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【伊丹市交通局】伊丹市バス電気バス登場!

兵庫県下では神戸市とともに公営でのバスが運行されている伊丹市。伊丹市バスを運行する伊丹市交通局さまでは5月15日から電気バスの運行を開始すると発表されました。それに先立つ5月13日には「電気バス導入記念イベント」が開催されました。早速訪ねてきましたのでご紹介いたします。

奈良時代に行基が開いたと伝わる昆陽池にほど近いイオンモール伊丹昆陽で5月13日に伊丹市交通局さまの「電気バス導入記念イベント」が開催されました。少し早く着いてしまったので、開催前に電気バスの様子を撮影しました。

イオンモール伊丹昆陽に停まる電気バス

「電気バス導入記念イベント」の前にイオンモール伊丹昆陽を改めて訪れると、受付で記念のグッズをいただきました。電気バスのクリアファイルや缶マグネットまで用意されていて新しいバスへの期待を感じます。

「電気バス導入記念イベント」でいただいた記念グッズ

イベントが始まり、電気バスの前でテープカットが行われました。

電気バス導入記念のテープカット

テープカットの後には伊丹市の藤原市長からのお話がありました。
京阪神の公営バスで電気バスの導入は伊丹市が初めてです。市長のお話からも意気込みが伝わってきました。

藤原伊丹市長からのお話

電気バスの運行開始は当初3月の予定でしたが、直前に判明したBYD製電気バスの六価クロム使用問題で延期されていました。伊丹市へ導入予定だったバスにも六価クロムが使用されている部品があったようですが、部品の交換がおこなわれて安全性の確認が取れたために、ようやくこの度、運行を始めることができたそうです。

式典の後は車両説明がありましたが、多くの方が車両付近に集まり危ないと判断されて終了となりました。その後は自由見学となったので、車両内外を拝見させていただきます。

混雑した電気バスの車内見学
混雑した電気バスの車内見学

伊丹市交通局さまに導入された電気バス、車両は他事業者さまで導入されているBYD社製ではなく、やはり中国メーカーのALFABUS社製の「ALFABUS ECITY L10」という製品です。

伊丹市交通局さまの電気バス

外観は白ベースに伊丹市交通局さまの在来車と同じ緑色の帯と、クリーンなイメージの青色を配した爽やかなデザインです。在来車とは違った雰囲気で街中では目立ちそうですね。

伊丹市交通局さまの電気バス
白色LEDの方向幕です
伊丹市交通局さまの電気バス
伊丹市交通局さまの電気バス

ヘッドライトは中国車によくある吊り目です。真ん中には伊丹の「伊」と昆陽池の白鳥をモチーフにした局章が取り付けられています。

伊丹市交通局さまの電気バス
ライトと局章

運転席周りも拝見させていただきました。ハンドルの左側はレシップさまのタッチパネル式系統設定器ですね。運賃箱は山陽バス等と同じ小田原機器さまのRX-FTS型です。そういえば伊丹市交通局さまも全国相互利用への対応はかなり遅い時期でしたね。

伊丹市交通局さまの電気バスの運転席
伊丹市交通局さまの電気バスのタッチパネル式系統設定器
伊丹市交通局さまの電気バスの運賃箱
伊丹市交通局さまの電気バスの車内表示ディスプレイ

座席はやはり海外タイプの固いシートのものです。壁面には充電用のUSBポートがありました。BYDのものとは少し違うようです。
それにしても、会場にいた方たちが一気にバスへ集まったので車内はすごい混雑…。とてものんびり撮影できる状況ではなかったので、早々に外へ出ました。

伊丹市交通局さまの電気バスの座席
伊丹市交通局さまの電気バスの座席
伊丹市交通局さまの電気バスのUSBポート

リアが開けられていて、中のバッテリーも見学できました。車両左後部からは電源ケーブルが伸びていて、スピーカーなどに接続されていました。このイベント会場で使われる電力はすべてこのバスのバッテリーでまかなっているとのことです。

伊丹市交通局さまの電気バスのバッテリー
伊丹市交通局さまの電気バスの給電口

伊丹市交通局さまの電気バスは2023年5月15日に運行を開始しました。

電気バス導入イベントの案内看板

イベントではのんびり撮影するというわけにはいきませんでしたので改めて営業運行中に乗り心地を体験したいと思います。


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