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【実は上品な映画】ムカデ人間_あらすじとネタバレ

映画「ムカデ人間」原題「The Human Centipede」のあらすじとネタバレです。


●公式あらすじ

ドイツ郊外の人里離れた屋敷を舞台に、数人の人間の口と肛門をつなぎ合わせた「ムカデ人間」の創造に心血を注ぐマッド・サイエンティストと、彼の犠牲になった人間たちの恐怖を描く。

●予告動画

●登場人物紹介

博士:ヨーゼフ
ムカデの先頭:カツロー
ムカデの真ん中:リンジー
ムカデの後ろ:ジェニー
警察1:クランツ
警察2:フェラー

●本編内容とネタバレとラスト

物語はドイツのハイウェイから始まる。
道路の脇には高そうな銀色のベンツが止まっていた。その中に一人の男・・・
なにやら写真を見てるようだ。それは二頭の立っている犬、前の犬の尻にピッタリと口をつけている犬の写真だ。そしてもう一枚の写真には3頭の犬、同じように前の犬の尻に口をつけて立っている。
男はその写真を物憂げに見つめている。この男の名前はヨーゼフ博士だ。
洋物FPSゲームでドイツ人が敵なら、必ずいそうな堀の深い最高の悪役顔である。

さて博士の車の後ろにトラックが止まる。ドライバーはトイレットペーパーを片手に茂みの方へ。どうやら野糞をしに行くようだ。博士はそれを見てすかさずライフルを手に取り男を追う。

おっしゃウンコするでと、ウンコ座りをした瞬間。
「パーン(空に響く銃声の図」

さて舞台は変わって安いホテルに。
そこには黒いマスカラたっぷりの女が二人いた。髪の毛のポニーテールにした方はリンジー、ふわっとこぶりなウーピーゴールドバーグのような髪型をしているジェニー。
二人は先日あった男にパーティに誘われ、今日はその日だそうで、その準備をしていた。だからマスカラがKISSなのね!

さて真夜中の森
リンジーはジェニーを乗せて車を走らせていた。
一応、森の中ではあるのだが、森の中のギリギリ補正されていた道路を走っていた。
けれどもだんだんと道がわからなくなる二人
リンジー「こっちであってんの?」
ジェニー「わからない・・・」
もうこうなっては口論をしだす二人なのであった。
とそのとき、車から突然異音が!

二人とも車の外へ、パンクしてる・・・
リンジー「レンタカー屋に電話するわ・・・だめよ圏外だわ!」
ホラー映画、森、携帯とくれば圏外になるのはもはや常識である。

さてさて突然雷がなり出したではないか、二人は急いで車の中へ。
どうしよう・・・と二人は考えていると後ろから車がやって来た。
その車は二人に横付けした。

デブのメガネ男「どうした?」
明らかにやばい雰囲気のイカレ男登場である。
男は無視する二人にやきもきしだし、終いには悪態をつきだした。

おデブちゃん「お前さあ、なんか見たことあんだよなあ・・・あそうだ、エロビデオにさあ、お前が出てるろビデオ持ってるわ!今もさあ、お前らのオマン湖濡れてんだろお!!!」

リンジーは怖くて窓を閉める、むしろよく開けていたな

男はしばらくそこにいて、舌をぺろぺろと高速移動させては、車を発進させた。

雨がやみ、しばらくして二人は埒が明かないとして車を出た。助けを求めて二人とも外に出ることにしたのである。

さて、二人は森の中ではあるのだが、森の中のギリギリ補正されていた道路を走っていたはずである(2度目)。そしてその脇道に止めたはずなのだが・・・

なぜか助けを求めた先は森の中なのである。明かりを探そうとしているようなのだが、全く知らない森の中を宛もなく探すのである。

もちろん迷う二人・・・
そのうち口論する二人・・・
ジェニー「もう足疲れたわ!ヒールやもん!」
リンジー「馬鹿言ってねえであるけ!」
極限状態の二人・・・

とそのとき、リンジーは家の明かりを見つけた。 
恐らく陽気な彼らのことだ、森の中で佇む大きな一軒家には近づいてはいけないと知らないのだろう。

だが運も悪く、激しい雨が降ってきた。
彼らは大きな家にかけて行く。そのうち玄関へとたどり着くのだが・・・
そのときに映り込む一つの墓標がある。
「我が愛しき三匹の犬」

