マーダーミステリー気づき⑤ -初めてのマダミス公開…2回以上遊べるマーダーミステリーを創ろう! とその他おまけ-
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※これはあくまで自作を出して何日間か様子見した結果のお話です
※オンライン(同人)でのお話であり、本当にめちゃくちゃ個人的な私感です。あくまで参考程度に流し読みしてくださいね!
題名通りです。勉強のためにオンラインマダミスは無料から有料まで片っ端から買って、基本的にGMありのものは自害して内容を確認しています。その中で思ったことが出てきたのでした。
昔と違ってオンラインのマーダーミステリーについて取り巻く環境が変わりすぎている気がするので、ちょっと前と同じように出しても多くの作品に埋もれてしまう気がするのです。
そのため『初めてマーダーミステリーを出すときに、数多ある新作に埋もれないようにするためには、どうしたらいいか?』という観点で分析して個人的に勝手に思った提案をここにつらつらと述べたいと思います。
①同じ世界感・キャラクターで2回以上遊べるマーダーミステリーを創ってみませんか?
自作は四人用・五人用と人数を変えることで同じ世界感・キャラクターで二回遊べるように仕組みを創ってみました。一回しか遊べないマーダーミステリーといわれていますが、そこは同じ世界観・キャラクターでもシナリオを変えることで二回以上遊ぶことができます。
こちらの何が良いかというと、遊べる回数が増えているので、それだけ話題に上がる回数も増えます。やはり話題に上がったほうがいいのは確かなのです。マーダーミステリーは一度しか遊べないと、どうしてもその分、話題は限られてしまいますが、ある程度何度も遊べる仕様にすることで、その制限をクリアすることができます。
実際に「四人用が楽しかったので、五人用も遊ぶ予定です、楽しみです」といった内容の感想も頂いております。嬉しい限りです。ありがとうございます。
同じ舞台や素材を使い回すので製作者としても、完全新作創るよりは省エネで済む部分もあります。
ちなみに同じ舞台で2回以上遊べるマーダーミステリーは既に沢山出ていますので、ついでにこちらで紹介しておきますね。
※同じ舞台で二回以上遊べるマーダーミステリー紹介!
お得だと思いませんか? 売りになると思いませんか? そう、お得だし、売りになるのですよ! なので、挑戦してみて『2回以上遊べるマーダーミステリー』を事前情報として、一つの売りとして表に出しちゃいましょう!
②一作目は無料で出したほうがいいのでは……
まず供給のほうが多すぎるのが現状です。そのため、人は有料より無料に目がいきますし、それよりも既に作品を出していて実績が合って、中身がどんなものかわかっている製作者様の作品のほうが安心して買うことができるなあと思っちゃいます。
つまりどこの誰なのかわからない製作者さんのを買うにはやっぱり抵抗があります! マーダーミステリーの新作というだけで買ってくれた昔とは状況は違うのではないでしょうか。
もちろんクリエイターにはちゃんとした報酬があるべきというのもわかります。だからどちらかというと、どういう目的で初めての作品を出したいか、だと思うのです。
既に実力のある製作者さんが多数いて、かなり供給のある界隈で、初めての作者が埋もれてしまう可能性もある中で『より沢山の人に手をとって貰いたいか』『クリエイターとしての利益が少しでも欲しいのか』どういう観点で初めての作品を出したいのか、今一度考えてみてもいいのかもしれません。
③一作目でも丁寧に作ったほうがいいのでは?
