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生で見るキュウの漫才の破壊力

今日見たキュウの漫才が良すぎた。
・モノマネ 
・バーガー
の2本

ネタ内容には触れませんがとにかく衝撃的な面白さでした。
生で見るキュウの漫才がなぜ毎回こうも素晴らしいのか、
言語化してみたくなったので挑戦してみます…!
(キュウ以外の漫才師さんの名前も出させて頂きました🙇‍♀️)

M-1も勿論良かったのですが(準決勝の全国弁見た瞬間どう考えても決勝だなと思った)
その後生で見る機会が増えてから急激に良さが見えてきました。


会場の空気を一新してしまう。

お笑いの寄席は基本前の方の出順の組が温めた会場の温度が累積されていってどんどん笑いが加速するのですが、
キュウはどの出順でもキュウ。

空気を温めるための掴みを一切しない。
いきなり本ネタに入ることで温まった会場を零度にリセットする。

その新地から自分たちの世界を構築していく感じに惹かれるのかも。

ハイツ友の会とかも近いものを感じるかつ大好きだからきっと私のタイプなスタイルなんだろうな!


そしてキュウの漫才と言えば独特のテンポ感
通常の会話でやられたら膝から崩れちゃいそうなくらい溜めますよね。

トット桑原さんとかも良い間を持っていらっしゃるというか、喋らない時間の後の一言で大きな笑いを持っていくというか、

普通の人がやったら不安になるくらいの間が逆に欲しくなってしまう。
もはや空気だけでなくてその場に流れている時間までもコントロールしているような気さえしてしまいます。

台本について、
このネタがキャリアハイなんじゃ?て毎回思わせられるんです。
カベポスターなどにも思うことなのですが、
これが彼らの歴代で1番面白いネタんじゃないか。ってほぼすべてのネタで思っちゃうんですよねーー!

どこで笑えばいいかがわかりやすい。ニュアンスの要素が多いネタに見えるのに、
多分文字だけでみてもここが面白いっていう部分が明確なんだと思う。
ネタの構成それ自体が面白いかつシンプルだからこそだと思います!

シンプルと言えば衣装もそう。
キティーちゃんやアンパンマンなど、大衆に広く愛される傾向にあるのは少ない線で描かれたキャラクターであることははっきりしています。
キュウの漫才も要素が混雑していないところが良さだと思います。

それに合わせて、本当にあのシンプルな紺スーツと言ったら、漫才に説得力与えすぎですよね、、!
その統一感も好きです。

そして1番の不思議。
掴みも一切やらない、別に客席に目線を向けるわけでもない。
それなのに舞台と客席の間に壁がある感じは一切しないんです。
(舞台上だけで漫才が完結している感じがしない。)

そもそもあのスタイルが勇気がありすぎるから。
お笑いなのに一旦場を冷却するって何事?
でも全部が意味を成しているんですよねー!
不思議な整合性というか。
お客さんと自分たちの漫才への信頼を無意識のうちに感じてるのかもしれません。だからこその安心感。


とにかく、ここまで語っといてなんですが言葉にするまでも無く感覚だけで痺れたーー。。。

良いネタ過ぎる、ぜひ賞レースや地上波に今日見たネタが解き放たれて、ネタの内容について語りたい!

自分が漫才師だったらこんなネタやりたいって思うくらい素敵だった。
今後もキュウの漫才への探求心は留まるところを知らないでしょーーーう



私も最後に空気を冷やす実験をしてみました
よく冷えてますか?
ネットニュースの記事って、〆の一文で寒上手いこと書かないと昇進できないルールとかマニュアルがあるんじゃないかって邪推しちゃうくらい最後の要らん一言に賭けてますよね。

またお笑いのことをひっそり語る場にします。

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