さてさて、二人は玄関をノックした。
そこでやっぱり、博士が登場。この家の主のようである。
ずぶ濡れの二人をじっと見つめる博士。

二人「電話を貸してくれませんか!」」
博士「・・・二人だけか?」
二人「そうよ!」
博士「・・・どうぞ」

二人を招き入れ、ガチャリと鍵を閉める博士、玄関の小窓から辺りを確認するのだった。

二人は暖炉のある暖かい部屋へ通された。ソファーに落ち着く。
じーっと二人を見つめる博士。
二人はアメリカから来た旅行者らしい、それを聞くと博士はニヤリ。

博士「二人は親戚か?」
二人「違うわ友達よ」
博士「ふーん、助けをよんでくる、何か飲むかい?」
リンジー「水を・・・」

キッチンへと向かった博士、水をざーっと流しながら手慣れた様子で、机を開けて、薬を取り出す。それをコップに入れ、水を入れる。その間に助けを呼ぶ電話をしている・・・ふりをした。
二人はそれを聞きながら少しばかり安心するのであった。

二人に水をわたす。
博士「・・・あと30分で助けがくる」
と言いながらソファーにどさあっと倒れ込む博士。
二人は水をのむのだが、博士はそれを見ながらソファーをぎゅーっとするのであった。かわいい

ジェニー「奥さんはいるの?」
博士「・・・いや、人間は嫌いだ」
二人「ええ・・・」
と雰囲気が最悪である。

そんな中、不注意でリンジーが水をこぼしてしまう。
すると
博士「何してんねんクズな牛が!(ドイツ語)」
思わずドイツ語でまくしたてる博士である。

リンジー「ごめんなさい!」
博士「・・・入れ直すわ」 
二人「もういらないわ・・・」
博士「じゃあ・・タオル持ってくる」

流石に怖い二人、ここを出ようよと小声で話す。

さてタオルを取りに行ったはずの博士はなにやら地下へ。
そこには呼吸器をつけられた男がベットに横たわっていた。

そんなやべえ中、二人は逃げる算段を、けれどもどうも眠い・・・
水を飲みほしてしまっていたジェニーは、気を失うように眠ってしまう。

あかんと思ったリンジーは逃げようとするも、薬のせいか、ふらふらだ。博士は注射器をタオルに隠し、リンジーに近づく。

リンジー「タクシーを呼んで・・・」
博士「電話したくない」 
寝ているジェニーを見ながら
博士「これはレイプドラックだ」 
リンジー「は???」

さて、リンジーはゲロを我慢しながら、床を這いながら逃げる。
が、博士によりリンジーは注射器をさされてしまうのだった。

次の日の朝、朝食を食べている博士。きれいなお皿の横には用務用フルーツポンチの缶詰が・・・山盛りのフルーツポンチを食べているご機嫌な朝食である。二人の免許書見ながらパクパクと口に運ぶ。

一番に目覚めたのはリンジー、気づくとベットの上であった。
右のべットにはジェーン、その向こうの右のベットには白人男性。
ジェーンも目覚め、何やねんこれは!と叫ぶ。
騒がしいベットルームに博士が登場である。

二人「何をする気!」

博士は猿ぐつわをはめている白人を見つめ、
「ともよ 君は適合しないない 殺す」

点滴に何かをうち、殺してしまうのだった。
まあでも、まだ幸せかも!
男は死亡・・・
二人は泣き叫んだ。
博士は少し残念そうだった。

博士は死体を白い死体袋にいれ、庭に埋葬するのだった。

場面は変わり、車でどこかへ行って帰ってきた博士、車から出ると男を取り出した。俵かつぎで、成人男性を家へと運んでいく。細身なのにすごいフィジカルである。
再び地下へ。