ユウグレノート様もそうだったのですが、一作目から丁寧に作るとそれだけですごく印象に残ります。
以下はユウグレノート様の作品です。一作目からどれだけ丁寧に創られているかがわかると思います。やはり丁寧さがあるだけで一つのメリットです。
とにかく早く作品を出したい、わかりますとも、とにかく早く自分の作品を見てもらいたい、それもわかりますとも、自分の考え出したアイデアが他の人に使われるかもしれない、それもまあ、わかります。だから一作目をどうプレイヤーさんたちに見られたいか、それからどうしたいのかだと思うんです。アイデアは逃げません。たとえ二番煎じになったとしても、丁寧に品質を高めた作品のほうが評価は上になるのではないでしょうか。アイデアは練ってこそ、そしてそれを売りだとわかるように提示してこそ意味があります。
個人的には今の飽和状況では、今後につなげたいのであれば、第一作目をとにかく丁寧に創り上げて製作者としての評価に直接つなげるやり方のほうがいいのではないかな~と思います。
それでもとにかくアイデアを早く世に出したいのであれば、もしくは2人用のマーダーミステリーを紹介用として丁寧に創るのも一つの手かもしれませんね。そうすれば製作期間も短めにしますし、個性もわかりやすくプレイヤーの方々に提示できるのではないかなとも思います。
④事前情報をたくさん出して、数多のキーワードから沢山の人たちの興味を引いたほうがいいのでは?
注意事項や事前情報をたくさん書けば、それだけ遊ぶユーザーが限られてしまうのでしょうか? ――いいえ、違います。大きな間違いなんです。
広報した呟きの拡散具合を確認したのですが、それを見て正直これは大間違いだなと思ったわけなんですよ!
逆なんですよ。情報を多く書けば書くほど、キーワードを多く振りまけば振りまくほど、それだけ、その情報やキーワードを目にした人が興味をもってくれるんです。母数が制限されるどころか、多くなるんですよ。
たとえば自作の場合、宣伝ツイートのRTを見に行った時に以下のキーワードや情報に反応していた方々を目にしました。
・クトゥルフ/武将/真田幸村/大谷吉継/毛利元就/西軍/信州別所温泉/長野/信州/温泉/旅館/四人用と五人用でシナリオが分かれている/四人用と五人用両方やって全体像がわかる/GMレス/ユドナリウムが綺麗/パッケージイラストが可愛い/未確認生命体/メタ推理含むプレイヤー目線を保ったままのプレイ前提のゲームバランスです。メタ推理の苦手な方はご注意ください などなど……
つまり注意事項や事前情報を多く書くことはかなりメリットがあるんです。どういうことなの???と思わせながら、地雷になるだろうユーザーを回避させつつ、その沢山の情報やキーワードをトリガーとして興味を持った人たちの目により多く触れさせることができるのです。
今のオンライン新作飽和状況では、初回の作品については、製作者の実績がないのであれば、それだけ売りとなる情報やキーワードを沢山散りばめて、少しでも多くの人に興味をもらったほうがいいと思います。
それは決して『ネタバレ』ではなく『売りになる要素』なんじゃないかな~と思っちゃうんですよ。
「だってギミック(アイデア)を書いたら他の人にそれが盗まれてしまうかもしれない!」→全然違います。そんなことないです。そのギミックで知らない人があなたの作品に興味を持ってもらえるほうのメリットがでかいし、そもそも後か先かを気にするのであれば、きちんと明記しておけばあなたのアイデアが先だというエビデンスにもなります。『とにかく大勢の人に興味を持って欲しいのか』それとも『アイデアを盗まれたくない』のか。どちらを優先したいのか、今一度考えてもいいかもしれませんね。
⑤他にないギミックだと思うなら、それを隠すより表に出して”他にない売り”にしたほうがいいのでは?
つまりこの結論です。もう一度、上記と同じことを書きますね。
それほどまでにギミックに自信があるなら『とにかく大勢の人に興味を持って欲しいのか』それとも『興味なんて持ってもらわなくていい、とにかくアイデアを盗まれたくない』のか。どちらを優先したいのか、最初の作品を公開するときに、今一度考えてもいいかもしれませんね。
「ギミックそのものがサプライズ要素だから、先にみんなに明らかにしたくないな~」と思ってしまう場合、それは本当に『サプライズ要素』になるのか改めて考えてみてもいいかもしれません。たとえば自作マダミスでいう『四人用と五人用でシナリオを分けているため、同じ舞台でも二回遊ぶことができる』は『サプライズ要素』として正直成り立たないと思います。というか私はそれを一回目遊んだあとで製作者から「サプラ~~イズ!」といわれても「だから? 先に言えや。それなら一日に二回遊べるようにメンバーのスケジュール調整したのに」「あ? まだ四人用しか公開してない? なら五人用公開予定と書いておけや、消化不良やぞ」と思います。
その『ギミック』は『サプライズ要素』なのか『売りになる要素』なのか、客観的視点で見定めることはとても重要だと思います。さて、あなたが思いついてマーダーミステリーに取り入れようとする、そのギミックはどちらでしょうか?
