮ったはずです。背景がまるで絵画のようにボケてフィルムカメラでこんな画が撮れるなんて!!と驚愕したお気に入りの1枚です。

ここには、通称「スズメのおじちゃん」という名物おじさまがおりまして、普段からスズメととても仲良くされてる方がおり、このように人にすごく慣れているため、すごく近くまで寄ってきてくれます。

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シャッタースピード2000分の1のおかげで、片手でも手振れすることなく撮影出来ました。(後ろにもスズメさんがわんさかいます・・・)

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スズメのおじちゃんに別れを告げ、住吉神社まで移動しました。

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開放で撮ったはずですが、玉ボケはそれほど綺麗な心円は描きません。ですが色乗りは鮮やかで明と暗がしっかり描写されています。。

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背後に下がれるスペースがなく、焦点距離55mmではこれが限界。広角レンズ欲しいなぁと思わされた1枚です。(こうやってレンズ沼に墜ちていくんんだなぁ・・・)

露出はすべて、カメラ内蔵の露出計を参考に、半段絞って撮影しています。これは少しこのカメラは露出が明るく表示されるという記事を見たためです。結果はご覧のとおりです。

フィルムカメラだし、ノスタルジックな写真が撮れるかなぁと思っていたので、ここまで多彩な表現が出来ることに正直驚きました。屋外晴天ですのでISO100のフィルム選択も正しかったようです。

フィルム枚数が有限というのもありますが、ピント調整から露出調整まですべて1枚1枚真剣に向き合ってシャッターを切って画作りをするというマニュアル的作業にまた惚れ込んでしまいました。

他にも撮影してきたので、次回も紹介したいと思います。


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