三人がならんだベットを見てにっこりと微笑む博士。

博士は男をビンタして起こす。
男「いて!(めちゃ日本語)、何やこれおい!」
一方で女二人は優しく起こしてあげる。
男「外せっておい誰やお前!、火事場のくそ力じゃ!」
バタバタと拘束を解こうとする男・・・カツローである。
以下ずっと他の登場人物は英語を話し、カツローのみ日本語を話している。

博士の格好をよく見ると、マトリックスのネロが来ていた服、それを脱色したみたいな真っ白い服を着ている。これがとてもかっこいいのである。
騒がしい三人を尻目に、博士はプロジェクターをつけた。

博士「私はヨーゼフ、ハイター。引退したけど、シャム双生児の分離手術で知られてる・・・」 
カツロー「ドイツの変態やろー!!何やねんぼけ!」

博士「半年前にロットワイヤー犬を結合させ、1匹にした」
カツロー「うおおおおお日本舐めんな!」

博士はカツローの恐らくわかっていないだろう日本語をガン無視し、手術の手順を話す。要約するとこうだ。

~偉大なオペの手順~

  1. 膝蓋骨の靱帯を切除する

  2. 膝の進展は不可能に

  3. 後ろ二人は犬歯と側歯を抜く

  4. 肛門部と口を繋ぐ

  5. ひとつの生命体の完成

博士「先頭でとった栄養分がどんどん後へいく・・・ムカデ人間だ!」
このときの博士の表情がうれしさを噛み締めながらも、なんだか照れているようにも見えるいい表情なのだ。

ひとしきり説明し終わった博士は作業に取り掛かる。

博士「朝食だ、プロポフォール、一般的な麻酔薬だ」
カツロー「ちょちょちょ落ち着けお前!、痛いいたいたいたたた!」
痛いらしい。
眠ってしまうカツロー。

注入時痛
重大な副作用ではないが、静脈からの注入時に注入血管に一致した痛みが高率に発生する。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%9D%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AB

そしてジェーンも麻酔薬をうたれてしまう。
リンジーの番がきてしまった、もがいた末、手元を固定したベルトを外すことに成功。
リンジーは逃げる!家中を駆ける!
しかし、家中逃げても外へと続くドアが開かない、施錠されてしまっている!

そのうち一つの部屋に入り、急いで鍵をかけた。
博士はゆっくりとその部屋に近づく。
もちろんドアガチャをするためである。

リンジー「お願いやめて!何でこんなこと!どうかしてる・・・変態!」
博士「そうだ変態だ!膝を切るぞ!歯を抜くぞ!麻酔なしで!早く開けろ!」

リンジーは泣きながらベットの脇にしばらく隠れるのだった。
点滴の注射針を無理くり抜いたため、手が血だらけで痛々しい。

そのうちリンジーは気づいた、部屋には大きな黒いカーテンが掛かっていた・・・つまりそこを開けると窓があるはずだ!

ばーっとカーテンを開けてみるとライフルもった博士が!
ライフルの柄で窓をガンガンと叩き割ろうとする。

リンジーはドアを開けて逃げる、が逃げた先にプールが・・・
ドボン!! 
落ちたリンジーを見ながら、プールサイドを優雅に歩く博士。

リンジー「どうして?家に帰して・・・」
銃を向ける博士 
博士「これは麻酔銃だ!その目を傷つけたくない」
やさしい気配りを見せる博士である。
潜るリンジー
そして浮上を待ち受けるガンまち博士

だがとうとう息が切れて浮上してしまうリンジー

リンジー「ころせよ!」
博士はニヤニヤしながら再びプールサイドを歩く
博士「私の犬も一匹逃げようとした、そんでそいつを真ん中にした、痛みも2倍や(ニチャア」 

「これで決まった お前が真ん中や!」

なにやらボタンを押す博士
ウイーーーーーーーーーン
プールが閉まっていく、風呂のアレみたいなやつ

例えるならこんな感じである。

迫りくる低い天井に潜るリンジー
ガンまち博士

ブーーーーーン
ブレーカーが落ち、真っ暗になってしまった。
博士「なんだよもう・・・」
プールの部屋から出ていった博士
急いでプールから上がるリンジー。
廊下を進み、地下へ行く。ぐっすり眠っているジェーンを助けるつもりだ。

