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洋服を300回以上着たいという夢


洋服は100回、200回、300回と着続けるようになりたい、と思うようになった。


そう思い始めたら、洋服に対する感覚そのものが変わってきた。

「厳選して買ったお気に入りの服」という認識より、「自分がずっと着続けている服」という認識のほうが、より服の愛着につながるということに気づいたのだ。


たとえば、ネイビーのカーディガン。

シンプルな形とゴールドのボタンが好きで買ったもの。
スウェット素材なところも、飾らない感じがして好き。

昨年5月に買ったけど、春も秋も冬もずっと来続けていたら、この頃ものすごく愛着を感じるようになってきた。

GUで買ったけどまだ全然へたれないし、このまま来年も着られそう。


週に3回ほど着ているとして、それでも昨年5月からだから、計算するとまだ100回も着ていない。

かれこれ70回ほどだろうか。


手持ちの服の中でいちばんの古株は、おさがりでもらったパーカーと白パンツ。

パーカーは厚手なので冬にしか着ないけど、パンツは本当に年中履いている。

自分で履いている分だけでも、たぶん300回近い。
膝が汚れたり裾が汚れたり、色々あったけどその度にがんばってきれいにして、まだまだたくさん履けそう。

パーカーは冬だけなので、まだおそらく100回くらい。

それでも、新品だった頃からどれくらい着られてきたんだろうと思うと、愛着が湧いてたまらない。


ちょっとやりたいコーデと合わないかもな、と思っても、なんとか着続けたいと思えるアイテムたちだ。

だって、色褪せて、質感もくたくたとして、シルエットも少しずつ変わってきているこのパーカーたちを、世界で一番愛しているのはまちがいなくこの私だから。


だからこそ、これからはできるだけファストファッションの洋服は買わないようにしようと思う。

GUで買ったパーカーですら、3年以上着てますます愛着が湧いている状態なのだ。

これ以上アイテムが増えても、きっと限界まで着たおすには何年もかかるし、そんなにたくさんのアイテムを管理しきれる自信はない。

そして、もし愛着が湧ききる前に手放さなきゃいけないほど早くくたびれてしまうのなら、それもかなしい。


今までもミニマリストを目指して私服の制服化を目論んできたけど、ミニマリスト卒業宣言をした途端に気づいた事実。

私って、洋服持ちすぎだったんだな。


カジュアルすぎると感じるアイテムは、在宅勤務の制服(ワンマイルウェア)として大事に着ていくつもりだし、半袖の服や薄いカーディガンを季節問わずに(冬でも)着る習慣も身についてきた。

だから、これから買う洋服は、きっと絶対に300回以上着続けられるものにしたい。


大好きだったファストファッション、プチプラファッションブランドのSNSアカウントを、少しずつフォロー欄から減らし始めた。


絶対に買わないとは言わない。
どうしても欲しくなったら、もちろんちゃんと試着に行って検討する。

でも、たぶん大抵の服は、家のクローゼットにいるこのパーカーたちに愛情深さで勝てるわけないよ、と思うと、たぶんそう簡単に洋服は買えなくなる。

いずれは一シーズン2セットくらいのシンプルなクローゼットで、あますことなく洋服たちを愛し抜く生活をするのが夢だ。

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