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ユーラシア大陸横断日記37 マドリッド~リスボン

ユーラシア大陸を西へ西へ、中国の上海からポルトガルのロカ岬まで。
陸路・海路でユーラシア大陸を横断した、ユーラシア大陸横断(2008)の記録です。

スペインのバルセロナで大好きなサグラダ・ファミリアを訪れました。バルセロナからマドリッドへと移動し、最後の国、ポルトガルに入ります。

前回はこちらです ↓

秋のマドリッド(スペイン)

サグラダ・ファミリアを思う存分楽しみ、バルセロナで思い残すこともなくなった。夜行バスを使って首都マドリッドへ。

バスは夜明け前にマドリッドに到着。まずはいつも通り街歩きを兼ねて宿探し。
とはいってもユースホステルに目星をつけていたのでとりあえずそこに向かってみる。

2~3日滞在するつもりではいたのだけれど、明日、明後日は空きがないとのことだった。
明日の宿はまた探すことにして、今日のベッドを無事に確保。

このときには季節はすでに11月。すっかり秋になって肌寒く木の葉が黄色く色づいて日本のことをよく思い出していた。
日本を離れて4か月になろうとしていた。

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大きな道のベンチに座って行き交う人たちを眺めていると、何ともいえない妙な寂しさが…
ちょっと肌寒く木々も落葉していく秋っていう季節のせいもあるのか、日々なかなか寂しい、、

翌日は、小さな家族経営らしきホステルにお世話になった。
マドリッドではピカソのゲルニカやダリなどの作品があるソフィア王妃芸術センターを訪れたくらい。

ほかはとくに観光のようなことも考えておらず、マドリッドに着いた次の日にはバスターミナルに行ってリスボン行きのバスチケットを買った。
あまりの寂しさで早く進みたかったんだろうと思う。

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最後の国 ポルトガル

マドリッドでは2泊し、夜行バスに乗って国境を越えてポルトガルのリスボンに向かった。バスは早朝のターミナルに到着。
かなり早い時間でうっすらと明るく、それからすごく寒い。ここからユースホステルへと歩いていった。
ヨーロッパはユースがいっぱいあってすごく助かる。

旅の終点はポルトガルにある「ロカ岬」。ユーラシア大陸の最西端。
とうとう最後の1か国になった。

ロカ岬はリスボンからさらに西へおよそ30km、シントラという街に位置する。
日本からここリスボンまで直線距離でたぶん11,000kmくらい、実際に自分が通った道のりだと20,000kmくらいあるんじゃないかと思うけれど、それもあとほんの30km。あと30kmか…

駅の場所やシントラ行きの列車を調べつつ、リスボンで数日を過ごした。

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リスボンは坂の多い街で、路面電車があちこちを結んでいる。

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リスボンの人たちは、急な坂を焦らず慌てずのんびりゆっくりと歩いていく。リスボンはすごくのんびりした街。

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ポルトガルは食べ物がとてもおいしそうだった。
街中をぶらぶらと歩いていると、レストランのテラス席に運ばれていくシーフード料理やショーウィンドウに並ぶお菓子たちをあちらこちらで目にするのだけれど、それがほんっとうにおいしそう…

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ただこのときには自分の所持金もだいぶ寂しくなってきていて、おいしそうな食べ物たちを目にしながら、ほとんど食パンばかりで生活していた。
今思うとすごく残念、、

こちらに続きます ↓


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