丁寧に点滴を外す。抱えて行こうとするも・・・無理。
犬の餌を入れる銀の皿を蹴ってしまいデカい音が鳴ってしまう。
ジェーンを引っ張った先に・・・螺旋階段がある。地下から上に行くには螺旋階段を登らなければならないようだ。

引っ張るリンジー・・・螺旋階段を登り切った!すごい
廊下をさらに引っ張る。
さっきの部屋に行き、蛍光ランプで大きな窓を割る。やっと外へ。雨の中を進む、そこは綺麗な芝生の上であった。

が、麻酔銃を打たれしまうリンジー・・・
リンジー「助けてー!!!!!」
叫ぶリンジーの顔をふむ博士。 

場面暗転、さてオペの時間が始まった。
まずは男の膝に手術のマーキング、ジェーンの顔にもマーキング。
そして寝ているジェーンの歯を抜いていく、ペンチで。
誰かのお尻にメスをいれ、皮膚を剥いでいく、結合部だから後の口と繋ぐためである。

人仕事終えて疲れた博士は墓標の上に座りワインを一杯。
そしてベットで就寝するのであった。

その朝、タキシーを着て、ガムをかみながら業者に窓を直させる博士の姿があった。

その後、またひと仕事したのか、ウイスキーを一杯、ソファ―で大の字になるのであった。
しばらくすると啜り泣くような小さなうめき声がする。
何かを爛々と見つめる博士。
包帯を足に巻いて、そこにはスヤスヤしているカツロー

三人はまさに繋がっていた。

博士「私のムカデ人間・・・」

博士「経過もいい・・・すぐ楽になるからな・・・辛かったろう・・・どんどんよくなってる」

博士「リーダー、起きろ」

カツロー「いてててててt」
博士はそのまま無理やり三人の体を起こさせる、えい!
博士「やったぞ!」
パシャパシャとフラッシュをたいて写真を撮る博士
泣きじゃくる三人

そんな三人に鏡を見せる博士
さらに泣きじゃくる三人、博士は感激の涙を流す。
頑張ったねえ博士・・・

その夜、三人は檻に入れていた。
出ようともがく三人。
カツロー「絶対許さんぞ、ヨーロッパの変態!こんなところに閉じ込めやがって!貴様、チキショー!」
それぞれは栄養管理のために点滴されていた。
後ろ二人は喋ることが出来ない、手を握りお互いに励まし合うのであった。

朝だ
ピアノの音とももに、博士は脱色マトリックスを着て、しつけを行う。
博士「新聞をもってこい」
カツローに新聞を咥えさせる 
博士「いいこだ、こっちだぞ」 
だがカツローはペッと落とす。
もう一度やりなおし、ここにこいと博士は言う。
ペッと落とす
博士「では散歩するか!」 
カツローにまたがりお馬さんごっこをする博士
カツロー「シネこらー!!」


餌の時間だ、出された物をカツローは必死に食べる。犬の餌の容器にはトマト料理のような何かが入っていた。
ふと、視線を上げると、カツローは博士の足が見えた。
ステーキ食べようとしている博士・・・の足に噛み付いた!

が、博士はサッカーボールのようにカツローの顔を蹴り上げ、鼻血を流す鼻の穴に指を二本突っ込む。そして顔をあげさせると 

博士「いいか・・・もう一度やってみろ・・・お前の歯を全部抜ゆくぞ、神風クソ野郎」
気ぜつするカツローであった。

朝のしつけの時間
馬を叩く鞭を持ってブーツの足にかみつけという博士
番犬にでもするのだろうか・・・
カツロー「お前のやってることはな、オナニーなんだよ」
博士に背を向けるカツロー
博士「何様のつもりだ?私に背を向けるか?」

とここでカツローは突然呻く、来てしまったのだ、あれが。
カツロー「う、うう、ごめんよ・・・」 
博士「そうだくわしてやれ、飲み込め糞女!もっと食わせ!」
まさに世はSDGsッッッッッッッッッッッッ!!!!!