⑥見栄えは良くしたほうがいいのでは?
パッケージが適当なものより、ちゃんとしているほうが目に付きます。だってパッケージから適当なら内容も適当かもしれないじゃないですか。今は作品飽和状況、どうせ買うなら品質が丁寧な作品を手に取りたいです。
この見栄えは『可愛いイラストを使っている』という意味ではなく『作品の内容がそれだけでどんなものなのかわかる、なんとなくイメージがつく』という意味です。決して綺麗なイラストを用意しろという意味ではありません。
ここは色々思うところもあるかもしれませんが、お金を出してもパッケージイラストは作品がどんなものかわかるように仕立て上げたほうがいいと思います。
費用的な問題もあるかもしれないですが、パッケージイラストとキャライラストは別にしたほうがいいです。お値段的なものもあるとは思うので、パッケージにキャラ全員無理に載せなくてもいいです。作品の内容がどんなものか、どういうユーザーを想定しているのか、それがわかればいいんじゃないかな~と個人的には思うのです。
最近の作品でいうと既に実績のある製作者様なのですが、たとえば以下の作品はやっぱり売り出し方がわかりやすくてうまいな~と思っちゃいました。
⑦有料は二作目以降にしたほうがいいのでは…?
『②第一作目は無料で出したほうがいいのでは……』と同じ意味です。『クリエイターとして報酬がほしい』と『無名の製作者でも沢山の手に取って欲しい』はもちろん両立はできますが、現状、新作が飽和している状況ではなかなか難しいのが実態です。
そのため、まずは一作品めで『自分はこういう製作者だよ~こういう色を出せるよう、こういう方向性だよ~』と提示してあげた上で、二作品めから有料にしたほうがちゃんと買ってくれるんじゃないかなと思います。
これが新作飽和状況じゃないなら、また言える言葉も違うのですが…。
⑧最初のマーダーミステリーだからこそ、王道よりは個性あふれる邪道でもいいのかも?
これが新作飽和状況でなければ逆のことを言ってました。
今となっては製作者さんの個性が見えるほうがいいような気がします。ちなみに王道ストレートの作品を創れるのも一つの個性です。
何度も言うのですが、そこで1つのマーダーミステリーで2つ以上のシナリオを組み込むことを提案します。
1つは王道シナリオ、もう片方は個性あふれるシナリオというように分けておけばプレイヤーが好きなほうを選ぶことができるわけです。
すごい大変だと思うんですが同じキャラクターで別シナリオ創ったほうがきっと楽しくなると思うんで、そこは逃げずに頑張ってください。
つまり何度も書いてしまうのですが、2つ以上のシナリオを組み込んだ上で『2回以上遊べるマーダーミステリー』として売りにすることを提案します!
以下、ついでにおまけのその他です。
⑨おまけ情報
ここまで読んでいただいた方、実は自作マダミスの「スキ」が50を超えましたので、ご報告します。やったー、ありがとうございます、嬉しいです。じわじわ増えているので、ほんのり遊んでくれている人が増えているのでしょうか。
そこで記念というか感謝の気持ちとして作者卓したいと思います。メンバー集めはプレイヤーさんのほうでやっていただきますが、初めてのマーダーミステリー、もしくは初心者さんはやっぱりGMレスで遊ぶことに抵抗があると思うのです。というかそもそも本作は中級者レベルで進行役経験がないと結構大変な内容なのです(ちゃんと記載してますが)……そこで今回もし製作者がGMをしてもいいということでしたら、noteのコメントか、もしくは作者ツイッターのDMか、boothの問い合わせのほうにご連絡ください! 皆様のご都合に合わせて作者卓を立てますよ!
それでは宜しくおねがいします~!
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