その夜
檻で啜り泣く三人。
博士がやってきて檻の上から覗く。
博士「眠りたいんじゃ、静かにしろ、じゃないと追加でオペするぞ」

また朝だ
全裸でプール泳ぐ博士
プールサイドでゆっくり歩く三人。
そのうち博士はプールから上がり、バスローブに着替える。
博士「そのうち、逃げられるかもね(やさしい)
もっと早く歩け!(突然のブチギレ)」
鞭を手にとる博士、そして三人をそれでしばく・・・朝はしつけの時間やね

さて聴診器で体調確認をしてみた。
博士「強いな、いいぞ」
カツローは元気いっぱいだ。
博士「真ん中(リンジー)、便秘やな、下剤を出そう」
さて最後尾・・・
博士「うーん膿んでる・・・ジェニーは病気にで死にかけてる・・・代わりを探そう」

その時インターフォンが鳴った。
博士は受話器を手に取る。

男「警察だ」 
博士「・・・今出る」 

地下から上へ、そして玄関へ行く。外には二人の警察がいた。
背の高いクランツと小さなとフェラーだ。
クランツ「中に入っても?」

カツロー「地下におるー助けてー!」
叫び声は上には聞こえない。

ソファーに腰かける博士
博士「要件は?」
クランツ「行方不明者が続出している。その持ち主の車があんたの家の近くにあった、なんか知らんか?」
博士「残念だが知らなんだ、家を出てない、何かいるか?」 
クランツ「じゃあコーヒーを」
博士「時間ねえから水な」
二人はなんか怪しいと向かい合う。

さあ手慣れた様子でいつものようにコップに薬。
一方でクランツは大きな檻を発見。怪しい・・・
戻ってきた博士。水を手にとるフェラー。
クランツ「捜査が行き詰まってる」
博士「あいにくだが何も知らない」
クランツ「情報があるんだが、あんたの敷地から女の叫び声が聞こえたと」
それを聞きながら水を飲むフェラー
クランツ「銀のベンツがトラックの近くで目撃されたと」
博士「それだけで犯人扱いか!水飲んで帰れ!仕事がある!飲みほせ!」
コップに入った水をクランツに差し出す博士。
がクランツによって払い除けられてしまう。
パリーン!コップが床に落ちて割れてしまった。
博士「侮辱したな!訴訟してやる!」
が、ここでフェラーを見て我に帰る。
博士「どうかしてた、働きすぎ、睡眠不足だ、タオルを取ってくる」
いそいそと地下へ

博士「ヨーゼフしっかりしろ」
ひとりごちて、注射器を手に取る。いつもの作戦だ。
博士「いい献体が見つかった、尻尾のジェニーをお別れをしとけ、戻った時は情け深く殺してやろう、4体の結合や♪」
上に行く博士を見ながらカツローは何かを思いつく。
周囲を見渡し、メスを取ろうと手をのばす。

タオルで水をふく博士
クランツ「地下には何が?」
博士「立ち入りすぎや!」
クランツ「行っても?」
博士「絶対に断る!研究室は君らのくるところじゃない!令状は!」
クランツ「15分でできる」
博士「持ってきたら見せてやるよ!」

パサ・・・
激昂した博士はタオルと共に注射器を落としてしまう。あ・・・
あかんって顔をする博士
クランツは注射器を手に取り
クランツ「これは?」 
博士「い、インスリン(震え声)」
クランツ「20分後にくるぞ」
出ていく警察、あかんと地下室へ走る博士!

地下のベットルームに行くと、三人がいない!どこいった!まさか上に!
いや、どこだ・・・と思っていると

どこにいたのか足元からカツローが飛び出す!
メスで博士の足の甲を刺し、膝を刺し、首筋を噛む。

カツロー「お前ら逃げるぞ、123(イチニサン)で逃げるぞ!がんばれ!」
身振り手振りで説明し、掛け声とともに進む三人。眼の前には螺旋階段! まだダウンしてる博士を尻目に階段登る三人。
きっと誰もがトドメをさせよと思うシーン。
ジョン・ウィックのようにさあ!

螺旋階段を登る三人、最後尾がやばそうで一段進むたびに血をダバダバと流している。
「んはあ!」復帰した博士
さて三人はどんどんのぼる、口から血が出る、最後尾やばい・・・

前が登り切ったところで、博士も這ってのぼりだす。
三人がみんな登り切ったぞ!
登りながら階段に流れている血を舐める博士・・・・なぜ?
まあとにかくどっちもがんばれ!

廊下を進む三人
メスを持った博士が迫ってくるぞ! 
とここでリンジー(真ん中)がここへ行こうと指をさした!
部屋に入るとここは・・・かつて窓が割れた部屋だった! 
カツロー「なんでこの部屋に来るんや!」
女は黒いカーテンを指差す。カーテンを開けると・・・治ってる!
カツロー「ちくしょーーー!」
真ん中女は指を指す。そこには大きな蛍光ランプが・・・

カツロー「うおおおおおおおおおおおおお」
気合いと共に窓に一撃、二撃とひびが入っていく。
ここで後ろからメスを咥えた博士が登場!あつい!

カツローそれに気づき、割れたガラスの破片を手にもつ。
二人が雌雄を決するときがきたのだ。ゆっくりと近づく二人、

がここでカツローは突然に笑い出した。

「神様、神様ですか、俺は俺は虫ケラで、親を捨て子供すて、愛を拒絶して生きてきました、虫ケラ以下の存在です。でも神様、たとえそうであったとしても、たとえこれが天罰だったとしても、俺は人間であると信じたいです 姉ちゃん、姉ちゃんたち、おいおっさん、奇妙な世界やなこれ(原文ママ)」 

カツローは首をガラスで切り裂いた。ドバドバと血があふれる。
博士は、ああいかんでしょという表情。
倒れ込むカツローピクピク

インターフォンが鳴った。
もちろん玄関前には応援など一切呼んでないさっきの警察二人だ。

さて博士はプールへと向かっていた。イモムシのように這って進むのだが、これがとても早い・・・プールに無事着いた。プールサイドで静かに笑うのだった。

インターホンを鳴らしても誰も出ない・・・警察はついに決断。
銃を構え二人は中へ、二人は別れて各々が廊下をゆっくり進んでいく。クランツは地下へいき、フェラーはプールへ
だが、フェラーは今更薬が効いてきたではないか。
プールに到着したフェラー。

場面は地下にいるクランツに
パーン!
銃声が聞こえた!地下から上に急ぐ。
まずは窓ガラスの部屋に到着。もちろんそこにはムカデが・・・ 
あとずさるクランツ・・・理解を超えたのかそそくさとプールの方へ向かっていった。ひどい

クランツが到着、フェラーはプールに浮いてた。
パーン!
クランツは胸を撃たれつつ博士の頭を撃ち抜いた!
パーン!
そしてクランツはプールにドボーン!
壁を背に座り込んだ博士もまた死んでしまうのであった。

一方、ムカデはジェーン(尻尾)が限界を迎えていた。
手を繋ぐリンジーとジェーン
でもだんだんと意識を失うジェーン
リンジーは泣いた。
手を揺するが反応がなくなっていく。
リンジーは泣いた。
一人泣くリンジー、カメラが部屋の中からゆっくりと引いていく
そしてゆっくりと空を写し、爽やかな小鳥の声と共にエンディングを迎える。

●私的感想

予告が流れた当初、本当に衝撃を受けたことを覚えています。私の住んでいる田舎では劇場公開されないよなあと落胆しました。
本編に関してですが、残虐なシーンはジュラシックパークなみに配慮されていると断言できます(大嘘)
とは言い過ぎかもしれませんが、直接的なものは本当に少なく、痛いだろうなと想像を膨らませるような演出が上手にされているような気がしました。
グロ耐性のない人でも安心してみることができるんじゃあないでしょうか?

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